【ADHDの天職】ADHDで転職はやめとけ!その理由と向いてる仕事の見つけ方
忙しい人

「今の仕事が向いてないから転職したい!!落ち着かないし集中力も続かない。。私ってADHDなのかな?ADHDだと会社員は向いてない?こんな私に天職があれば教えてほしい!」

こんな疑問、悩みに答えます。

このブログでは「ADHDで仕事が続かず転職を考えてる方」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。

  1. ADHDの特徴的な症状から転職をおすすめしない理由
  2. ADHDの強みを活かした天職と働き方
  3. ADHDが天職に成功するための条件と注意点

あなたも、ADHDで苦しんではいませんか?

今や10人に1人は発達障害と言われる昨今。
多くの人がADHDの症状で悩み、苦しんでいます。

ただ「自分はADHDなんだ」と気づけるだけでも気分は楽になります。
さらに仕事で苦しむ多くの理由は「向いてない仕事に就いてるから」

この記事ではADHDの天職と向いている仕事の見つけ方について詳しく解説していきます!!

たかひろ@現役経理マンたかひろ@現役経理マン

「ADHDは仕事上デメリットだと考えてはいませんか?決してそんなことはありません。天職は必ずあります。ADHDで悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。」

ADHDで転職はやめとけ?その理由と症状

「ADHD」とは、発達障害の一つ。
10人に1人はADHDだと言われるほど多くの人が特徴的な症状に苦しめられています。

そして、ADHDの人は普通の人に比べて「約3倍」解雇されやすいと言われています。

よく ADHD の人は生きづらいとか言われますし、普通の人に比べて3倍ぐらい仕事が続かなかったり解雇されやすいということも言われています。ADHD の人のうち1/3は職を持っていないのではないかという統計もあるぐらい、仕事には就きづらいわけです。

なぜ、解雇されやすかったり職を持っていないのでしょうか。
その理由には、ADHDの特徴的な症状が大きく影響しています。

ADHDの特徴的な症状

ADHDは「注意欠陥・多動性障害」と呼ばれる発達障害の一種。
そして、ADHDの特徴的な症状は以下の通りです。

【不注意】
・仕事や日常生活で不注意ミスが多い
・仕事上で注意の持続が困難、会議中寝てしまう。
・仕事の優先順位を考え、計画を立てるのが苦手。
・仕事を先延ばししたり、溜め込んだりする。
・整理整頓が苦手で机に物を積み上げる。
・落とし物、失くし物、忘れ物が多い。
・スケジュール管理が出来ない、約束を忘れる、遅刻が多い

【多動性・衝動性】
・いつも落ち着かない感じを与える。
・体を動かしていることが多い。
・静かにすることが苦手。
・順番待ちや交通渋滞、その他の待つことが苦手。
・熟慮せずに発言するまたは行動する。

仕事を依頼してもその通りに行わない。
時間通りに完了できず、不完全なまま別のことを取り組んでしまう。

つまり、周囲から見たらADHDは扱いづらい存在になりがちです。

ADHDを取り巻く環境は「彼はADHDなんだ」と理解が必ず必要になります。
なぜなら、やる気やモチベーションが問題ではなく「障害」が原因となって支障をきたしているからです。

関連記事:HSP(感受性が強い)に向いてる仕事36選【長所を活かした適職選びを解説】

ADHDは会社員には向いてない

とはいえ、会社は個人の集合体です。
特に、会社員の仕事は複数人が必ず関わります。

一人で完結できる仕事など存在しません。
ルールや秩序が守れなければ仕事そのものが破綻します。

会社には居づらくなり結果辞めてしまいます。
つまり、ADHDは会社員には向いてないといえます。

さらに、大人のADHDはそのほとんどで合併症を示していることが米国の研究で報告されています。

ADHD80人、アスペルガー50人を診たところ、合併症のない人は、わずか13.8%でした。ほとんどの方は、うつ病、不安障害、依存症、パーソナリティー障害などを示していました。とくに、新型うつ病系といわれる、仕事をするときだけ元気がなくなる人たちや、自己中心的で、人を責める人たちです。

仕事に就きづらかったり、長続きしない原因の一つともいえます。

従って、会社員の就業を目的にした転職活動は自身を苦しめる結果にもなりえます

関連記事:会社員に向いてない社会人は仕事どうすれば?【サラリーマンの特徴から結論は1つ】

しかしADHDには優れた才能・強みがある

会社員の就業を目的とする転職はADHDには向きません。
しかしADHDには優れた才能・強みがあることをご存知でしょうか。

それは「創造性」です。
米国の研究結果でもエビデンスとして発表されています。

ミシガン大学の研究で興味深いものがあります。 集中力がないということがクリエイティビティに繋がるのであれば、ADHD の人はめちゃめちゃクリエイティブになるのではないかということを調べたものです。結論としては、ADHD の人が持っている最も強烈な能力は、やはり創造性でした。

ADHDの特徴的な症状の一つに「多動性」があります。

多動性とは、“好きなこと以外に”対する集中力がなくほとんど関心や興味を示さない症状。
(出典:たわらクリニック「注意欠陥・多動性障害(ADHD)とはどんな病気?」

「好きなこと以外に」
つまり、好きなこととなれば強烈な能力を発揮する裏付けになります。

仕事には必ず向き不向きがあります。
それは、ADHDでも同じことです。

結論、ADHDの優れた才能を理解し、強みを活かせる仕事に就くのがADHDの生きる道といえます。

関連記事:頭を使う仕事でおすすめ職種8選とその理由【もし苦手で向いてない人は転職推奨】

ADHDの強みを活かした天職と働き方

ADHDの優れた才能は「創造性」
会社員の転職を繰り返すのではなくADHDの強みを活かせる仕事に就くのが生きる道と解説しました。

そして、ADHDの強みを活かした天職と向いてる仕事をご紹介します。

まず、ドイツの研究結果によると以下のようにADHDに向いている仕事が示されています。

ADHDの人の向いている仕事とは「起業家」だったということです。つまり、みんなと同じような事務作業や誰でもできる仕事には ADHD の人は向きません。逆に、例えば、アイデアや決断力、行動力が必要になる誰でもできるわけではない起業家のような仕事には、ADHD の人たちのほうが向いているのではないかということをこの研究チームは仮説として立てたわけです。

ADHDの天職は『行動力と決断力が必要な仕事』
具体的な職業は「起業家」や「フリーランス」などの会社に属さない生き方になります。

まずは仕事に向かないことに気づく

しかし、突然起業家が向いてると言われてもピンとこないかと思います。

なので、まずは仕事に向かないことに気づくことが何より重要です。

評論家等で活躍される勝間和代氏も自身を発達障害であることを告白。
会計士として活動していた時代の苦しい思い出を以下のようにコメントされています。

勝間さんは若くして公認会計士試験に合格し、会計士として活動していたが、「細かい計算や伝票をめくるなどが全く向いていなかった。揚げ句の果てに決算書をなくしたことで、これは向いていないと実感して別の仕事に移った」とのエピソードを披露した。

最初は自身の能力や周りとの比較で自己嫌悪に陥ってしまいます。
ただ、次第に“もしかしたら”の疑問が大きくなり、今の仕事は“向いてないのでは?”と気づくようになります。

そして、会社員の誰もができる仕事は向いていないことを実感できます。

勝間和代氏は現在、独立開業後に大学教授や経営コンサルなど会社員ではない道で活躍されています。

関連記事:正社員にこだわる働き方だと人生消耗する話【時代遅れの考えから多様な生き方へ】

天職以外にADHDに向いてる仕事

ADHDの天職「起業家」以外にもADHDに向いてる仕事はあります。

編集、記者、ディレクター、カメラマン など自分の興味を発信できる仕事
料理人、整備工、プログラマー、アニメーター、デザイナー などモノ作りに関わる仕事
研究者、学者、塾講師、教員 など専門分野に特化できる仕事

どれも専門分野に長けた職業といえます。
つまり、事務職や前例踏襲になりがちなルーティンワークはADHDには不向きな仕事です。

興味のある分野を見つけさえすれば強みは発揮されます。

関連記事:ゲーム好きに向いてる仕事12選【好きより得意を活かせる転職がおすすめ】

とはいえいきなり起業するのは難しい

とはいえいきなり起業するのは難しいといえます。

なぜなら、欧米に比べても日本は起業ハードルは高いからです。
その理由の一つに、起業を後押しする文化が日本には十分浸透していないことが挙げられます。

資金を集められる環境が貧弱ということです。個人投資家が起業家に投資するという文化もほとんどないに等しく、日本政策金融公庫をはじめとした少額の公的融資に頼るしかない状況です。しかし、その公的融資を受けるのも簡単ではなく、一定割合の自己資金(貯金)と起業する事業に関する十分な職務経験が必要という要件が邪魔をします。

つまり、起業にはそれ相応の事業計画と実績が必要になります。
銀行に資金調達のため、お伺いを立てても門前払いを受けるのは目に見えた話。

“気軽に”始められるほど起業は甘くはないということです。

まずはフリーランスから始めるのがおすすめ

日本における起業ハードルは高い。
ならば、まずはフリーランスから始めるのがおすすめです。

今や日本には1,000万人余りのフリーランスがいると言われています。

日本には現在、1000万人余りのフリーランス(副業・兼業を含む)がいると言われています。 国内労働力人口の約6分の1にあたる数で、経済規模にすると20.1兆円という試算もあります。

特に人気なのが「パラレルワーカー」
複業系フリーランスと呼ばれ、複数の企業、事業所に籍を置いて働くスタイル。

個人スキルと経験の積み上げスピードが早いのが最大のメリット。
さらに、職業選択の自由度が高くなるのもメリットの一つといえます。

関連記事:【会社=理不尽が当たり前?耐えるべき?】理不尽な仕事にイライラへの対処法5選

最も適職なのは「フリーランスエンジニア」

フリーランスがいいとはいえ何から始めればいいのか?
具体的な仕事についてですが、あなたがエンジニア経験者であれば適職は「フリーランスエンジニア」

なぜなら、エンジニア職は集中力と発想力が求められるため。
さらに向いてる仕事にも「モノ作りに関わる仕事」としてプログラマーが紹介されています。

フリーランスエンジニアとして実績を積み、その後起業するキャリアプランも容易に想定できます。

現在エンジニア職は引く手あまたの売り手市場。
高単価案件も多く出回り、経験者であれば平均年収862万円という試算も出ているほどです。

まずはエージェントサービスの面談を受けましょう。
案件紹介を受けて、その中からできる&スキルアップ実現に繋がる案件から着手することをおすすめします。

エージェントサービスに登録すれば正社員並みの福利厚生も受けられます。

高単価案件多数掲載!フリーランスエンジニアへの転身におすすめエージェントサービス&案件情報サイト3選

ただ、エンジニア未経験の方であれば転職保証付きプログラミングスクールの受講がおすすめです。

なぜなら、完全未経験からエンジニア転身は難しいのが実情。
IT業界はスキルを持った即戦力を採用する傾向にあるからです。

しかしプログラミングは食いっぱぐれない将来性あるスキル。
さらにスクールでは、同じ目標に向かって切磋琢磨する一生の仲間にも出会えます。

無料カウンセリングから現状把握と今後のキャリア形成に役立ててみてはいかがでしょうか。

未経験からITエンジニアに転身!転職成功率9割超のおすすめプログラミングスクール3選

ノースキルで始めたいなら「結婚相談所経営」

とはいえ、エンジニアはスキル習得が必須です。
そのためにプログラミングスクールに通う必要もあります。

ノースキルでADHDの天職に就きたい!そんな方におすすめなのは「結婚相談所経営」

結婚相談所経営は、結婚を望む男女を成婚に導く仕事。
社会的意義や社会貢献性の高い、男女ともに人気のビジネスです。

さらに一人でも起業できるのがおすすめできるポイント。

そんな結婚相談所の経営には加盟選びが重要。
なぜなら、スムーズな起業には必要不可欠だからです。

特におすすめが「IBJ
おすすめの理由は以下の通り、一人でも起業できる実績にあります。

IBJが起業におすすめな理由

  • 事務所などの初期設備投資・準備が不要だから。
  • システムや必要書類が準備されているから。
  • 全国7.4万人以上の会員基盤があり、自社会員が一人でも事業が始められるから。

(出典:IBJ「独立開業・起業前のサポート」

つまり、完全未経験からでも一人で起業できるということ。
結婚相談所の経営者になるため、努力次第で高収入も実現可能性は高いです。

粗利率は90%以上!在庫を持たず、利益率の高い仕事になります。

ADHDが天職に成功するための条件と注意点

ADHDの働き方は、まずはフリーランスから始めるのがおすすめ。
そして、最終的には天職である「起業」を目指すのが理想的な生き方です。

そのためのADHDが天職に成功するための条件と注意点を本章ではまとめていきます。

【条件1】パートナー選びが何より重要

ADHDが仕事で成功するにはパートナー選びが何より重要です。

ADHDの特徴として事務仕事や細かい作業が苦手です。
先の勝間氏の話でも「細かい計算や伝票をめくるなどが全く向いていなかった」と語っています。

これはADHDの特徴的な症状に由来しています。

実際、同じようにADHDを公表する栗原類氏。
彼も自身の強みを発揮するため、パートナーとの関係性を重視しています。

自分で管理していくことを無理に進めるのではなく、できるだけ頑張りつつ、家族やマネージャーなど周囲の身近な人につねにモニタリングしてもらっています。周囲の人にきっちりチェックしてもらうことで、一定のパフォーマンスは保てるし、自分の力を最大限に発揮できる環境が整います。

ですので、苦手業務は得意な人に任せるのが仕事の鉄則。
人間誰しも得意不得意があり、ADHDはなお苦手なことが顕著です。

つまり、事務作業を得意とするパートナーを見つけることが成功条件。
パートナーと一緒に仕事をすることは、ADHDが起業し成功するための必要不可欠な条件といえます。

関連記事:HSPの天職を3つの因子と尺度から解説【失敗しない仕事選び&転職術】

【条件2】仕事に集中できる環境を整える

さらに、仕事に集中できる環境を整えることも必要です。

ADHDが持つ特性の一つに「過集中」があります。
これは、一つのことに没頭する状態のことを指し「不注意」に由来します。
(出典:OPNDR 「注意欠如・多動症の特徴」

注意が散漫になる環境ではADHDの得意は発揮できません。
周りの理解が必要なのと同時に特徴を伸ばす環境の整備も必要です。

関連記事:飽き性に向いてる仕事15選【おすすめ職業の選び方と続かない理由】

まとめ:ADHDの才能に気づき天職に就くのが理想的な働き方

ADHDで転職はやめるべき理由と天職&向いてる仕事の見つけ方をまとめてきました。

改めて、記事のポイントをまとめると、

本記事のポイント

  • ADHDの優れた才能は「創造性」
  • ADHDの天職は「起業家」など『行動力と決断力が必要な仕事』
  • 天職に就くためまずは仕事に向かないことに気づく
  • そして才能の強みを活かせる仕事に就くのが理想の働き方
  • しかし突然起業は日本では資金調達と実績の観点から難しい
  • なのでまずはフリーランスから始めるのがおすすめの働き方

結論、ADHDの天職は「フリーランス」
その中でも向いてる仕事は「フリーランスエンジニア」

エンジニアの仕事内容もADHDの特徴を活かした仕事といえます。

ADHDの強みをいかし天職をつかみたい方。
今以上に向いてる職場環境に身を置きたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

高単価案件多数掲載!フリーランスエンジニアへの転身におすすめエージェントサービス&案件情報サイト3選

エンジニア未経験の方であればプログラミングスクールを検討されるのがおすすめです。

未経験からITエンジニアに転身!転職成功率9割超のおすすめプログラミングスクール3選

ノースキル&完全未経験で起業するなら利益率も高い「結婚相談所経営」がおすすめです。

とはいえ、転職するにしてもどんな仕事が向いてるのか。
仕事選びや将来のキャリアに悩む人は、プロのキャリアコーチングに相談するのがおすすめです。

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