仕事にやりがいはいらない?【結論必要なしで客観的な市場価値把握が大事】
忙しい人

「仕事のやりがいが見つからない。。でも仕事にやりがいっていらないの?やりがいがあるから仕事も楽しめたり、メリハリが生まれると思うんだけど・・・」

こんな疑問、悩みに答えます。

このブログでは「仕事のやりがいを必死で探している方」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。

  1. 仕事にやりがいはいらない?結論と理由
  2. 仕事にやりがいを求める以上に大事なコト
  3. まずやるべきは「自分の市場価値を客観的に把握すること」
  4. 失敗しない仕事選びとマッチング率の高い転職術

「あなたにとって、仕事とは何ですか?」

様々な意見が飛び交うことでしょう。
でも、一つ明確な解があります。

それはやりがいのために仕事が存在しているわけではありません。
自己実現を叶える一つの手段に仕事は存在するということ。

仕事にやりがいはいらない理由と失敗しない仕事選びと転職術を詳しく解説していきます!!

たかひろ@現役経理マンたかひろ@現役経理マン

「仕事のやりがいとは何なのか?分からなくなってきた方もぜひ参考にしてみてください!」

仕事にやりがいはいらない?結論と理由

まず仕事にやりがいはいらないのかどうかについてまとめていきます。

結論からいうと「必要ない」が回答になります。
なぜなら、やりがいを求めても仕事を通して叶えたい自己実現は果たせないからです。

「やりがい」の意味を調べるとその理由が分かります。

事に当たる際の充足感や手応え、張り合い。過去に行った事について評価する場合は「やり甲斐があった」の他に「やった甲斐があった」とも表現する。

「やりがい」とは状態を表す言葉です。
経験したことへの評価がイコールやりがいの有無に繋がります。

つまり、仕事の成果や達成感を得られるからやりがいを感じる、といった表現が正しいことになります。

仕事でも何事でも未経験に対するやりがいの有無は評価できません。
「やりがいがありそうだ」と感じるのは他人の評価を得ての幻想に過ぎません。

関連記事:楽しい仕事を見つけて転職したい!【探し方とおすすめ10選をランキングで紹介】

仕事にやりがいを求める以上に大事なコト

仕事にやりがいは必要ありません。
仕事にやりがいを求める以上に大事なコトがあります。

しかし仕事のやりがいに関する悩みはとても多い。
「やりがい」に対する多くの悩みがネット掲示板にされています。

落ち込む人

「仕事のやりがいはどの様に見つけましたか?私は現在、全くやりがいを見出しておりません。」
引用: Yahoo!知恵袋

・仕事のやりがいが欲しい
・仕事のやりがいが見つからない
・何をしたいのか?仕事とは何なのか?分からない

なぜこれほど悩んでしまうのか?
それは、目先の利益と企業の思惑が見え隠れしています。

やりがいを求める多くの理由は「承認欲求のため」

社会人の9割以上が仕事でやりがいは必要だと回答する調査結果が公表されています。

【仕事において、やりがいは必要だと思いますか?】

ただ、同調査の「やりがいを感じること」に対する上位回答は以下の通り。
「お礼や感謝の言葉をもらうこと(62%)」
「仕事の成果を認められること(56%)」

全て「される」ことに対する満足度を挙げています。
つまり、やりがいを求める多くの理由は「承認欲求のため」

「されたい」から仕事をする。
自己の承認欲求を満たすべく仕事に憑りつかれているといえます。

関連記事:転職が怖いから行動しない?それは不幸です【理由と恐怖を感じる原因も解説】

「やりがい搾取」という企業側の思惑

「やりがい」=「自己承認欲求を満たすため」
この構図は「やりがい搾取」という企業側の思惑が見え隠れします。

やりがい搾取とは何か?改めて調べると、

「やりがい搾取」とは、金銭や福利厚生などの待遇改善が不十分なまま「やりがい」のみで仕事をさせ、労働者の労働力や時間を奪い取ることをいいます。「私でないとこの仕事はだめになってしまう」という一種の「やりがい」や「責任感」を与える一方で、待遇は良くない――このような環境は、世の中にありふれているのかもしれません。

分かりやすい例が「東京2020オリンピック」
ボランティア募集のページを見てみると以下のような宣伝が書かれています。

オリンピック・パラリンピックの成功は、 まさに「大会の顔」となるボランティアの皆さんの活躍にかかっています! 「東京2020大会を成功させたい」という熱意をお持ちの方、 またとない自国でのオリンピック・パラリンピックの運営に直接関わりたい方、 みんなで一緒に東京2020大会を盛り上げていきましょう!

なかなかの熱意あふれる文言。
肝心の活動内容を見てみると以下のような9分野が募集されています。

・アテンド(海外要人の待遇、選手の通訳)
・ヘルスケア(急病、ケガの初期対応、ドーピング検査支援)
・メディア(報道機関の取材支援、記念写真や動画の編集支援)
・その他(案内、移動サポートなど)

案内ならまだしもその多くが専門的な分野。
プロに依頼するレベルの活動内容をボランティアに任せるとのこと。

また、ボランティアであるため交通費や宿泊費は実費。
さらに遠方からの参加者に対する宿泊等はすべて自己負担&自己手配となっています。

本件に関して「やりがい搾取」と批判が殺到。
詳しくは以下YouTube動画もご覧ください。

関連記事:【会社=理不尽が当たり前?耐えるべき?】理不尽な仕事にイライラへの対処法5選

求めるべきは「あなた自身の幸せ」

仕事で求めるのはやりがいではありません。
やりがいを求めても自己実現は叶いません。

求めるべきは「あなた自身の幸せ」に他なりません。

あなたにとっての幸せとは何ですか?

・家族と過ごす時間
・子供と一緒に遊ぶ時間
・プライベートを楽しむ時間

これら自己実現のためにどうすべきか?
明確な目的とゴールに進むための揺ぎ無い時期が必要です。

そのための「仕事選び」は非常に重要になります。
やりがいを軸に考えるのではなく自分自身の市場価値に見合った仕事に就きましょう。

関連記事:人を幸せにする仕事とは【人を笑顔に&喜ばせる職種ランキングTOP15】

まずやるべきは「自分の市場価値を客観的に把握すること」

仕事にやりがいは必要ありません。
必要なのはあなた自身が幸せになるための明確な目的。

そのためにまずやるべきは「自分の市場価値を客観的に把握すること」にあります。

市場価値とは?市場価値が高いとはどういう状態か

そもそも市場価値とは何なのでしょうか。
辞書で調べてみると以下のような意味になります。

生産条件の異なる企業によって生産される同種商品全体の平均価値。市場での競争によって決定され、市場価格が成立する基礎となる。

市場での競争によって決定される価値がつまり「市場価値」
少し分かりづらいので「市場価値が高い人」がどんな人かも調べてみます。

それは人材の「需要」と「供給」のバランスで決まります。「需要が高い」とは、ある特定の経験・スキルを持つ人材を募集する企業が多いということ。それに対して、その経験・スキルを持つ求職者が少ない場合は、需要に対して供給が追い付いていない状態となり、その経験・スキルを持つ人は「転職市場価値が高い」ということになります。

転職市場(マーケット)には需要(企業の求人)と需給(転職者のスキルや経験)から決まる価値(バリュー)が存在します。

需給バランスが需要過多となるマーケットでは市場価値は高まります。
つまり、引く手あまたの専門スキルを持つ転職者は市場価値が高いということになります。

関連記事:【悲劇】割に合わない仕事は人生の幸福度を下げる話【即転職を推奨】

市場価値(マーケットバリュー)を測る3つの軸

では具体的に市場価値はどのようにして測れるのでしょうか。
大ベストセラー書籍「転職の思考法」には市場価値(マーケットバリュー)を測る3つの軸が存在すると記されています。

その市場価値は測る3つの軸というのが、

①技術資産
⇒どんな会社からも必要とされる、高い技術力を持った人間

②人的資産
⇒どんな人間とも仲良くなれ、可愛がられる力を持った人間

③業界の生産性
⇒マーケットバリューは業界の生産性に最も大きな影響を受ける

これら3つの軸が高い人物ほど市場価値は高いといえます。
つまり、転職市場においても引く手あまたの「市場価値の高い人」となれるわけです。

市場価値を測る軸の詳細について知りたい方は以下YouTube動画も合わせてご覧ください。

転職時は市場価値を考慮した仕事選びが重要

転職を考えたときに大事なのが市場価値を考慮した仕事選びが重要だということ。

中には市場価値に見合わない仕事を選ぶケースがあります。
例えば「転職の思考法」ではゲームのRPGを用いて解説されています。

仕事を辞めるタイミングは「緊張と緩和のバランス」が適切ではなくなったときなんです。RPG(ロールプレイングゲーム)でも、雑魚とばかり戦っていたら飽きるし、ボス級とのバトルばかりでは疲れてしまいますよね? 雑魚戦とボス戦を繰り返し、ときどき街に繰り出したりイベントがあったりするから、いいリズムでやり続けられる。仕事も同じで、自分に合った適切な緊張と緩和のバランスを見つけなければならないと僕は思っています。

つまり、仕事のレベルが簡単すぎてもダメ。
難しすぎてもストレス過多で心身ともに疲弊してしまいます。

自身のレベル(市場価値)の把握が何より重要だということです。

次章で仕事選びの方法と転職術を解説していきます!
市場価値の把握方法や転職を検討中の方は参考にされてみてください。

失敗しない仕事選びとマッチング率の高い転職術

仕事選びで大事なのはやりがいではありません。
市場価値を把握し適切な仕事を選ぶことが何より重要です。

そうすることで希望するキャリアや自己実現の道が開けます。

ここからは失敗しない仕事選びとマッチング率の高い転職術について解説していきます。

市場価値を客観的に把握する方法

まずは市場価値を客観的に把握する方法についてです。

市場価値を客観的に把握する方法が「プロのキャリアコーチング」

客観的に分析し理解するのは至難の業。
一人で迷うよりプロに相談するだけで悩みは解消されることが多々あります。

無料相談を受けるだけでも非常に有益なアドバイスがもらえて、心のモヤモヤは軽くなります。

自己分析に役立つ!プロによるキャリアコーチングサービスおすすめ3選

マーケットバリューにマッチする環境を選ぶ方法

そしてマーケットバリューにマッチする環境を選ぶ方法についてです。

無料で手厚いサポートが受けられる!おすすめ転職エージェント3選(Web面談実施中)

転職エージェントの利用が初めての方は以下関連記事もご覧ください。

関連記事:転職活動初心者なら転職エージェント利用は必須【理由と疑問に回答】
関連記事:転職エージェントは複数使うべきか?【何社掛け持ちがベストか理由も解説】

「やりがいが感じられないから転職」思考は間違い

・仕事のやりがいを感じない。
・仕事のやりがいがなくなった。
・仕事のやりがいがわからない。

だから転職する。
この「やりがいが感じられないから転職」思考は間違いです。

関連記事:「仕事が忙しすぎる」から辞めたいは早計【転職する判断基準は3つ】

まとめ:仕事は手段であってやりがいを求める必要なし!

仕事にやりがいはいらない理由と客観的な市場価値把握が大事である情報をまとめてきました。

改めて、本記事のポイントをまとめると、

本記事のポイント

  • 結論仕事にやりがいは不要
  • 求めるとやりがい搾取に陥る可能性大
  • やりがいより自分自身の市場価値の把握が重要
  • なぜなら適した仕事選びの判断軸を持てるから

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とはいえ、転職するにしてもどんな仕事が向いてるのか。
仕事選びや将来のキャリアに悩む人は、プロのキャリアコーチングに相談するのがおすすめです。

「どう生きたいか?」でキャリアを決める転職トレーニングサービス。
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