「異動・転勤で地方勤務になってしまった・・・家族もいて妻は仕事持ち、単身赴任を選ぶべきか非常に悩む。一層のこと転職した方がいいのだろうか?」
こんな疑問、悩みに答えます。
このブログでは「転職もしくは異動で地方勤務になった方」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。
- 地方勤務は辛く孤独である体験談
- 地方勤務のメリット・デメリット
- 家族、子供がいるなら尚更よく考えるべき事
- 転職を決意した時に注意したい3つの事
人生に大きくかかわる転勤や異動による地方勤務。
(地方⇒都会の転勤もありますが、本記事では地方勤務にフォーカスします)
会社の業態、都合とは言え辞令が発令されれば従う他ありません。
その時に何を重視するのか?給料か生活か人生か配偶者か恋人か。
天秤にかけて、将来進むべき道を選択する必要があります。
失敗もありますが、ベストアンサーを出せるとより人生は豊かになります。
「今まさに悩まれている方に対して、地方勤務の経験もある私が実体験と客観的意見も取り入れながら解説していきます!ぜひ参考にしてくださいね!」
独身でかつ20代の若者であれば積極的に地方勤務を選ぶのもありです。
それは、長い人生において良い経験になるから。
しかし、結婚していたり家族がいる場合は話はまったく別です。
都会から地方への移住は相当な覚悟が必要です。特に付いていく側。
さらに、単身赴任という選択肢を選んだら間違いなく苦しい日々が待っています。断言できます。
すでに地方勤務に転勤になって少しでも違和感を覚えたら「転職」をおすすめします。
会社のために尽くすのは美学かもしれませんが、それ以上に家族との人生が大事です。
家族でしっかり話し合って、都会に戻る決断に至ったなら早急に行動しましょう。
転職には「転職エージェント」の力を借りた方がスムーズかつ短期間で内定獲得につながります。
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【体験談】地方勤務は辛く孤独です
まず初めに地方勤務は辛く孤独であるという体験談をお話していきます。
私の話だけでは共感ポイントも少ないかと思いますので、客観的意見も交えてまとめていきます。
今まさに地方勤務で転職しようか考えている方の参考になればと思っています。
話す順番は以下の通りです。
- 地方への転職に興味・関心がある年代別の割合
- 実際どうなの?地方勤務のデメリット
- 地方勤務によって生活は一変します
- 地方への単身赴任を経験して感じた事
地方への転職に興味・関心がある年代別の割合
まず、地方勤務、地方への転職に関する意識調査をまとめたレポートがありますのでご紹介します。
人材紹介サービス大手のパーソルキャリアが運営する「doda(デューダ)」は、20代~50代のビジネスパーソン(1,200人)を対象に「地方への転職」について調査を実施。
調査の結果、20代男性の東京都出身者の半数が地方勤務に興味・関心があることが明らかとなりました。
若い世代ほど都会ではなく地方で仕事をすることに興味を持っているようです。
さらに、20代、30代に地方転職に興味・関心を抱く理由をアンケートしてみると上位は以下の通り。
2位:39.8%「満員電車に乗ることが減るため」
3位:39.2%「自然豊かな土地で暮らせそうなため」
若い世代ほど給料も高くないため、生活費が安いのに越したことはありません。
地方勤務はメリットが多そうですが、満員電車を避けるのは苦しみから逃れようとしているだけ。
都会でがっつり働いて稼ぎたいとがつがつした考えを持った若者は減ったのでしょうか。
ただ、今回の結果で注目すべきは30代以降の結婚している年代。
20代に比べて30代以上の年代は10%近くが地方転職に興味・関心が薄まっている結果となっています。
「20代はまだまだ若くてチャンスも転がっている、地方勤務の転勤が命じられれても今後の人生のプラスになるからおすすめです!」
関連記事:満員電車のストレスは不快指数80超え?【解消法と苦痛から脱出する方法】
実際どうなの?地方勤務のデメリット
地方勤務にもデメリットはあります。
人材紹介サービスのリクナビネクストに掲載された転職コラムに経済アナリストの「森永卓郎さん」がそのデメリットを話していましたのでご紹介します。
【地方に転職した場合のデメリット】
・多種多様な最新の都市文化に触れられない
・良くも悪くも人づき合いが密になる
・徹夜での夜遊びが難しくなる
出典: リクナビネクスト「都心転職vs地方転職「勤務地食わず嫌い」のデメリット」
メリットについては、地方で生活する上での生活費の安さは絶賛されています。
dodaが行った意識調査も同じ結論となっています。
ただ、一方でトレンドの最先端は常に都市にあり、都市文化に触れることで流行にも敏感になれる。
エンジニアやデザイナーなど最先端の技術を取り入れ、サービスに活かす職業にとってはデメリットの方が大きいです。
また、結婚していれば地方勤務への転勤が決まった場合、必ず将来のことについて家族で話し合わなければなりません。
それは、転勤が今後の人生を大きく左右する出来事だからです。
関連記事:大企業が合わない人の特徴10選【安定を好まない人は向いてない!】
地方勤務によって生活は一変します
良くも悪くも地方勤務によって生活は一変します。
結婚しているのであれば尚更一変します。
私も地方勤務となって生活が一変してしまいましたが、それ以上に不幸になる人は多々います。
Yahoo!が提供するQ&Aサイトに以下の悲痛な叫びがコメントされています。
転勤のせいで不幸。人生めちゃくちゃです。 結婚してから三回転勤で引っ越しました。元々関西に住んでいて最初の転勤で初めて関東に来ました。子どもはまだ生後半年でした。
出典: Yahoo!不動産
中でも特に悔しさや辛さが滲み出ているコメントが以下。
悔しくて、会社が憎くて涙が出ます。
転勤したからといって昇進してるわけもなく、給料は毎年4月に年齢に応じた数千円が上がっているだけです。
大企業でもベンチャーでも地方勤務であろうと給料は数千円しか毎年上がりません。これは事実です。
歩合でない限り、どんなに努力し、頑張って評価されても上がる金額は会社の規定ですでに決まっています。
生活費は安く抑えられますが、それ以上に犠牲になってしまうものもあります。
あなた一人の転勤、転職は特に問題はありません。
しかし、結婚して二人(かそれ以上の家族)の人生も背負うことになると、この現実を目の当たりにして、地方勤務を選ぶことはできますか?
余談ですが、単身赴任を選んだ場合、離婚に至るケースが増える事がアメリカの調査結果で明らかとなっています。
原因や理由について気になる方は、以下関連記事で詳しく情報をまとめていますので参考にしてください。
生涯で経験しない人もいる「単身赴任」 しかし、単身赴任の生活はあなたの想像以上に過酷で辛いものが待っています。 このブログでは、以下の内容で記事を書いていきます。 ・単身赴任中もしくはこれから経験する方に ・単身赴任は想 …
地方への単身赴任を経験して感じた事
私も地方への転勤を経験したことがあります。
経験したエピソードを簡単にご紹介します。
まだ結婚して間もない頃に単身赴任という働き方を取ったために、最も苦しかったのは「子供」のことです。
結婚当初から子供を望んでいましたが、単身赴任となってしまったため、出来るはずもありません。
しかし、会社の事業規模拡大に伴ってシステムの導入、経理業務のスリム化を推し進める中で地方勤務の異動が発令されました。
最初は新天地で働けること、期待されていることから前向きに捉え働いていました。
しかし、「私の人生で大切なものは何か?」を非常に長い時間考えさせられました。
仕事が終わって帰る車内で特に考え、徐々にモチベーションもやりがいも地方勤務では見出すことが出来なくなり、辛い日々が続きました。
私の場合、長期滞在ではなかったため半年程度で東京に戻ってくることが出来ましたが(何度も会社と交渉もしたためもあり)
期限なしで地方勤務を命じられる会社員はごまんといます。
何度も言いますが、独身で特に地方勤務に抵抗のない方は地方勤務をおすすめします。
それは、新天地で得られる経験や機会は他では得られない人生の宝です。積極的に経験すべきだと考えています。
しかし、独身ではなく結婚しているのであれば、話は別です。
あなた一人の人生ではなくパートナーと築き、紡いでいく大切な人生が将来存在します。
あなた以上にパートナーは孤独を感じています。
二人の人生を地方勤務によって音を立てて崩されるのは避けるべきです。あってはなりません。
同じような境遇で夫婦仲が地方勤務によって悪くなっている方は、今すぐ転職することをおすすめします。
地方勤務でも都会に戻る転職活動のサポートを転職エージェントは取り計らってくれます。
電話面談、遠方からでも選考に進める求人の選定、転職市況の最新情報。登録しているだけでも情報収集の観点からメリットが多いです。
私も地方勤務時に転職エージェントに登録して活動をしていました。
その中でも特にサポートが充実していた3社を厳選してご紹介します。ぜひ参考にしてください。
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転職エージェントの利用が初めての方は以下関連記事もご覧ください。
関連記事:転職活動初心者なら転職エージェント利用は必須【理由と疑問に回答】
関連記事:転職エージェントは複数使うべきか?【何社掛け持ちがベストか理由も解説】
地方勤務となるケース(事例の整理)
どのような状況において地方勤務となるのでしょうか。
ここでは地方勤務となるケースを事例別に整理してみたいと思います。
【ケース1】自主的に地方勤務を選ぶ場合
dodaが公表する「地方への転職に関する意識調査」でも分かる通り、若い世代は地方勤務に興味を示しています。
このように生活費が安い、チャンスが転がっている、新天地で頑張りたい、などの理由で「自主的に地方勤務を選ぶ場合」があります。
もしくは会社の事業規模拡大によって地方支社ができて、その立ち上げに参画するなども考えられます。
自主的に選ぶことはポジティブな理由のため、積極的に地方へ転勤、転職することをおすすめします。
若い世代ほど伸びしろはまだまだあるため、様々な経験を経て30代を迎えると他の30代より圧倒的に差をつけることも出来ます。
関連記事:同期や後輩が出世し遅れて焦っては手遅れ?【嫉妬の前にやりたい対策5選】
【ケース2】期間限定で地方勤務が命じられた場合
私の場合がこれにあたります。「期間限定で地方勤務が命じられた場合」
転勤ありの総合職でない限り、そうそう地方への転勤はありません。
しかし、先ほどの事業規模拡大や地方への支社出店に伴って人員を地方に配置しなければならないケースが発生します。
その際に現地採用までの期間、本部の人間を地方に送り込む人事戦略が練られます。
その戦略に私が当てはまってしまったということです。
ポジティブな理由ではあるものの家族との対話は必須です。
出来れば人事発令が出る前に家族とよく話し合って将来のことを設計した方が良いでしょう。
関連記事:地方から都会に転職・就職は難しい?【注意点と5つの具体的行動】
【ケース3】転勤ありの総合職の場合(最も注意したい)
最も将来設計が難しいのが「転勤ありの総合職の場合」
電機メーカーや商社に多く見られる雇用形態です。
この手の業界、仕事に就いている方は、全国転勤は覚悟して就職しなければ後で後悔します。
さらに、転勤族と結婚したい場合も転勤ありき(つまり将来設計が立てづらい)で結婚を覚悟しなければなりません。
しかし、中には愛が先行してしまい働き方については直面しなければ分からないことも多いです。
そのような状況に置かれてしまった場合は、転職を選ぶことも一つとして頭に入れておいた方が良いでしょう。
選択肢は多く持っておいた方が気が楽になります。
転職活動時も自力で進めるのではなく、サービスを受けた方がスムーズに進みます。
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ただ、地方勤務の状態で都内に戻る転職活動を計画する時に注意したい点が3つあります。
次章で解説します、地方在住で都内に戻る転職活動は非常に難しいと捉えておいた方が良いでしょう。
関連記事:転勤のない仕事の探し方とおすすめ職業5選【転勤の目的と多い業界の特徴】
地方勤務で転職活動する際の3つの注意点
あなたが今地方勤務で何らかの理由で都内に戻る転職活動を計画しているとしたら。
地方勤務で転職活動する際の3つの注意点をご紹介します。
私も就職活動の時に福岡と東京の往復で活動していた経験があります。
また、地方勤務で味わった不便さも経験としてありますので、体験談を交えてご紹介していきます。
【注意1】選考は基本東京で実施
当然ですが、都内に戻るのであれば転職活動時の面接などの選考は基本東京で行われます。
中にはスカイプ面接や電話面談も可能とする企業もあります。
しかし、これらの企業は1次2次と言った人事面談のみ。それ以上の役員、最終面接は東京で行われます。
さらに、全ての企業で遠隔での採用面談を取り入れている訳ではありません。
気になった企業、転職したい会社が見つかっても選考は全て東京本社で行われる企業の方が圧倒的に多いです。
つまり、この時点で地方勤務だと転職の機会を失ってしまっていることになります。
関連記事:【体験談】転職活動は「働きながらor辞めてから」だとどちらが有利?
【注意2】時間的&経済的余裕はなくなる
さらに、東京で選考が行われるということは東京へ向うための旅費は自腹。
出向くたびに時間的にも経済的にも浪費も増えていきます。
経済的に豊かで給料も高いのであれば余裕はあると思います。
しかし、場所によって飛行機片道2万円以上(往復で4万円)かかる場合もあります。
余裕があっても選考が上手く行くか分からない企業を選ぶのはナンセンスです。
しっかり、あなたが描く将来設計に沿った会社を選んで第1志望以外の企業は受けないという覚悟で臨まれるといいです。
また、転職活動には「転職エージェント」の利用は必須です。
不便な転職活動ほど転職エージェントの力は借りるべきです。
転職エージェンに現状を相談して、あなたに合った求人を紹介してもらうと効率的に転職活動を進めましょう。
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【注意3】有給休暇は計画的に
最後に「休み」の件です。
遠隔での面談が可能でも最終面接は本社で行われます。
その際、土日ではなく平日に行われます(業界の勤務体系を除く)
平日に選考が行われるということはあなたは休みを取って出かける必要があります。
その時に有給休暇が1日も残っていないと受けることすらできません。
地方勤務の転職活動において有給休暇は計画的に取得する必要があります。
特に注意したいのは転職したばかりで地方勤務になった場合。
しかし、何らかの事情で都内に戻る必要があり、転職活動をしている。
この場合は有給休暇が付与されるまで待つか、土日の面接をお願いするか。
後者はまず難しいでしょう。前者が有力です。
しっかり先々の将来を見据えて、地方勤務は選ぶようにしましょう。
関連記事:平日休みが嫌で転職したい気持ちは正解【土日休みより転職に有利な理由】
まとめ:地方勤務が辛いなら無理せずすぐに転職を推奨!
地方勤務で転職活動する際の注意したい3つのことについてまとめてきました。
改めて、記事のポイントをまとめると、
- 若い世代ほど地方勤務に興味・関心を寄せている
- しかし、結婚している場合は注意
- 転勤は生活を一変させて将来設計も立てづらい
- 地方勤務から都内に戻るための転職活動は不便
- 不便な転職活動ほど転職エージェントの力を借りるべき
地方勤務や転勤、単身赴任は味わってみないと経験出来ない所があります。
しかし、後に気づいても「後の祭り」
地方勤務の辞令が発令されればその時点で行くべきか断るか選択すべきです。
どうしても会社が強行するようであれば転職も念頭に置いておいた方が良いでしょう。
ご紹介した通り、地方勤務から都内に戻る転職活動は非常に不便です。時間的にも経済的にも浪費がひどいです。
私のリアルな体験談も交えてご紹介してきました。
今まさに地方勤務で悩まれている方には、参考にしてみてください。
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とはいえ、転職するにしてもどんな仕事が向いてるのか。
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