【経理の独学での勉強方法】未経験から経験者まで現役経理マンが解説
経理スタッフ

「来月初めて経理配属。いったい何をするんだろう?準備しておいた方が良い勉強とかあるのかな?非常に不安・・・」

こんな疑問、悩みに答えます。

このブログでは、「経理の勉強方法を知りたい方」に向けて、以下の内容で記事を書いていきます。

①経理業務の種類と特徴
②【経理の勉強方法】財務会計
③【経理の勉強方法】管理会計

「経理=仕訳を切る」
このイメージが強いかと思いますが、実際は幅広い業務を担っています。

仕訳を切るだけでなく着地管理や税務申告など聞きなれない業務も多いため、初心者にとっては最初に配属されるとチンプンカンプンになるかと思います。

このブログでは、不安や心配を少しでも拭えるように。
現役経理マンの当ブログ管理人が初心者から経験者までケースごとに勉強方法をご紹介していきます!

たかひろ@現役経理マンたかひろ@現役経理マン

「今まさに勉強方法を探している方、何から手を付けたらいいか分からない方は、ぜひ参考にしてみてください!」

無料で手厚いサポートが受けられる!管理部門におすすめ転職エージェント3選

経理業務の種類と特徴

まず初めに経理業務の種類と特徴について解説していきます。
この章は完全経理未経験&初心者向けになりますので、理解している人はコチラから読み飛ばすことが出来ます。

経理業務は大きく分けて以下3種類あり、それぞれの特徴をまとめていきます。

  • 財務会計
  • 管理会計
  • 税務会計

財務会計

“ザ経理業務”にあたるのが「財務会計」

財務会計は「主計」とも呼ばれていますが、その業務内容には

・月次決算
・四半期決算
・本決算
・株主総会計算書類作成
・監査法人対応
・各種仕訳

決算業務をメインに各種仕訳に株主総会の書類作成、監査法人対応などが業務として扱われます。

未経験者も初心者も多くはこの財務会計から業務に取り掛かり、経理の1年の決算サイクルを覚える事になります。
そのため、財務会計に関わる勉強は必須で常に会計基準は変化&進化していますので、ベテランでも勉強し続ける必要があります。

言い換えると、非常に基本中の基本ですので、財務会計が身につかなければその他の業務(管理会計、税務会計)につなげる事は難しいです。

関連記事:経理に向いている人、向いてない人の性格は?【現役経理マンが徹底解説】

管理会計

財務会計と対になるのが「管理会計」

財務会計は“過去”の数字を扱う一方で。
管理会計は“未来”の数字を司る業務になります。

そのため、主な業務内容には

・予算策定
・着地管理
・取締役会レポート
・役員レポート
・事業部レポート

予算策定や着地管理がメイン業務。
そして、財務会計の決算締め後の数字を使って役員や事業部長へのレポーティングも管理会計が行います。

そのため、財務会計の決算を読むスキルとレポーティングのセンスが問われます。

経理の花形チームにもあたり、キャリアプランとしては王道の道と言えます。

関連記事:経理のキャリアアップに必要な事とは【スキルや知識のレベルアップより大切な事】

税務会計

税金に関する処理をするのが「税務会計」

大企業では税務会計専門に行うチームがあります。
ただ、中小零細企業となれば財務会計もしくは税理士法人に委託するケースもあり、自社で行う機会はない会社もあります。

税務会計の主な業務内容は、

・税金計算
・税効果
・税務調査対応

特に忙しいのは本決算と四半期決算。
決算時期に財務会計と連携して税金計算を進めます。

会社の規模が大きければ大きいほど複雑な計算が増えるため、非常に高度なスキルが要求されます。

関連記事:なぜ経理の仕事はつまらないし楽しくないと感じるのか?【理由と解決策3選】

【経理の勉強方法①】財務会計

経理業務の種類と特徴が分かったところで早速勉強方法についてご紹介していきます!
まずは「財務会計の勉強方法」についてです。

未経験者から中堅、ベテランまでケースごとに分けて勉強方法をまとめていきます。

未経験&初心者

財務会計の未経験&初心者の方は、まずは「簿記」の資格を取りましょう。
簿記を通して、財務会計の基本的な「仕訳」の仕組みを理解する事が出来ます。

また、簿記を取得する事で転職にも有利になります。

まずは「3級」の取得に向けて勉強し、ゆくゆくは「2級」を取れるのがベスト。
ちなみに合格率は3級で50%前後、2級は20%前後です(2級はとても難しいです)

簿記の勉強は各書籍からテキストが多数出版されています。
しかし、経理の“け”の字も知らない超初心者にとってはテキストすら読んでも分からない事が多いです。

そのため、簿記試験を対策に「通信講座」や「資格スクール」に通うのも最短ルートで効率的な勉強方法と言えます。

おすすめは自宅にいながら勉強できる「通信講座(オンラインスクール)」
その中でもおすすめは以下3つ。

・Accountant’s library
・資格の大原
・資格スクエア

Accountant’s library

資格の大原

編集中

資格スクエア



1年の決算サイクルを経験した中堅

一通り経理の決算サイクルを経験出来れば財務会計の特徴や流れを把握する事が出来ます。

一度経験した中堅の経理が取り組むべき勉強方法は「簿記2級」の取得です。
もし簿記2級をすでに取得済みであれば、連結決算に取り組むのが勉強法としてはおすすめです。

勤め先の企業が連結でなければ、担当する事業部の仕訳以外の仕訳、決算を担当する事で業務の幅はぐっと広がります。

簿記の資格取得が経理の勉強には非常に最適です。
ただ、実務を通じた勉強を考えたら、企業ごとに仕訳や決算は異なるため、実務から学ぶのが最短ルートと考えます。

つまり、今まで担当した事のない事業部の仕訳を学ぶ事で経理としてのスキルや経験が磨けるという事です。

未経験の仕訳で立ち止まる場合は、簿記2級の勉強をすることでカバーする事が出来ます。

そんな簿記2級の勉強方法には以下3つの通信講座(オンラインスクール)がおすすめです。

・Accountant’s library
・資格の大原
・資格スクエア

Accountant’s library

資格の大原

編集中

資格スクエア



決算も締めた経験のあるベテラン

1年の集大成“本決算”も締めた事のあるベテランの場合
求められる勉強方法は財務会計以外の分野まで手を広げる事です。

つまり、管理会計や税務会計など関連はするもののメインでは取り組んでこなかった分野
これらの関連分野を勉強する事でより経理マンとしてのスキルや経験を積み上げることが出来ます。

今後の経理マンに求められるスキルは「経理業務プラスα」です。
主計の仕訳や決算だけでなくチームをまとめるマネジメント経験や管理会計の予算策定など。

一つに偏らず幅広く身に着ける事で転職にも有利になります。
転職活動が有利になるだけでなく年収アップにも貢献出来ますので身に着けない方法はありません。

ぜひ、高みを目指してステップアップしましょう!

ちなみにベテランでの勉強方法はやはり「簿記」ですが。
「簿記1級」や「会計士試験」に挑戦するのが勉強方法としてはおすすめです。

関連記事:経理は忙しい?この問いに答えます【結論は決算時期と月初が鬼多忙】

【経理の勉強方法②】管理会計

ここからは「管理会計の勉強方法」についてです。

財務会計と同じくケースごとに勉強方法をまとめていきます。
管理会計を目指す方は、ぜひ参考にしてみてください!

未経験&初心者

管理会計に初めて配属となった未経験&初心者がまずやるべき勉強は「簿記」

新卒女子

「ん?財務会計と一緒?」

管理会計に配属する場合、その多くは財務会計出身者です。
なぜなら、財務会計と管理会計は表裏一体。共に動くことがほとんどです。

そのため、財務会計の決算書や仕訳が理解できなければ管理会計も務まりません。

つまり、未経験&初心者が最初にやるべき勉強方法は財務会計と同じく「簿記」になるという事です。

関連記事:経理へ転職は未経験だと難しい?【30代現役経理マンが徹底解説】

予算策定を任されたリーダー

管理会計に配属になったらまず与えられる業務の多くが「予算策定」
会社の全社予算と事業部単位で作る事業部予算の2種類があり、企業の規模によって任される範囲は異なります。

そのため、管理会計が勉強すべきは自社サービスの特徴です。
もっと言うと事業部のサービスの流れや売上利益の構造とワークフローを理解するのが先決と言えます。

事業部理解が乏しいと予算を組むことも出来ません。
予算は「売上=単価×KPI(業績指標)」の因数で導き出され、KPIの算出も管理会計の重要なミッションです。

KPIの算出が甘ければ売上予算はばらつきが生まれ、結果予実対比の際に大きな“ズレ”が起きてしまいます。

これらの策定を精度高く組み立てるためにも事業部理解、果ては自社ブランド理解から生み出すことが出来るのです。

関連記事:【体験談】経理未経験の1年目は辛くしんどい【辞めたい毎日への対処法】

予実管理から役員レポートも担うベテラン

予算策定も任され、予実管理を任されるようになれば経営層へのレポーティングが最終的なミッションになります

役員や事業部長など責任者へのレポーティングには高度な分析スキルとレポート能力の両方を兼ね備える必要があります。

分析スキルとは、予実管理から

・なぜ予算対比でばらつきがあるのか?
・実績の異常値チェック
・予算策定の精度チェック

財務会計が作った決算をもとに予算とぶつけて予実管理から予実分析を行う。
多角的な視点と決算を読めるスキル、異常値を見つけられる先見の明も必要となります。

また、レポーティングにはエクセルや会計システムへの深い理解も必要です。
つまり、ITリテラシーにも強くなければ勤められない仕事と言えます。

関連記事:【経理のエクセル活用術】業務効率化&自動化に役立つ関数5選と使い方

まとめ:まず取り組むべき経理勉強法は「簿記」

経理の勉強方法について未経験から経験者まで情報をまとめてきました。

今回の記事では「財務会計」「管理会計」の2種類の業務についての勉強方法をまとめてきました。
両方に共通して当てはまる勉強方法は「簿記」です。

簿記は経理の基本から応用まで幅広く勉強する事が出来る検定試験。

まずは3級から勉強し始め、一通り決算に携わるようになれば2級や1級を目指すのがおすすめです。

簿記の勉強には自宅にいながら勉強できる通信講座(オンラインスクール)がおすすめ。
今では多くの通信講座が存在しますが、あなたに合ったスクールを選ぶようにしましょう。