経理の転職で年齢制限は存在する?【年齢に応じた経験と実績が重要】
経理スタッフ

「経理の転職って公務員みたいに年齢制限は設けられているの?今年で35歳になるけど、年齢を重ねると転職は厳しくなるのだろうか・・・?」

こんな疑問、悩みに答えます。

このブログでは「経理の転職で年齢制限の有無が気になる方」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。

  1. 結論と年齢以上に重視されるポイント
  2. 転職を希望しても気づいたら手遅れもあり得る
  3. 転職活動を優位に進める方法

転職活動時に気になる条件の一つが「年齢」
巷では「35歳限界説」などと謳われるほど年齢がネックとなって踏みとどまる転職希望者は少なくありません。

ただ、本当に年齢で転職は出来ないのでしょうか?

ちなみに当ブログ管理人は31歳で経理の転職に成功しています。
正直言って35歳でも転職に対する抵抗もハードルも感じません。

しかし、多くの人が年齢に対して壁を感じているのは確かですので、実態を調査したいと思います。

たかひろ@現役経理マンたかひろ@現役経理マン

「官公庁や民間による調査結果をもとに転職時の年齢に関する実態をまとめていきます。私自身が転職活動時に経験した実体験も交えながら解説していきますので、今まさに悩まれている方は参考にしてください。」

転職で年収アップも実現!管理部門におすすめ転職エージェント3選(無料&Web面談実施中)

経理の転職で年齢制限は存在する?

早速経理の転職で年齢制限は存在するのか否かまとめていきます。

結論から経理の経験者、未経験者における転職時の重視されるポイントも以下の順番でまとめていきます。

  • 結論「存在するか否か」
  • 「経験者」が重視されるポイント
  • 「未経験者」が重視されるポイント
  • 【体験談】年齢と共に求められるスキルは高い

結論「存在するか否か」

早速結論についてですが、年齢制限は設けられていません。

そもそも雇用対策法が改正され、経理に限らず、事業主は採用条件に年齢で採否を決定する行為は法律違反になります。

雇用対策法が改正され、平成19年10月から、事業主は労働者の募集及び採用について、年齢に関わりなく均等な機会を与えなければならないこととされ、年齢制限の禁止が義務化されました。

また、経理に限って見ると、以下の通り50代、60代でも転職に成功されている方はいますよね。

つまり、年齢のボーダーラインは存在せず、何歳だからと言って転職出来ないという事は起こり得ません。

ただ、注意したいのは、転職の年齢制限はなくても選考フローで年齢とセットで重視されるポイントがあります。

それは年齢に応じた「経験」です。

年齢に応じてどのような経験やスキルを積み上げてきたのか?
これは経理の経験者&未経験者でも共通して言えることです。

関連記事:経理の転職は簿記2級など資格取得より実務経験が大切?【体験談から解説】

「経験者」が重視されるポイント

まず「経験者」が重視されるポイントについてです。

経理経験者の場合、企業側は「即戦力人材」として採用したがります。
経験年数に応じた相応のスキルを身に着けた人材という事です。

つまり、経験者採用の場合、年齢が高ければ高いほど「どんなスキルを身に着けているのか?」が重視されるポイントになります。

管理部門特化型転職エージェントの「MS-Japan」でも以下の情報を掲載しています。

【採用担当者が40代経理人材に求めるスキルと経験】
・40代経理経験者が転職を考える場合、マネジメント能力が求められることが多い
・40代での経理の転職は、これまでの経歴や実務経験をアピールすれば、採用担当者に高く評価されるケースが十分考えられる
・採用後のギャップを無くすため、転職先企業でどれくらいのポジションで仕事をしたいか整理しておくことが大切

40代経理経験者は、「マネジメント能力」が求められる事が多い。
一定の年齢を重ねれば、経理の部長クラスへと上りつめ、チームマネジメントも経験している事が予想されるからです。

つまり、優秀な人材ほど経験豊富でチームを束ねるマネジメントは出世コースで歩む道。
企業は「年齢=経験」を見定めようとしています。

言い換えるなら、40代になってもマネジメント経験が全くない人材は採用は厳しさを増すという事になります。

なぜなら、経理の求人倍率は「0.56倍(2019年9月)引用: MS-Japan「2019年7月~9月 経理の転職マーケット概況」
」。
アピールポイントがなければ転職希望者が特に多い職種で勝ち残るのは難しいからです。

関連記事:経理は売り手市場?今が転職のチャンス?【現役経理マンが徹底解説】

「未経験者」が重視されるポイント

それでは「未経験者」が重視されるポイントは何なのでしょうか?

未経験者は「ポテンシャル採用」になります。
採用時に具体的に見られるポイントとしては以下が挙げられます。

・経理所属でなくても管理部門所属かどうか
・経理の関連業務に携わった事はあるか
・経理の素質はあるのかどうか

ポイントは2つで「完全な未経験」か「目標が明確」かどうかです。

【ポイント1】完全な未経験かどうか

経理業務は繁忙期と閑散期の差が大きい職種です。

繁忙期は本決算(1年の締め括り。短信発表、有価証券報告書提出、株主総会準備、等々)
この本決算時は、株主総会がまさにですが、その他の管理部門も総出で業務に当たります。

つまり、管理部門に所属していれば経理の関連業務に携わることになります。

詳しい仕訳の切り方や短信の作り方が分からなくても、1年の経理業務サイクルと関連業務に携わる人材は完全未経験者より優遇されます。

さらに、日本は今深刻な人手不足に陥っています。以下中小企業庁が公表するグラフをご覧ください。

【業種別従業員数過不足DIの推移】

中小企業における従業員の過不足具合の分かるグラフです。

マイナスが不足感を示しており、どの業界においても著しくマイナス。
日本の超高齢化社会も背景にあって、労働人口が減り続けている事も原因の一つに挙げられます。

つまり、経理人材においてもわずかな経験を有するだけでも企業側にとっては重宝したい対象になります。

関連記事:経理へ転職は未経験だと難しい?【30代現役経理マンが徹底解説】

【ポイント2】目標が明確かどうか

経理の資格取得と言えば「簿記」

未経験者は簿記を取得しておきましょう。
なぜなら、面接時のアピール材料となって、経理に転職したい!という目標を伝えやすいからです。

特に、「簿記2級」を持っているだけでも企業からの見方は変わります。
(合格率が20%前後と難易度が高い資格取得だから)

実は、私が転職した時は簿記3級しか持っていませんでした。
経理経験は4年以上ありましたが、簿記2級は非常に強力なアピールになります。

関連記事:経理のキャリアアップに必要な事とは【スキルや知識のレベルアップより大切な事】

【体験談】年齢と共に求められるスキルは高い


編集中(マネージャーの話)

関連記事:【経理はやめとけ】経理未経験の1年目は辛くしんどい【辞めたい毎日への対処法】

【アドバイス】転職を希望しても気づいたら手遅れもあり得る

転職活動中の女子

「採用時の年齢制限はなくても「年齢=経験」が重視されるポイントはよく分かったよ。経理の転職を意識したら早めに行動した方が良いって事だよね?」

その通り。経理の転職は「戦略的に」進める事で内定獲得率もアップします。
しかし、転職を希望しても気づいたら手遅れも起こりえます。

そんな転職希望者に向けて、ここでは手遅れにならないためのアドバイスをまとめていきます。

経理の経験者と未経験者、それぞれについて解説していきますので参考にしてください。

経験者はスキル向上を意識する

当然ですが、経理経験者はスキル向上を意識しましょう。

・決算業務
・株主総会業務
・管理会計業務
・税務業務
・マネジメント経験

年数に応じて裁量の幅も広がります。
責任も伴ってチームマネジメントも任されるようになります。

仕事を拒んでは人の成長はあり得ません。

先ほどもご紹介した通り、40代だと経験豊富なマネジメント経験を有する人材が非常に重宝されます。

経理職は専門職。スキルを磨けば磨くほど輝きを増します。
40代でも周りからの意見を聞き入れて、まとめてアウトプットする人材はどの業界においても求められます。

ただ、気をつけたいのは50代以上の経理経験者。
一部の企業で50代というだけで採用は消極的になってしまうケースがあります。

・他の社員との年齢バランス(パフォーマンスが発揮できるか不安)
・希望年収が高い(スキルの高さから年収を高く期待過ぎる)
・手を動かせるか不安(マネジメント経験があっても実務経験に不安)

求人企業が求める人物像をしっかり把握し、柔軟に対応できる能力も必要と言えます。

関連記事:【経理の独学での勉強方法】未経験から経験者まで現役経理マンが解説

未経験者は早めに転職して経験を積む

未経験者は早めに転職して経験を積むのが手っ取り早い方法です。

「簿記を取得してから」、「経理の関連業務に携わってから」、転職を意識する方も多いかと思います。

しかし、経理は実務経験から養われる仕事がほとんどです。
経理チームに配属になってからの方が成長スピードが増します。

また、25~29歳の「第二新卒」にあたる年齢層は特に転職成功の割合が多いことが分かっています。

【職種ごとの転職成功者の年齢割合】

もし、経理への転職を希望するあなたの年齢が第二新卒に当たるのであれば今が狙い目とも言えます。

無料で手厚いサポートが受けられる!20代若手・第二新卒向けのおすすめ就職・転職エージェント3選

【対策】転職活動を優位に進める方法

ここからは具体的に転職活動に取り組む方に向けて情報をまとめていきます。

内容は「転職活動を優位に進める方法」

私がこれまで利用してきたおすすめのサービスや転職を戦略的に進める方法について解説していきます。

転職エージェント利用は必須

転職支援を行うサービスの代表格が「転職エージェント」

現在では数多くの転職エージェントが存在し、管理部門に特化したサービス(MS-Japan)も注目を集めています。

転職エージェントの利用をおすすめする理由には2つあります。

・内定獲得までのスケジュール管理
・内定率アップ

【理由1】内定獲得までのスケジュール管理

転職を希望したら退職日も合わせて設定しますよね。

退職日(ゴール)までに書類選考と面接をどのくらいの企業に応募して進めるべきなのか?

転職活動素人では全く把握する事は出来ません。
闇雲に活動を進めても上手くはいかない上、もしかしたら内定すら取れない可能性もあります。

しかし、転職エージェントに登録すれば、担当のキャリアアドバイザーがスケジュールを明確に指示してくれます。

また、書類選考の通過率からいくつ応募すべきなのか?
企業の内情や求人票には載っていない企業の情報まで包み隠さず教えてくれます。

情報収集だけでも有益な情報が満載です。
転職を思い立ったら転職エージェントに、という意識で利用するのがおすすめです。

私が利用してきた転職エージェントの中でも特にサービスの質の高い3つをご紹介します。

転職で年収アップも実現!管理部門におすすめ転職エージェント3選(無料&Web面談実施中)

転職エージェントの利用が初めての方は以下関連記事もご覧ください。

関連記事:転職活動初心者なら転職エージェント利用は必須【理由と疑問に回答】
関連記事:転職エージェントは複数使うべきか?【何社掛け持ちがベストか理由も解説】

【理由2】内定率アップ

転職エージェントを利用する事で内定獲得率はアップします。

その理由が、以下の2つ。

【理由1】一人で書類作成するときの苦労
【理由2】転職エージェントが職務経歴書の作成時にしてくれるアドバイス

一人で進めるより転職のプロにアドバイス貰いながら進めた方が出来が良くなるのは当然です。
書類選考も落ち続けている方は転職エージェントにサポートを貰いながら進めるのが転職戦略の一つです。

転職エージェントをおすすめする理由をもっと詳しく知りたい方は、以下関連記事もご覧ください。
書類通過率と内定率アップの具体的な内容もまとめていますので、参考になるかと思います。

20代の転職は20代専用就職エージェント

転職エージェントの利用は必須です。
ただ、転職希望者が「20代」の場合、「20代専用就職エージェント」も存在します。

20代に特化したエージェントを利用した方が、サポート内容だけでなく求人も第二新卒向けの企業が増えるため、内定率は上がります。

「第二新卒エージェントneo」公式ホームページ
【第二新卒エージェントneoの評判が気になる方はコチラの記事をご覧ください】

伸びる業界に転職

「伸びる業界に転職」するのも戦略の一つです。

今後も伸びる業界は想定年収を上げてでも人材獲得に動きます。
なぜなら、社会が求める業界は今後も売上、利益ともに取りやすいからです。

つまり、業界を選んで転職することで内定率が上がるだけでなく年収も上がりやすい事になります。

この「伸びる業界」が2020年の場合、どこの業界、企業なのか?気になる方は以下関連記事をご覧ください。
官公庁、民間の調査会社が発表するレポート結果を多数用いて解説しているため、信憑性は非常に高いと感じています。

まとめ:経理は年齢=経験重視で豊富なスキルが重宝される

経理の転職時に重視されるポイントについてまとめてきました。

記事のポイントをまとめると

・経験者は豊富なスキルが重宝される
・未経験者はポテンシャル採用でも狙える
・転職活動時は転職エージェントは必須サービス
・20代は第二新卒枠でエージェント利用がおすすめ

経理の経験者も未経験者も転職活動時の見られるポイントは異なります。

重視される点を見極めて、適切な転職活動を行う事で内定率はアップします。

しかし、転職エージェントなどのサービス利用と対策を講じる事で内定率はさらにアップします。

また20代専用の就職エージェントも力を入れていますので状況に応じて使い分けるのがおすすめです。

転職で年収アップも実現!管理部門におすすめ転職エージェント3選(無料&Web面談実施中)