【将来性ゼロ】ゆるブラック(パープル)企業とは?特徴から分かる働くリスク
疲れた女性

「ゆるブラック企業?パープル企業って何?特徴から働くリスクを教えてほしい!」

こんな疑問、悩みに答えます。

このブログでは「ゆるブラック企業の特徴を知りたい方」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。

  1. ゆるブラック(パープル)企業の定義と労働環境上の特徴
  2. 実はブラック企業以上にヤバい?ゆるブラックで働くリスク
  3. 多くの社会人が希望するのは「非ゆるブラック企業」
  4. ゆるブラック企業から抜け出すor就職しないための対処法
  5. ゆるブラック企業に務めたい人におすすめの業種6選

パープル企業とも呼ばれる「ゆるブラック企業」

ゆるブラック企業はブラック企業と何が違うのか
実態や仕事上の特徴など気になる方に向けて情報をまとめていきます!

たかひろ@現役経理マンたかひろ@現役経理マン

「あえてゆるブラック企業に務めたい人向けにおすすめの業種もまとめていますので、ぜひ今後の転職活動の参考にお役立てください。」

ブラック企業を徹底排除!おすすめ転職エージェント3選

ゆるブラック(パープル)企業とは?定義と労働環境上の特徴

以下のツイートが過去話題になりました。

「ゆるブラック企業」

ブラックでもなければホワイトでもない。
中途半端な位置に存在するゆるブラック企業とは何なのか?

まずゆるブラック企業の定義と労働環境上の特徴について考えてみたいと思います。

ゆるブラック(パープル)企業の定義

はじめにゆるブラック(パープル)企業の定義は何なのでしょうか?

結論からいえば定義は存在しません。
ブラック企業に定義がないのと同じように特定の企業を対象にした造語です。

厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。

一つ確かなことは、上記のようなブラック企業の特徴には該当しません。

つまり、ゆるブラック(パープル)企業の特徴は「ブラックでもホワイトでもない存在」

ブラック企業のような法令違反は起こらない。
でもホワイト企業のようにやりがいに満ちた将来性のある会社でもない。

具体的にゆるブラック(パープル)企業の特徴を挙げると以下3つが該当します。

  • 【特徴1】残業はほぼなしで長時間労働も皆無
  • 【特徴2】ノルマはなく管理がゆるい
  • 【特徴3】仕事は単純作業で誰でもできる仕事が多い
※本記事では「ゆるブラック企業」と「パープル企業」は同義語とし、ゆるブラック企業と記載していきます。

【特徴1】残業はほぼなしで長時間労働も皆無

まず1つ目の特徴が「残業はほぼなしで長時間労働も皆無」

残業はほとんどなく定時退社が基本。
また法令違反もないので長時間労働という概念も存在しません。

あくせく働く「モーレツ社員」には耳を疑いたくなる会社です。

関連記事:毎日残業って本当におかしいこと?【当たり前な社内風土と思考停止が最もヤバい】

【特徴2】ノルマはなく管理がゆるい

2つ目の特徴が「ノルマはなく管理がゆるい」

残業もないので厳しいノルマもありません。
納期がなく、とにかく業務管理はゆるいのが特徴です。

それでも会社として回っていけるのはゆるブラック企業だから。

ノルマがつきまとう社員にとっては羨ましい限り。
営業や接客業など常に数字に追われる仕事では考えられない世界が広がっています。

関連記事:ゆるい仕事に転職・就職したい!【正社員にもおすすめ職種ランキングTOP15】

【特徴3】仕事は単純作業で誰でもできる仕事が多い

そして3つ目の特徴が「仕事は単純作業で誰でもできる仕事が多い」

ゆるブラック企業の最大の特徴ともいえます。
とにかく業務内容が単調で定型業務のオンパレード。

マニュアルも完備されており誰でもすぐに習得できます。
誰でもできる仕事なので替えはいくらでもきく特徴もあります。

つまり、将来性は一切ゼロ。
身につくスキルもなく誇れる実務経験もありません。

関連記事:単純作業しかできないのが悩み?それだけで強みです【でも将来性はほぼゼロ】

実はブラック企業以上にヤバい?ゆるブラックで働くリスクとは

ブラックでもなければホワイトでもない。
中途半端なカテゴリーに位置するゆるブラック企業。

ただ一ついえるのは「将来性のない仕事を延々と繰り返す特徴あり」
つまり、ブラック企業以上にヤバいゆるブラックで働くリスクが存在します。

ゆるブラック企業の恐ろしい実態とは。
ブラック企業以上の働くリスクについてまとめていきます。

【リスク1】年だけ取ってスキルが身につかない

まず1つ目のリスクが「年だけ取ってスキルが身につかない」

なぜなら、ゆるブラックは単調な仕事が主な業務だから。

そのため、専門性や汎用的なスキルはゼロ。
ただただ年だけ取って気づいた時には実務経験もないゆるい人材が出来上がります。

一方、ブラック企業は長時間労働を強いる特徴があります。

長時間労働の末に残業未払いともなれば違法となって完全アウト。
入社は避けるべきで、ブラック企業に留まってもメリットはないため即転職が賢明です。

ただ長時間労働でも得られるものはあります。
それがスキルや実務経験の蓄積になれば転職活動時に役に立ちます。

しかし、ゆるブラックの場合、単純に年を取るだけ。
人間の成長という観点で考えれば、ある意味でブラック企業以上にヤバい企業といえます。

関連記事:30代職歴なしでも就職可能?【無職・フリーターから正社員を目指す方法5選】

【リスク2】実務経験の内容が薄いので転職は極めて難しい

次なるリスクが「実務経験の内容が薄いので転職は極めて難しい」

中途採用で最も重視されるのは「実務経験」
これまでどのような経験を積んで、即戦力として活躍してくれるのか?

採用企業側は転職希望者の「入社後の活躍」を書類選考や面接時に注意深く観察しています。

ただ即戦力でなければ採用するメリットがありません。
なぜなら、採用には多大なコストがかかっており、利益を生み出す転職者を探しているからです。

職務経歴書に強みとなる実務経験が書けなければ選考はほぼ落ちます。

つまり、残業もノルマもないゆるい環境で過ごしたゆるブラック社員にとって転職ほどハードルの高い壁はありません。

これまでゆるく過ごした“ツケ”が転職活動時に鮮明に現れます。
もはやゆるブラック企業が潰れるまで、ゆるブラック社員と会社は運命共同体。

覚悟を決めて最後まで勤め上げるのも一つのキャリアといえそうです。

関連記事:転職は書類選考の段階でほぼ内定が決まる?【結論と通過率を上げる方法】

【リスク3】最終的には職を失う恐れあり(結論、将来性ゼロ)

そして最後のリスクが「最終的には職を失う恐れあり」

スキルは身につかない、実務経験がないので転職もできない。
かつ単純作業は、AIやロボットなどに代替可能が高い仕事です。

近年、終身雇用は崩壊し、45歳以上のリストラが加速しています。
赤字ならまだしも人員整理を目的に黒字リストラが上場企業でも断行されつつあります。

つまり、ゆるブラック企業に勤める社員の将来性はゼロ。
いつの間にかロボットが隣に座って仕事をしている日も、そう遠くはなさそうです。

関連記事:【あなたも対象?】大企業リストラで悲惨な末路を辿らない為に今やるべき3つの事

多くの社会人が就職を希望するのは「非ゆるブラック企業」

ここまでゆるブラック企業の特徴や務めるリスクを解説してきました。

結論、ブラック企業以上にリスク大。
人としての成長は皆無で将来性もゼロのやばい会社です。

でも実は多くの社会人が就職を希望するのは「非ゆるブラック企業」

【企業選びの軸で、特に何を重視するように変わりましたか?】

コロナによって生活様式はがらりと変わりました。
そして上記調査結果の通り、変わったのは生活スタイルだけでなく「企業選びの軸」

つまり、生活のパラダイムシフトにより企業に対して率直に感じるのは「将来への不安」

日本特有の雇用システム「終身雇用」や「年功序列」はほぼ崩壊。
今までのように会社にしがみついて生きていける時代は終焉を迎えつつあります。

その証拠に、トヨタ社長は「終身雇用は難しい」と発言。
加えて大企業では副業解禁が加速、政府も選択的週休3日制導入に向けて検討を進めています。

従って、スキルや実務経験がなければ生きていけないことに多くの社会人は気付いたといえます。

現在の社会人が求める企業はまさに「非ゆるブラック企業」
将来性のある企業や多少大変でもスキルアップが期待できる企業への就職を希望しています。

関連記事:生き残る仕事・職業となくなる仕事ランキング50【将来生き残るために必要なのは創造力】

ゆるブラック企業から抜け出すor就職しないための対処法

転職活動中の女子

「ゆるブラック企業から抜け出したい!どうすればいい?何かいい対処法はない?」

ここからはゆるブラック企業から抜け出すor就職しないための対処法を解説していきます。

【対処法1】キャリアコーチングのプロに転職相談する

まず1つ目の対処法が「キャリアコーチングのプロに転職相談する」

「餅は餅屋」ということわざがあります。
このことわざの通り、キャリア選択に迷ったらその道のプロに相談するの最適解です。

そのキャリアコーチングのプロというのが「ポジウィルキャリア

この先の将来をどう生きたいのか?
心から納得しうるキャリア選択のためのパーソナルトレーニングを実施。

無料相談だけでも非常に有益なアドバイスがもらえます。

キャリアに迷ったらまずは気軽に相談をおすすめします。
なぜなら、一人で迷うよりプロに相談するだけで悩みは解消されることが多々あるからです。

【対処法2】企業の将来性と個人の成長性が期待できる分野へ転職する

そして「企業の将来性と個人の成長性が期待できる分野へ転職する」

キャリアが決まれば次は具体的な転職活動に入ります。
ただどんな企業が将来性があるのか?個人の成長が期待できるのか?

分からない方に、おすすめはIT業界の「ITエンジニア」
なぜなら、5GやAI・DX・IoTなど今後確実に需要が高まる技術に欠かせない人材だから。

実際、世界的にもIT人材は不足が起きて需要は高まり続けています。
(参考:食いっぱぐれない資格のはずが将来消える仕事?【大事なのは将来性のある仕事選び】

ITエンジニアへの転職には必ず転職エージェントの力を借りましょう

IT業界に強い転職支援サービスがあります。
その中でも特に実績の高いITエンジニア特化の転職エージェントを3社ご紹介します。

ITエンジニア転職(経験者向け)に特化!おすすめ転職エージェント3選

ただ、エンジニア未経験の方であれば転職保証付きプログラミングスクールの受講がおすすめです。

なぜなら、完全未経験からエンジニア転身は難しいのが実情。
IT業界はスキルを持った即戦力を採用する傾向にあるからです。

しかしプログラミングは食いっぱぐれない将来性あるスキル。
さらにスクールでは、同じ目標に向かって切磋琢磨する一生の仲間にも出会えます。

無料カウンセリングから現状把握と今後のキャリア形成に役立ててみてはいかがでしょうか。

未経験からITエンジニアに転身!転職成功率9割超のおすすめプログラミングスクール3選

【対処法3】口コミ情報からゆるブラック企業かを見分ける

最後に「口コミ情報からゆるブラック企業かを見分ける」

キャリア相談や転職エージェントからの情報でも十分ゆるブラック企業か判別可能です。

加えて自主的にも就職を回避するべく対処法を一つご紹介します。
その方法は、会社の元社員が投稿する情報を集約した「企業の口コミサイト」

口コミ情報からゆるブラック企業かどうか見分けられます。

特におすすめの口コミサイトが「転職会議
掲載企業は約500万社、300万件以上の口コミが掲載されて無料で利用可能です。

東証プライム上場企業の『リブセンス』が運営するサービス【転職会議】
登録会員数は「700万人以上」。企業で働く社員、元社員が実際に働いて感じた口コミ「300万件以上」を掲載!掲載企業数も「400万社」を超えている豊富な情報が満載。登録料、利用料は一切かからず、無料会員登録後すぐに口コミ検索から企業の内部を知ることができます!失敗しない転職を叶えたい方におすすめの口コミサイト。求人情報も「17万件以上」を掲載し、口コミを見ながら求人も合わせて閲覧できる非常に便利なサービスになります。

関連記事:【厳選】やばい会社の特徴12選!留まっても時間の無駄なので即転職を推奨

ゆるブラック企業に務めたい人におすすめの業種6選

疲れた人

「スキルも実務経験も身につかなくていいから楽して生きたい~ゆるブラック企業バンザイ♪」

そんなゆるブラックに務めたい人におすすめの業種6選をご紹介します。

  1. インフラ
  2. 運輸
  3. メーカー
  4. 商社
  5. 行政機関
  6. 学校法人

これらの業種が概ねゆるブラック企業に出会えます。
転職エージェントに相談して、該当する企業の求人紹介を受ければ転職も可能です。

無料で手厚いサポートが受けられる!おすすめ転職エージェント3選(Web面談実施中)

転職エージェントの利用が初めての方は以下関連記事もご覧ください。

関連記事:転職活動初心者なら転職エージェント利用は必須【理由と疑問に回答】
関連記事:転職エージェントは複数使うべきか?【何社掛け持ちがベストか理由も解説】

まとめ:スキルも実務経験も身につかないのがゆるブラック企業の恐ろしさ

ゆるブラック企業の特徴と働くリスクに関する情報をまとめてきました。

改めて、ゆるブラック企業で働くリスクをまとめると、

ゆるブラック企業で働く3つのリスク

  • 【リスク1】年だけ取ってスキルが身につかない
  • 【リスク2】実務経験の内容が薄いので転職は極めて難しい
  • 【リスク3】最終的には職を失う恐れあり(結論、将来性ゼロ)

スキルを磨きたいならゆるブラック企業への就職は避けましょう。
年だけ無駄に取って、気づいた時には転職できない人間が出来上がります。

ただ、残業もノルマもないゆるい環境を求める人には天国。
会社の将来性も個人の実務経験の蓄積も無視するなら転職は当然ありです。

大事なのは仕事において何を重視するか?

人生は常に選択の連続です。
その都度考え、悩んだ時にはその道のプロに相談しアドバイスもらうのが最も賢明です。

無料で手厚いサポートが受けられる!おすすめ転職エージェント3選(Web面談実施中)

とはいえ、転職するにしてもどんな仕事が向いてるのか。
キャリア選択に迷ったらキャリアコーチングのプロに転職相談がおすすめです。

「どう生きたいか?」でキャリアを決める転職トレーニングサービス。
無料相談を受けるだけでも非常に有益なアドバイスがもらえて、心のモヤモヤは軽くなります。

自己分析に役立つ!プロによるキャリアコーチングサービスおすすめ3選