人手不足は会社の責任?従業員の責任?【辞めさせてくれない時の対策は2つ】
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「人手不足が原因で業務過多、有給休暇も取りづらい。。退職を申し出ても引き止められる。。。人手不足って会社の責任だよね?このまま人手不足と言い続けて、状況は何も変わらないのだろうか・・・」

こんな疑問、悩みに答えます。

このブログでは人手不足を理由に「辞めたいのに辞めさせてくれない方」や「仕事量が多すぎてしんどい&休めない方」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。

  1. 人手不足は会社の責任?従業員の責任?
  2. 結局人手不足問題の穴埋めは従業員が行う
  3. しかし人手不足対策は平社員には解決できない
  4. 人手不足の会社から逃れる解決策は2つだけ

あなたの会社は、大丈夫ですか?
日本企業は深刻な人手不足に陥っています。

超高齢化社会に加えて少子化問題。
労働人口が減少し続けるのは当然の結果です。

しかし、だからといって何も対策を講じないのはおかしな話。
なぜなら、人材戦略に成功する企業は存在するからです。

人出不足が起きる企業の原因や特徴に対する対策と中で働く従業員の取るべき解決策まで詳しく解説していきます!!

たかひろ@現役経理マンたかひろ@現役経理マン

「今まさに人出不足が原因で苦しんでいる方や解決策を探している方は参考にしてください!」

ブラック企業を徹底排除!おすすめ転職エージェント3選

人手不足は会社の責任?従業員の責任?

人手不足は会社の責任?従業員の責任?どちらに責任があるのでしょうか?

結論はもちろん「会社の責任」です。
すべて会社が悪く、人材戦略の失敗と言えます。

実際に厚労省が公表する人手不足感を数値データで見てみると、

全規模において著しく不足感を示しています。
人手不足だと嘆くのも無理はありません。

人事戦略は会社の根幹を担う仕事。
つまり、社長直々の仕事であって、一社員が担える仕事ではありません

だから、人手不足を起こした責任は会社にあります。

ではなぜ、人手不足は起きてしまうのか?原因はどこにあるのか?
原因は大別すると以下2つになります。

  • 【原因1】適切な人材戦略が行われていない(入社者が少ない)
  • 【原因2】働きたい・魅力的な職場ではない(退職者が多い)

【原因1】適切な人材戦略が行われていない(入社者が少ない)

1つ目の原因が「適切な人材戦略が行われていない」
つまり、入社者・人材獲得が少なく、結果人手不足を招いてしまっている原因です。

まず、厚労省の研究機関が以下「人手が不足している理由」を公表しています。

【雇用人員(人手)が不足している理由】

最多は「新規の人材獲得が困難」で『64.4%』
半数以上もの企業が人材の獲得に苦しんでいる状況がうかがえます。

さらに、同資料から「人手不足を契機としての求人募集した際の状況」の調査結果も以下公表されていて、

【人手不足を契機としての求人募集した際の状況】

最も多い状況が「募集しても、応募がない」で『56.5%』
求人掲載のアクションを起こすものの応募に至らないケースが多いようです。

しかし、人材獲得に成功する企業も存在します。
その一例が「ヤフー株式会社」で、具体的な施策が以下の通りです。

新卒一括採用を止め、通年採用でのポテンシャル採用を導入しました。通年で募集をすることによって留学中の学生や研究発表で忙しい学生などにも応募の窓口を広げるようにしました。そしてキャリア採用においては「待ちの採用」から、「攻めの採用」へのシフトチェンジを実施。

人材獲得に成功した企業とそうでない企業の差は何なのか?
ひとえに、前例踏襲の人事戦略、求人票に魅力がない、入社したい企業と思えないなど「人材戦略の失敗」が挙げられます。

つまり、求人掲載しても応募がないのは企業側に問題があるということです。

関連記事:仕事を辞めたいほど楽しくない理由とは【環境を変える方法は転職一択】

【原因2】働きたい・魅力的な職場ではない(退職者が多い)

2つ目の原因が「働きたい・魅力的な職場ではない」
つまり、退職者が多く、定着率も悪いために人手不足が続いてしまっている原因です。

適切に育成することを目的とする「人材マネジメント」
この人材マネジメント施策の運営評価を公表した資料があり、その結果を見ると、

「効果的に実施できている」と答えた企業が僅か『3割弱』
実に『7割以上』の企業が人材育成や活用を効果的に行えていないことが浮き彫りとなっています。

結果、魅力的な職場とは映らなくなり、会社を退職する従業員が増え続けている現状があります。

関連記事:なぜまともな人から辞めていくのか?【有能な人ほど退職する本当の理由】

結局人手不足問題の穴埋めは従業員が行う

人手不足の責任は会社にあり。
人手不足が起こる原因も「入社者の少なさ」と「退職者の増加」にあります。

これらの原因に対して適切な対策を講じない会社に全て責任があります。

ただ、人手不足問題は一時的な問題では済まされません。
なぜなら、誰かが「穴」を埋めなくてはならず、結局人手不足問題の穴埋めは従業員が行う羽目になるからです。

以下、人手不足によって既存社員のワークライフバランスは崩れたと悲痛な叫びがネット掲示板に投稿されています。

忙しい人

人手不足による仕事の穴埋めは平社員が責任を持つことですか?慢性的な人手不足により、穴埋めは他部署の人が通常仕事を兼務してやると役員が決めました。これにより残業、休日出勤が悪化し公休日に休んだ人は陰口叩かれ・・さらに退職者が出て負のスパイラル。役員方々は「求人はハローワークに出した。でも来ないんだから仕方ない。だったら足りない分は、今いる社員で穴埋めするしかない。我々の責任は果たした。」とのこと。求人は出した(でも来ない)から責任は果たした?これでいいんでしょうか?」
出典: Yahoo!知恵袋

人手が不足しているのに業務量は減らない。
1人当たりの業務量は増加する一方で、有給休暇も取りづらく、休めば後ろ指さされる劣悪な職場環境

何も変わらない会社に嫌気が指して退職していく従業員。
負のスパイラルは、すでに目の前の出来事として起きてしまっています。

あなたは、この状況に耐えられますか?

関連記事:仕事量が多すぎ!おかしい!【不公平さの原因とうつ発症前に対策を】

しかし人手不足対策は平社員には解決できない

しかし、残念なことに人手不足対策は平社員には解決できない問題です。

なぜなら人材戦略は社長の仕事だから

なぜなら人材戦略は社長の仕事だからです。

シンガポールDBS銀行にて人材戦略の立案やヒューマンリソース実務を主導する「トム・ペダーセン氏」も以下のようにコメントしています。

「経営の基本である人材」に直接責任を負うのは誰の仕事だろうか。採用から育成、配置、昇進・昇格、異動、処遇、退職……といったライフサイクルに、いったい誰がすべての責任を持つべきなのだろうか。人事部門、所属部門の上司、もしくは研修会社、コーチ、コンサルタントといった外部機関なのか。私はこう断言する。人材に対して究極的な責任を負うのは、CEOをはじめとする経営トップであると。

「人を採用する」とはその人の「人生も会社が背負う」ということ。

1日実働8時間、1週間で40時間、残業も当然あります。
会社員は、人生の大半を会社で過ごし、莫大な時間を会社に捧げています。

その間、ライフスタイルの変化も起きます。
結婚や出産、育児にマイホームの購入、親の介護などなど。

これら従業員の人生は、雇った会社に責任があり、会社のトップである社長にしか舵取りは出来ません

平社員が簡単に人を雇って人事戦略を練るなど到底できる仕事ではありません。

関連記事:「引き継ぎする後任がいないから辞められない」は言い訳【引継ぎ書作って即退職】

つまり人手不足を解消しない企業はブラック企業の典型的な特徴

「人手不足=人事戦略の失敗」
「人事戦略の失敗=社長の舵取り失敗」

そして、何年も人手不足と嘆く企業はまともな対策を講じていない証拠です。
さらに、人事戦略を重視しない会社の社長に未来などありません。

つまり人手不足を解消しない企業はブラック企業の典型的な特徴と断言できます。

会社が変わらなければ人手不足問題は解消されません。
従業員への負担、業務過多も解消されることはありません。

一生、従業員が会社の荷物を背負うことになります。
あなたのライフスタイルは、会社の傲慢な体制によって脆くも崩れ去ります

関連記事:【入社しないほうがいい会社】特徴10個と見分け方をランキングで解説
関連記事:いい会社と悪い会社の見分け方とは【転職成功に欠かせない7つの条件】

人手不足の会社から逃れる解決策は2つだけ

落ち込む人

「一向に人手が増えない。。何の対策もしないこの会社に嫌気が指してきた。私も逃れたいけど、解決策は何がある?」

ここからは人手不足の会社から逃れる解決策を解説していきます。

現職から逃れる解決策は2つだけです。
どうしても辞めさせてくれない場合でも事前の対策から解決できる方法があります

今まさに人手不足で苦しんでいる方は、参考にしてください。

【解決策1】転職エージェントを使って転職活動する

人手不足が一向に解消されない企業に未来はありません。
今勤める会社がブラック企業である可能性も十分考えられます。

なので会社を変えるのが最大の解決策です。
そのために転職エージェントを使って転職活動を行いましょう。

転職エージェントを使う理由は2つです。

  1. 情報収集からブラック企業入社を回避
  2. 内定獲得率を上げて早期の転職を実現

転職エージェントは会社の内情も知り尽くしています。
求人票には載っていないリアルな情報も提供してくれるため、ブラック企業への入社を回避できます。

さらに、転職エージェントを利用することで内定獲得率は上がります(※)
それは、書類添削や面接アドバイスなどの選考対策を十分に施してくれるからです。

ただし、転職エージェントを手掛ける人材紹介会社は数多存在します。
どこを利用すればいいのか?悩むほど多くの転職支援サービスが存在します。

当ブログ管理人はこれまで10社の転職エージェントを利用してきました。
その中でも特にサポート体制とサービスの質が高かった3社を厳選してご紹介します。

複数社登録で内定獲得率は格段に上がります。
全て無料でサービスを受けられるため、登録しない手はありません。

無料で手厚いサポートが受けられる!おすすめ転職エージェント3選(Web面談実施中)

(※)引用:転職活動初心者なら転職エージェント利用は必須【理由と疑問に回答】

【解決策2】退職代行サービスを使ってサクッと辞める

落ち込む人

「内定が無事に取れたから退職の旨上司の報告したら、引き止めにかかって辞めさせてくれない・・・」

このような方もいるかと思います。
人手不足なので辞めさせてくれない状況は容易に起こり得ます。

しかし、退職を100%成功させる方法があります。
それが退職代行サービスを使ってサクッと辞める解決策です。

大手メディアにも取り上げられる話題のサービス。
一切のストレスを感じず、現職から離脱したい方は以下サービス比較表を参考にしてみてください。

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退職代行サービスの内容について詳しく知りたい方は以下関連記事もご覧ください。
関連記事:労働組合の退職代行SARABAユニオンが話題【特徴やサービスを比較】

【参考情報】人手不足かつ求人倍率が高い業界

ここでは人手不足かつ求人倍率が高い業界をご紹介します。
転職活動の参考にお役立てください。

まず、どの業界が従業員は不足しているのか?調べてみると、

【従業員が「不足」している上位10業種】

正社員で最も不足する業界は「情報サービス」
ITや情報通信などエンジニア職が最も不足していることがうかがえます。

一方、2位以降の「農・林・水産」や「運輸・倉庫」も不足しているようですが、これらは不人気業種のため不足しています。

その証拠に業種の求人倍率も調べてみると、

【業種別 求人倍率】

「IT・通信」が最も高い『4.89倍』
業種全体での平均は「1.65倍」とその差は明らかです。

これほどまで需要が高まる背景には、次世代通信規格「5G」のサービス開始や「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の活用があります。

これらのデジタル化を担う「エンジニア需要」が高まり、積極採用を望む人手不足が起きています。
つまり、これから転職活動を始める方には「エンジニア関連の求人」がおすすめといえます。

ITエンジニア転職ならエージェントサービス「マイナビIT AGENT」の利用が特におすすめです。

国内最大級の転職支援実績を持つマイナビ運営のエージェントサービス。
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ただ、エンジニア未経験の方であれば転職保証付きプログラミングスクールの受講がおすすめです。

なぜなら、完全未経験からエンジニア転身は難しいのが実情。
IT業界はスキルを持った即戦力を採用する傾向にあるからです。

しかしプログラミングは食いっぱぐれない将来性あるスキル。
さらにスクールでは、同じ目標に向かって切磋琢磨する一生の仲間にも出会えます。

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まとめ:人材戦略は社長以外には務まらない重大ミッション

人手不足問題の責任の所在と辞めさせてくれない時の対策まで情報をまとめてきました。

改めて、本記事のポイントをまとめると、

本記事のポイント

  • 人手不足は会社の責任であり
  • 対策を講じないのは社長の責任
  • 問題は解決しないのはブラック企業の可能性あり
  • 会社を変えることが解決策の最たる方法
  • もし退職の引き止めにあえば退職代行サービスを利用

人手不足の問題は会社に責任があります。
決して、社員など従業員に責任があるはずありません。

そして、人材戦略を担うのは社長他いません。
従業員の人生を背負えるのは会社のトップである社長です。

それなのに人手不足が続く会社はブラック企業である可能性が高いです。

さっさと転職して別の会社へ移りましょう。
退職の引き止めにあえば退職代行という便利なサービスもあります。

後は、行動に移すほんの少しの「勇気」があれば十分。
あなた自身の行動から、環境も人生もよい方向へ変えられます

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とはいえ、転職するにしてもどんな仕事が向いてるのか。
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