「経理に向き不向きってあるのかな?転職も考えているので、経理に向く人の特徴や性格も事前に確認しておきたい!」
こんな疑問、悩みに答えます。
このブログでは「経理に向き不向きな人の性格を知りたい方」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。
- 経理に向いている人、向いてない人の性格
- 経理に向いているか分からない方にまず確認して欲しい事
- 経理未経験でも目指したい方に取り組んで欲しい事
経理は、他の職種に比べ向き不向きが大きく分かれる職種です。
当ブログ管理人は、大手製造業で働く現役の経理マン。
前職でも6年間管理部門に所属し、経理の仕事を長年行ってきた“経理畑”に精通してきた人間です。
そのため、経理の業務だけでなく経理で働く人はどんな人が多いのか?
経理をすぐに辞めてしまう人、長期間働いても苦にならない人の性格は何なのか?仕事&職場を通して見えてきました。
今までの経験を活かして、経理業務の特徴も上げつつどんな人が経理に向いているのか?向き不向きを解説していきます!
「経理など管理部門への転職を考えている方もぜひ参考にしてください!」
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経理に向いている人、向いてない人の性格は?
早速経理に向いている人、向いてない人の性格についてお話していきます。
経理業務の特徴にも触れながら向き不向きを以下の順番でまとめていきます。
- 経理業務の特徴
- 経理に向いている人の性格8選
- 経理に向いてない人の性格は1つだけ
経理業務の特徴
まず経理業務の特徴についてご紹介していきます。
経理の主な業務は大きく分けて3つです。
・管理会計
・税務会計
業務内容について詳しく知りたい方は以下関連記事で情報をまとめていますのでご覧ください。
こんな疑問、悩みに答えます。 このブログでは、以下の内容で記事を書いていきます。 ・経理の勉強方法を知りたい方に ・まずは経理業務の種類と特徴を解説しつつ ・未経験から経験者までケース毎に ・適した勉強方法とおすすめ教材 …
上記の主な業務から経理の共通した特徴を挙げることが出来ます。
それが、以下3つの特徴。
- 【特徴1】専門性が高い
- 【特徴2】対外交渉は少ない
- 【特徴3】ITリテラシーが必要
【特徴1】専門性が高い
言わずもがな経理業務は専門性の高い仕事が多いです。
会計の知識、経理の仕訳の経験や技術がなくては務まらない仕事です。
新人で経理に配属すると、段階を踏みながら着実に仕事を覚えてキャリアを積んでいくのが一般的です。
年一で行う業務(本決算、税務申告、株主総会計算書類作成)も多いことから、早々覚えられない業務も多いのも特徴の一つです。
そのため、経理は専門性を極めたい“エキスパート職”を好む人は向いていると言えます。
別職種で言うとエンジニアやデザイナー、アナリストなど専門職と呼ばれる職種が当てはまります。
関連記事:経理は忙しい?この問いに答えます【結論は決算時期と月初が鬼多忙】
【特徴2】対外交渉は少ない
営業と異なり、外回りはなくクライアントという概念はありません。
経理の顧客は“社内顧客”つまり社内に勤める従業員に対してサポートを行います。
どういうことかと言うと、例えば「経費計算」の場合。
従業員の提出した経費計算の資料が正しく金額申請されているか、領収書は忘れず提出されているか。必ずチェックします。
また、営業部に対しても月次の売上、利益、費用のレポートを提出。
加えて、前月との変動から異常値を報告したり、次月のシミュレーション(管理会計)を改善提案として提出も行います。
対外的な交渉はほとんどありません(あるのは監査法人や税理士法人くらい)
そのため、黙々と一人で作業&完結させる業務が他職種に比べたら多いです。
しかし、誤解されがちなのが、全ての業務で「経理の仕事は黙々と一人で行うことが多い」という点。
そんなことは全くありません。
社内顧客に対して頻繁にコミュニケーションを図ります。
事業が拡大すれば、子会社管理も任されるため、コミュニケーションを取る相手はますます増えます。
少しイメージが湧かない方は、以下動画をご覧ください。
経理が社内の従業員とコミュニケーションを取る様子が描かれており、まさにこのようなやり取りが経理の業務では行われています。
【特徴3】ITリテラシーが必要
経理の仕事のほとんどがパソコンを用いて完結させます。
経理の代表的な仕事の一つ“仕訳”も会計ソフトを使って入力します。
また、大企業となれば会計システムはより複雑になります。
「SAP」や「Hyperion」「Oracle」など非常に高度な技術が集結したシステムを使いこなす必要があります。
そのため、パソコンだけでなくこれらのシステムも使いこなせる「ITリテラシー」は重要になってきます。
完全に理解する必要はありませんが、パソコン、システムに対する免疫はつけておくことが大切だと私は思います。
そもそも経理の中で完全に理解している人はいません(理解できません)
システムの不具合が起きればシステム部門に毎回質問していました。
経理が行うべきは、経理業務で必要なシステムの使い方を理解しておくことです。
関連記事:【経理のエクセル活用術】業務効率化&自動化に役立つ関数5選と使い方
経理に向いている人の性格8選
経理業務の特徴を細かく解説してきました。
特徴を踏まえて、ここから経理に向いているのはこんな人を挙げていきます。
8つ挙げていきますので、当てはまるか確認してみて下さい。
半分以上当てはまれば、あなたは経理向きです。ぜひ経理に転職してきてください!
【性格1】細かい所に気づきやすい
経理の仕事は1円単位も間違ってはいけません。
仕訳の入力でも、勘定科目が1円ズレただけでも期末に整理仕訳で修正する必要があります。
また、提出された資料や提出データも一つも正しい資料はないと捉えて確認する癖をつけましょう。
万が一、間違った資料が最終フローまで流れてしまうと経理の責任になってしまいます。
間違っているものとして確認し、かつ細かい所まで気づける人は経理向きです。
関連記事:経理は楽な仕事?【暇なのは成長の証でも初心者は勉強漬けの毎日】
【性格2】非大雑把
細かい所に気づけない人は「大雑把」です。
そのため、【性格1】には残念ながら当てはまりません。
さらに、経理の業務に紙のファイリングがあります。
月次決算後に提出される膨大な領収書が貼られた資料や仕訳データをファイリングする作業です。
ファイリングを行う理由は、監査法人の監査対応で資料が必要になるため。
綺麗にファイリングしておかなければ効率的に適切な資料の提出が出来ないためです。
また、過去の仕訳を確認する時にもファイリングは確認します。
確認作業の時にファイリングが適当だったり、どこにファイリングしているのか分からない状況では、ファイリングとは言えません。
経費計算でも領収書を貼ってファイリングしますが、大雑把な人は領収書を貼ることすら忘れます。
以上のことから、非大雑把な人が経理に向いています。
関連記事:経理の5大ストレスを現役経理マンが暴露【プレッシャーに打勝つ対策】
【性格3】数字に強いor好き
経理の仕事は数字と友達になります。
数字を用いてコミュニケーションも図ります。
例えば、仕訳を切るにしても細かい数字を確認しながら慎重に対応します。
数字に強くなくても抵抗があると仕事になりません。
四六時中数字と格闘しますので、数字に強かったり好きでなければ苦痛以外の何物でもありません。
関連記事:【体験談】経理は資格が無いと転職や仕事は出来ないのか経験者が解説
【性格4】素直で真面目
営業のように一匹オオカミでは経理の仕事は務まりません。
決算業務も仕訳も全て関連性が高く、あなたの仕訳が別の人の仕訳と影響し合っています。
そのため、間違った時は素直に間違いを受け入れ修正する。
1円たりとも間違えず仕訳を切る真面目な姿勢が経理には必要です。
大袈裟にはったりをかけて契約を取る営業とは異なります。
堅実に間違うことなく、正しく真面目に行える経理ほど重宝されます。
関連記事:経理は人間関係の良好さで仕事の質が決まる【理由と3つの築く方法】
【性格5】責任感が強い
経理はチームワークが大切です。
あなたの仕訳が必ず別の人の仕訳に影響しています。
つまり、あなたの間違いは経理全体に波及します。
あなたが受け持つパートは責任をもってミスすることなくしっかり仕上げましょう。
「ちょっとの間違いでも大丈夫だろう」では到底務まりません。
関連記事:経理を辞めたい理由とアドバイス【伝えたい事:完璧な人間などいない】
【性格6】一つのことを突き詰めるのが好き
経理は専門職です。
「一つのことを突き詰めるのが好き」な人には天国のような場所です。
専門性が高ければ高いほど職場では重宝されます。
つまり、別の企業へ転職しても即戦力として採用されるため、転職にも有利となります。
関連記事:経理のモチベーションを上げる方法【大切な事は成功体験の積み上げ】
【性格7】パソコンに慣れている
仕訳入力から決算まで全てパソコンを使って作業します。
“パソコンが苦手”は論外です。すぐに改善しましょう。
しかし、パソコンに慣れている人は向いています。
さらに、パソコンが得意、操作が早い人はより業務効率が図れます。
関連記事:経理経験を活かした副業おすすめ10選【在宅リモート&土日だけも可】
【性格8】ジェネラリストよりスペシャリスト
経理の業務は一つのことのスペシャリストを目指しましょう。
スペシャリストになれた頃には、他に関連業務についても知見が身についています。
なぜなら、経理の業務は全てつながっているからです。
一つのことを極めるためには関連業務も身に着ける必要があります。
中途半端なジェネラリストより1つのことを極めるスペシャリストを目指す人が経理向きと言えます。
関連記事:大企業が合わない人の特徴10選【安定・安泰を好まない人は向いてない!】
経理に向いてない人の性格は1つだけ
一方で経理に向いてない人はどんな人が挙げられるのでしょうか。
経理に向いてない人はたった一つの特徴で分かります。
それは、問題や間違いを「隠す人」もしくは「隠そうとする人」が経理には向いていません。
これは断言します。
理由は、経理が開示する決算資料並びに社内資料は非常に重要な資料だからです。
特に開示書類に至っては社外のステークホルダー、投資家も目を通します。
開示書類を元に会社の株を買うか判断されるため、社会的にも大きな影響力を持つことになります。
社内資料についても経理の資料を使って、今後の事業計画や会社の意思決定に用いられるケースが多いです。
そんな重要な資料を作成する経理に間違いがあっては許されません。
まして問題を隠したまま、決算を開示してしまうと悪質なものだと“粉飾決算”と捉えられてしまいます。
粉飾決算はもはや「事件」です。
社会的信用は地に尽きます。経理のたった一つの隠ぺいによって起こりえます。
どんな些細なことも間違いは報告が義務付けられます。
怒られても報告は徹底されます。それは、経理だけでなく会社の未来につながってくるからです。
間違いを隠す癖がある人、怒られるのが怖い人は経理には向いていません。
責任感が強く、それぞれの正義の名のもとに経理という仕事が出来る人だけが向いていると言えます。
関連記事:経理は楽しい!面白さはズバリ自己成長【現役経理マンが語る楽しさ5選】
経理に向いているか分からない方にまず確認して欲しい事
これまで、経理に向いている人、向いてない人の性格特徴を挙げてきました。
「特徴や性格は分かったけど、まだ私が経理に向いているか分からない・・・」
そんな経理に向いているか分からない方にまず確認して欲しい事があります。
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経理未経験でも目指したい方に取り組んで欲しい事
「私は経理未経験で向いていないかもしれないけど、やってみたい!チャレンジしてみたい!」
そんな経理未経験でも目指したい方に取り組んで欲しい事があります。
それは、一先ず転職活動をしてみて転職エージェントのアドバイスを貰うことです。
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その中にはあなたと同じく、経理に向いていなくても転職エージェントのアドバイスによって経理に転職できた人もいます。
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つまり、最初は転職のプロの相談を受けて、進むべき方向性を見出すことが大切ということです。
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関連記事:転職活動初心者なら転職エージェント利用は必須【理由と疑問に回答】
関連記事:転職エージェントは複数使うべきか?【何社掛け持ちがベストか理由も解説】
経理未経験でも転職できる可能性は十分ある
中には未経験では経理に転職できない、と考える方もいるかと思います。
しかし、未経験でも十分転職できる可能はあります。
30代、30代後半であっても転職活動のやり方によって成功率は高まります。
大事なのは「応募する求人」にあります。
・転職エージェントを使って
・経理未経験でも採用中の求人を探して
・応募して面接時のアピールを細部までこだわる
大事なのはポテンシャルを伝えること。
経理経験者と同じ土俵で戦っても敵うはずがありません。
伝え方次第で内定の獲得率は上がります。
詳しくは以下関連記事で情報をまとめています。
エビデンスと私の実体験に基づきまとめていますので、未経験で転職予定の方は参考にしてください。
関連記事:経理へ転職は未経験だと難しい?【30代現役経理マンが徹底解説】
まとめ:経理は向き不向きが顕著に出る職種なので対策必須
経理に向いている人、向いてない人の性格についてまとめてきました。
改めて、経理の向き不向きについてまとめると、
- 経理に向いているのは「責任感が強く、素直で真面目な人」
- 経理に向いてないのは「問題や間違いを隠す人」
経理はそれぞれの正義の名の下に仕事をしています。
間違いをすぐに隠す人、怒られたくないがために報告しない人はまず経理には向いていません。
営業など一匹オオカミでもやっていける仕事、職種に就いた方が良いでしょう。
しかし、それでも経理を目指したい方や未経験者は転職エージェントの利用を強くおすすめします。
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相談するだけでも視野は広がりますので、まずは最初の一歩を踏み出すところから始めましょう。
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