「外仕事とも呼ばれる現場仕事にはどんな種類がある?特徴はきついし辛い?仕事には興味あるけど職選びで迷っている・・・」
こんな疑問、悩みに答えます。
このブログでは「現場仕事に興味があって職を探している方」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。
- 現場仕事(外仕事)の代表的な種類10選
- 現場仕事(外仕事)の業界に共通する特徴とは
- 現場仕事(外仕事)はメリットよりデメリットの方が多い
- 現場仕事(外仕事)が向かないなら転職orITスキル習得がおすすめ
先に現場仕事がどんな仕事かお伝えすると「過酷」
どんな仕事よりも過酷です。
しかし、現場仕事は何が辛いかって長時間の屋外作業。
人間の意志に反して働き続けなければならないリスクがあります。
現場仕事(外仕事)の代表的な種類と特徴から就職するメリット・デメリットを詳しく解説していきます!
「現場仕事が向かないと感じる方にはおすすめの職種・スキルもご紹介していきます。今まさに現場仕事で職を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。」
現場仕事(外仕事)の代表的な種類10選
早速現場仕事(外仕事)の代表的な種類10選をまとめていきます!
- 塗装工
- 内装工事
- 左官
- 大工
- 舗装工
- 造園工(庭師)
- 解体工事
- 土木作業員
- ダンプカー運転手
- 警備員
順番に仕事内容をそれぞれの仕事の特徴を解説していきます。
【仕事1】塗装工
まず1つ目の現場仕事が「塗装工」
ペンキなど塗料を使って塗装する仕事。
塗装する対象物としては、建物や自動車、家具など。
対象となる素材に応じて塗料も使い分けます。
むき出しとなった対象物の塗装は基本屋外で行われます。
【仕事2】内装工事
次に2つ目の現場仕事が「内装工事」
建物内部(設備、床など)を仕上げる仕事。
具体的には、クロス工事、インテリア工事、仕切り工事など。
仕上げ工事のため、資材の運搬も頻繁に行われます。
建物内外への出入りも多いため、体力的にもきつい仕事になります。
【仕事3】左官
3つ目の現場仕事が「左官」
建物の壁や床を塗り仕上げる仕事。
使われる道具は左官鏝(こて)と呼ばれる工具。
適当に塗れば仕上がるというわけではありません。
経験が浅いと、塗りむらや色むらがどうしても発生しやすい。
熟練の業と経験がものをいう代表的な現場仕事の一つです。
【仕事4】大工
4つ目の現場仕事が「大工」
木造建造物を建てる仕事。
具体的には、建造物の建築や修理を行います。
大工の仕事は多岐にわたり、使用する道具も多い。
設計図に従って建築するため、経験が必要になってきます。
【仕事5】舗装工
5つ目の現場仕事が「舗装工」
地盤にコンクリートなど敷き詰める仕事。
地盤を舗装し、自動車荷重など耐えられる道路を作ります。
敷き詰めるのはアスファルト、砂、砂利など。
工事を行う道路によって、舗装手段も異なります。
【仕事6】造園工(庭師)
6つ目の現場仕事が「造園工(庭師)」
庭園等を手入れする職人のこと。
具体的には、樹木の手入れ、景石の据え付けなど。
庭師が手入れする場所も様々。
日本庭園、ゴルフ場やホテル、商業施設など。
目的に応じて行われる造園工事も異なります。
【仕事7】解体工事
7つ目の現場仕事が「解体工事」
建物などを解体・除去する仕事。
解体で使用される重機は主に油圧ショベル(ユンボ)。
そのため、資格を取得しておいたほうが有利。
必要な資格には「運転免許」と「操縦資格」の2種類。
解体工事に就くなら事前に取得しておきたい資格になります。
【仕事8】土木作業員
8つ目の現場仕事が「土木作業員」
土木工事現場に就いて働く仕事。
主には建設現場や道路整備などの現場仕事。
重機では作業できな現場も多く存在します。
そんな人の手を入れる必要がある細部の作業なども行います。
【仕事9】ダンプカー運転手
9つ目の現場仕事が「ダンプカー運転手」
ダンプカーを運転して目的地まで資材等を運ぶ仕事。
運転できるのは、積載が10トンを超えると大型免許が必須。
目的のタイプに応じて資格も取得しておくのがよいでしょう。
【仕事10】警備員
そして最後にご紹介する現場仕事が「警備員」
決められた施設における警備を担当。
人や施設の財産を警備・警護する仕事になります。
警備員になるために特別なスキルや資格は不要です。
誰でも未経験から始められる現場仕事の一つといえます。
現場仕事(外仕事)の業界に共通する特徴とは
ここまで現場仕事の代表的な種類を解説してきました。
「種類は分かったけど、共通する特徴はなに?仕事選びの参考にしたい!」
気になるのは業界に共通する特徴。
どんな特徴があり、働くメリットはあるのか?気になる情報です。
ここでは現場仕事(外仕事)の業界に共通する特徴についてまとめていきます!
先に特徴を一言でいうならば「危険の多い仕事」です。
その理由の詳細についても以下の順番で解説していきます。
- 【特徴1】屋外作業が多く熱中症リスクが高い
- 【特徴2】悪天候でも現場作業は行われることがある
- 【特徴3】日本の四季を嫌ってほど肌で感じられる
- 【特徴4】1日中立ち仕事のため腰痛リスクが高い
- 【特徴5】日中に作業が行われるので朝が早い
- 【特徴6】肉体労働がメインで健康維持に繋がる
- 【特徴7】健康であれば未経験からでも始められる
- 【特徴8】現場仕事で働く人はまさに働きアリそのもの
【特徴1】屋外作業が多く熱中症リスクが高い
まず1つ目の特徴が「屋外作業が多く熱中症リスクが高い」
現場仕事のほとんどが1日中外で作業します。
屋内での作業はほぼなく屋内に退避できるのは休憩時間くらい。
そのため、夏場は特に熱中症リスクにさらされる特徴があります。
実際に業種別の熱中症リスクを以下資料で確認。
建設業と製造業などの代表的な現場仕事が全体の『約5割』を占める結果となっています。
【熱中症による死傷者数(業種別)】
つまり、現場仕事は他業種に比べても熱中症リスクが高いことが分かります。
関連記事:デスクワークの仕事がしたい!おすすめ職業8選【未経験も転職可を厳選】
【特徴2】悪天候でも現場作業は行われることがある
2つ目の特徴が「悪天候でも現場作業は行われることがある」
現場仕事は工程表が決まっています。
いつまでに、何を、どうやって完成させるのか明確化されています。
そのため、納期厳守が業界の特徴としてあります。
つまり、天候が悪くても現場仕事は作業が進められます。
ただ労働災害に繋がる悪天候の場合は中止になります。
労働安全衛生規則の第522条に「悪天候時の作業禁止」として明文化されています。
具体的な中止基準も以下の悪天候時には作業禁止となります。
「強風」とは、10分間の平均風速が毎秒10m以上の風。
「大雨」とは、1回の降雨量が50mm以上の降雨。
「大雪」とは、1回の降雪量が25cm以上の降雪。
「悪天候のため」には、気象注意報または気象警報が発せられ悪天候となることが予想される場合を含む。
言い換えるなら、上記以外の天候に関しては作業は続行されるということです。
関連記事:台風くらいで仕事休むのはおかしい?【決めるのは正義感or義務感(強制出勤)】
【特徴3】日本の四季を嫌ってほど肌で感じられる
3つ目の特徴が「日本の四季を嫌ってほど肌で感じられる」
特徴1、2とも被りますが現場仕事ならではの特徴。
- 春は花粉を肌で感じられます。
- 夏は梅雨やゲリラ豪雨など雨を肌で感じられます。
- 秋は台風を肌で感じられます。
- 冬は雪の凍える寒さを肌で感じられます。
1日中外で天候関係なく仕事をするので四季を感じられます。
しかも基本的に対策を講じることはできず無防備で受けることになります。
つまり、外で仕事をしたい人・仕事を通じて四季を感じたい人には天職です。
関連記事:体力がない人に向いてる仕事10選【体力を使わない&疲れない職業を紹介】
【特徴4】1日中立ち仕事のため腰痛リスクが高い
4つ目の特徴が「1日中立ち仕事のため腰痛リスクが高い」
現場仕事に多くみられる特徴が「立ち仕事」
座っているのは休憩時間中でそれ以外はずっと立ちっぱなしです。
そのため、腰痛リスクが高まる危険性をはらんでいます。
ただデスクワークでも腰痛リスクはあります。
アンケート調査を見ても腰痛への負担を懸念する声は多く挙がっています。
(出典:prtimes「腰痛調査2017」)
しかし、アンケート調査の多くは主観評価で有意性は不明。
客観的な情報から立ち仕事のほうが腰痛への負担が大きいことが示唆された研究結果があります。
【仕事に支障をきたす非特異的腰痛の新規発生と作業姿勢との関連】
作業姿勢では、中腰、前かかみ姿勢、力仕事、立ち仕事、車両運転と有意な関連が認められた。デスクワーク時間が長いことは、逆に有意イベントが発生しなかった。
つまり、立ち仕事の現場仕事は腰痛へのリスクが高いことが明白です。
関連記事:【厳選】腰痛持ちに向いてる仕事8選!辛い腰痛でもできる仕事を見つけて転職
【特徴5】日中に作業が行われるので朝が早い
5つ目の特徴が「日中に作業が行われるので朝が早い」
現場仕事の朝はとにかく早いです。
職人の一日をみても朝5~6時起きが当たり前。
(出典:中部ホリー販売「職人の一日」)
朝早いと何が起こるのか?
独身なら生活の変化は特にありません。
問題は結婚していたり恋人がいる場合です。
実際、職人の彼を持つ女性の苦悩が口コミ掲示板に掲載されています。
「旦那さんの仕事が朝早い方いらっしゃいますか?彼が職人で毎朝出勤が5時半ととても早いです。結婚したらお弁当とか朝食を作って欲しいというんです。いくら頑張っても結婚してずっと続くかといったら続かないと思うんです。作ってあげたいですが彼は動くから沢山食べるし…努力次第だと思うのですがしばらくは私も働くつもりですし、子供もできたらまた忙しくてどんどん難しくなってくると思います。」
引用: Yahoo!知恵袋「家族関係の悩み」
つまり、朝早いことで周囲の人間への影響が大きいということ。
最初はよくても徐々に融通が難しくなり、別の手立てを考えなくてはならなくなります。
関連記事:ワーカホリックの末路は離婚?【仕事中毒の特徴から抜け出す対処法3選】
【特徴6】肉体労働がメインで健康維持に繋がる
6つ目の特徴が「肉体労働がメインで健康維持に繋がる」
現場仕事のポジティブな特徴が「体を動かせること」
体を動かせるので健康維持に繋がります。
また、肉体労働は骨格筋の働きを促し筋肥大にも貢献してくれます。
関連記事:肉体労働でおすすめの仕事10選と選ぶメリット【向いてない人の特徴も解説】
【特徴7】健康であれば未経験からでも始められる
7つ目の特徴が「健康であれば未経験からでも始められる」
今回ご紹介した代表的な現場仕事は未経験可。
特別な資格やスキルがなくても未経験から始められます。
つまり、現場仕事の多くは未経験からでも始められる特徴があります。
関連記事:誰でもできる仕事とは【紹介する職業10選より市場価値の高い仕事選びが重要】
【特徴8】現場仕事で働く人はまさに働きアリそのもの
そして最後の特徴が「現場仕事で働く人はまさに働きアリそのもの」
現場仕事を一度経験してみた個人的な感想です。
あなたは「働きアリの法則」を聞いたことはあるでしょうか。
よく働くアリ、普通に働くアリ、サボっているアリの割合は常に2:6:2になるという法則。
(出典:論説「働きアリの法則」)
つまり、いかに根詰めず働けるかどうか。
息抜きのためのストレス発散法や解消法は常に準備しておいた方がいいでしょう。
関連記事:なぜまともな人から辞めていくのか?【有能な人ほど退職する本当の理由】
現場仕事(外仕事)はメリットよりデメリットの方が多い
ここまで現場仕事の特徴を挙げてきました。
特徴からも分かる通り現場仕事(外仕事)はメリットよりデメリットの方が多い。
強いてメリットを挙げるなら・・・
「手に職」で同業界での転職には有利にはたらきます。
ただ現実問題、現場仕事は若者に不人気です。
建設業のデータですが現場仕事全体が不人気。
離職率も全産業に比べても高く、特に1年目の割合が高くなってしまっています。
(出典:国交省「建設業における離職状況」)
なぜこれほど現場仕事は人気がないのか?
建設業と製造業に着目して、働くデメリットを解説していきます。
【デメリット1】週休2日制が定着していない
まず1つ目のデメリットが「週休2日制が定着していない」
【年間出勤日数の推移】
直近の推移は出勤日数は減少傾向にあります。
しかし、現場仕事の製造業と建設業はいまだに多い。
実際、全産業平均より高い水準をキープしています。
つまり、現場仕事は出勤日数が多くかつ週休2日制も定着していないといえます。
関連記事:「週5日も働きたくない!」なら働き方を見直してみては?【多様な働き方も紹介】
【デメリット2】労働時間が長い
次に2つ目のデメリットが「労働時間が長い」
【労働時間の推移】
労働時間もデータから現場仕事は多い。
全産業平均より建設業の場合、300時間以上多い計算になります。
関連記事:1日12時間労働は違法ではない?【結論より当たり前と思考停止する方が危険】
【デメリット3】労働賃金が低い
そして3つ目のデメリットが「労働賃金が低い」
【労働賃金の推移】
出勤日数が多い、労働時間も多い。
にもかかわらず、現場仕事の年間賃金総支給額は少ない。
どれくらい少ないのか?
全産業平均と比較し1,000円近く安いことが分かります。
関連記事:【やりたくない仕事ランキングTOP12】したくない仕事への対処法も解説
【参考情報】現場仕事に転職するなら大企業がおすすめ
参考情報として「現場仕事に転職するなら大企業がおすすめ」
【売上高営業利益率の推移】
上図の通り、大企業のほうが利益率は高い。
つまり従業員への待遇(賃金や働き方)もよくなります。
関連記事:ホワイト企業・優良企業の見分け方18選【探し方と転職におすすめの方法】
現場仕事(外仕事)が向かないなら転職orITスキル習得がおすすめ
ここまで現場仕事の特徴とメリット・デメリットを解説してきました。
情報から現場仕事はどんな仕事なのか?掴めるかと思います。
現場仕事(外仕事)が向かないなら転職orITスキル習得がおすすめです。
ここでは転職を効率的に進める手段。
それから、将来性のあるスキルを1つご紹介していきます。
転職活動は転職のプロに相談してから進める
まずは転職活動は転職のプロに相談してから進めましょう。
「餅は餅屋」
この言葉の通り、その道の専門家に相談するのが賢明。
現場仕事でも親方や先輩に教わりながら仕事を覚えるはずです。
転職活動、内定獲得も同じです。
もし仕事選びに迷ったら転職のプロに相談しましょう。
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転職エージェントの利用が初めての方は以下関連記事もご覧ください。
関連記事:転職活動初心者なら転職エージェント利用は必須【理由と疑問に回答】
関連記事:転職エージェントは複数使うべきか?【何社掛け持ちがベストか理由も解説】
ITスキル習得に向けて行動する
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まとめ:現場仕事よりITスキル習得して転職するのがおすすめ
現場仕事(外仕事)の種類と特徴をまとめてきました。
改めて、現場仕事(外仕事)の種類をまとめると、
- 塗装工
- 内装工事
- 左官
- 大工
- 舗装工
- 造園工(庭師)
- 解体工事
- 土木作業員
- ダンプカー運転手
- 警備員
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とはいえ、転職するにしてもどんな仕事が向いてるのか。
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