地方から都会に転職・就職は難しい?【注意点と5つの具体的行動】
落ち込む人

「都会に憧れがある。地方から東京や大阪など都会に転職・就職するのは難しいのかな?注意点や何をすればいいのかの具体的行動など体験談があれば教えてほしい!」

こんな疑問、悩みに答えます。

このブログでは「地方から都会に転職・就職したい方」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。

  1. どれくらい難しいかを経験者が解説
  2. 地方から都会に転職・就職する5つの行動
  3. 行動を起こす際に注意しておきたい点

当ブログ管理人も東京での就職に強い憧れがあり、新卒で上京するため当時就職活動に励んでいました。
さらに、地方勤務の経験もあり、東京に戻る転職活動も過去に行った経験があります。

だからこそ包み隠さず語る事が出来ます。
地方から都会へ、就職、転職のために活動するのは、非常に大変です!

これらの体験談と民間企業が公表する調査結果を元に地方から都会への転職・就職の注意点や具体的な対策をご紹介していきます!

たかひろ@現役経理マンたかひろ@現役経理マン

「今まさに勤務地や勤め先の企業に不満や悩みを抱いている方は参考にしてください。お役に立てれば幸いです。」

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地方から都会に転職・就職は難しい?

早速地方から都会に転職・就職は難しいかどうかについて解説していきます。

私は地方や田舎勤務は断固として拒否していたため、都会勤務を現在も継続しています。

ただ、どれくらいの方が都会勤務に憧れや転職を希望しているのか?
世間の声(民間企業が公表する調査データ)も調べてみたいと思います。

そして、結論と私の体験談を交えて以下の順番でまとめていきます。

  • 地方から都会に転職したい人の割合
  • 都会への転職希望の理由
  • 【結論】想像以上に難しい
  • 【体験談】就職活動と転職活動の辛い経験

地方から都会に転職したい人の割合

まず地方から都会に転職したい人の割合について見ていきます。

大手人材紹介サービス「リクナビネクスト」が「都会の魅力」について調査結果をまとめたレポートがありましたのでそちらをご紹介します。

まずは以下グラフをご覧ください。

【大都市の企業に転職して働くことに興味がありますか?】

大都市への憧れをアンケート調査(調査対象は地方で働く社会人エンジニア)

この結果、「興味がある」と答えた割合はなんと「70%」
そのうち、「行きたい」と決意を固める回答は「24%」にものぼり、4人に1人はすでに具体的な行動を取っている事になります。

この結果からも分かるように、都会に対して大半の社会人が恋焦がれる憧れの対象になっている事が明らかとなっています。

関連記事:地方・田舎に仕事がないのは本当?【転職先の探し方とおすすめの働き方】

都会への転職希望の理由

では都会への転職希望の理由はどのような内容が挙げられているのでしょうか?

この理由についても先ほど同様リクナビネクストが公表するアンケート調査で明らかとなっています。

最大の理由は「多くの情報が集まりやすく最先端の技術が身につく」

【都会で働きたい理由は何ですか?】

最大の理由は「技術を含めた多くの情報が集まる」で「35%」

エンジニアに対するアンケート調査になりますが、その他職種についても同じ事が言えます。

私も管理部門畑で長年経理を務めていますが、やはり都会の方がトレンドや経理の仕組み自体も地方より進んでいる印象です。

特に目立つのはRPAやAIと言ったロボット技術。
ファイナンス分野だけでなく経理の仕訳にも導入が積極的に進められている点。

大企業、上場企業が多く集まる東京だからこそ最先端の技術を駆使してソリューションを提案されていました。

また、「給料が高い」「最新の技術が身につく」という理由も納得感があります。
他の職種、営業やIT、クリエイティブな職種に関しても都会の方が給料は断然高く、最先端の技術が身につきます。

関連記事:転勤のない仕事の探し方とおすすめ職業5選【転勤の目的と多い業界の特徴】

女性も都会への憧れは強い

一方で、女性は都会への興味はどうなのか?調べてみると以下の投稿された切実な思いを発見しました。

【都会にでたい。 本気で悩んでいます。 私は22歳のOLです。 働いて三年がたちました。】
私が、都会にでたい理由は、田舎の生温い環境、一流企業の会社も少なく、ゆるい雰囲気です。自分自身の成長及び、自立。そして狭い土地なので視野も狭くなってしまっています。田舎生活を楽しくするために、頑張ってみましたが、やはり田舎に魅力をみつけだせませんでした。20歳の頃から都会に出たいとおもっていて、三年で二百万が貯まった今都会にでたいです。

若干22歳ながら都会への憧れが強く、200万円も貯めた女性。
その理由が、「田舎の生温い環境、一流企業の少なさから環境を変えたい」

非常に上昇志向の強い方とお見受けします。

このように一部の人ではありますが、都会への憧れは男女ともに抱いているようです。

関連記事:事務職はつまらない人生だと感じるあなたに【理由と3つの解決策】

【結論】想像以上に難しい

そして、ここから結論です。地方から都会への就職はどれくらい難しいのか?

結論は「想像以上に難しい」です。
その理由を解説していきます。

【理由1】選考は基本本社で実施

一度でも転職・就職活動をした事がある方であれば分かると思います。

基本的に面接や筆記試験などの選考は本社で実施されます。
つまり、本社は地方にはないので都会の東京や大阪などで実施されます。

選考が行われるたびに本社のある都会へと出向く必要があります。

関連記事:転職面接に何度も落ちる人の4つの特徴とは【問題点を把握して対策を】

【理由2】面接は平日開催が当たり前

そして、選考の面接は平日開催が当たり前です。
面接など採用活動は会社の人事が担当します。

人事部、つまり管理部門は基本土日祝休み。
平日が出勤日にあたるため、出勤日に合わせて面接は行われます。

転職者、求職者に合わせて土日に面接をしてくれる企業などほとんどありません。

それに、近年の働き方改革で残業時間も制限されているため、土日祝の開催はほぼ起こりえません。
(土日祝が営業日にあたる企業など例外は除く)

関連記事:平日休みが嫌で転職したい気持ちは正解【土日休みより転職に有利な理由】

【理由3】休みが取れないなどスケジュールが組み辛い

そのため、平日開催に合わせて休みを取る必要があります。

しかし、現職の仕事の都合よく休みは取りづらい。
その上、有給も潤沢にあればいいものの全くなければそもそも休むことすらできません。

つまり、この時点で有給を完全に消化してしまった人は転職活動は難しい状況と言えます。
(現職が土日祝出勤で平日休みの場合はスケジュールは組み易い場合があります)

関連記事:【失敗談】30代で転職した私の挫折経験【解決法と面接の質問への回答例】

【理由4】多大な費用(交通費)がかかる

そして、何より都会までの費用がかさみます。

例えば、福岡から東京への旅費は飛行機で片道約2万円。
往復で4万円、さらに1泊したとしたらホテルが安くて5000円。

1回の転職・就職活動で45,000円の費用がかかる計算になります。

つまり、時間的にも経済的にも労力は著しく消耗してしまうのです。

関連記事:【体験談】転職活動は「働きながらor辞めてから」だとどちらが有利?

【体験談】就職活動と転職活動の辛い経験

想像以上に難しい理由の全ては私が経験した実体験です。

さらに具体的に私の体験談をご紹介します。
閲覧者のあなたが、私のようにはならないように備忘録的に残しておきたいと思います。

【就職活動時の話】

私の通っていた大学『九州大学』があるのは福岡。
大学院まで進学しましたが、大学院1年生から就職活動が始まります。

私はもともと電通や博報堂、サイバーエージェントなどの広告業、インターネット広告業に興味がありました。
もちろん就職先もその手の企業を狙って就職活動を進めようと考えましたが、九州の福岡といえど、その手の企業の説明会は一切開かれない。

東京へ出向かないと説明会にすら参加できない状況でした。
これが現実です。ですので、東京に住む友人宅に何か月間か居候という形で就職活動を進めていました。

もちろん、大学院での授業や研究もあるため、定期的に福岡に帰ります。
帰る時の飛行機代は自腹。片道2万円前後はかかります。

大学生ですよ?バイトもしながら、勉強もして、就職活動もして。
毎日忙殺。とにかく忙しく、時として「俺、何やっているんだろう?」とふと空を見上げる時もありました。

しかし、全ては将来のため。
やりたい事、叶えたい夢があったからこそ継続できた。

とはいえ、お金が底をついては何も出来ません。
この点については、計画的に進める必要があります。親の支援を頼るという手もありますが。

無事に、就職活動を始めて3か月で内定を頂く事ができました。
もし、地方大学から都会への就職を希望する学生が本記事を見ていましたらアドバイスは一つ。

諦めるな!夢は叶う!

【転職活動時の話】

新卒入社した会社を退職し、晴れて大手企業に転職できたのは30代前半の頃。

全国展開かつ世界にも店舗を出店する超有名企業。
心躍り働ける事に夢と希望に満ち溢れていました。

しかし、入社して数か月後。すぐに異動が決まりました。

異動先は九州のすぐ近く。何かのご縁かとも思いましたが、会社の都合もあってか言われるがまま決断。

当時、私は結婚しており、子供はいませんでしたが、新婚の部類に入る年数でした。
妻は東京の会社に勤めていたため、単身赴任という形を取りました。

そして、異動して初めて気づく。単身赴任の辛さ。寂しさ。

週末必ず帰るようにはしていましたが、月2回の帰省代は自腹。
往復で4万円はかかるため、月の出費は8万円(笑)

これほど辛い思いをして勤めているのに、追い打ちをかけるように出費もかさむ。
言いようもできない思いがこみ上げ、毎週帰る金曜日だけが楽しみで仕方がなかった。

そして、異動先での任務を終えて、晴れて東京へと戻る事ができました。

私の場合、期限が設定されていたため、耐えられた部分はあります。
しかし、中には無期限で異動、出向させられるケースはあります。

その際、単身赴任や転勤に耐えられるかどうか?
それ以前に、家族との時間や今後の生活についてじっくり話し合った上で決める事が重要です。

話し合いの結果、単身赴任や異動が今後の生活に大きな支障をもたらす場合、「転職」を検討されるのが良いでしょう。
人生の全てを会社に捧げる必要はありません。

独身も同様に、叶えたい夢が会社にないのであれば、別の企業へ移るのもベストアンサーになり得ます。

ただ、世の中には田舎暮らしを望む社会人もいます。

地方勤務、地方への転職に関する意識調査から分かった意外な結果を以下関連記事でまとめています。
少しでも興味のある方はご覧ください。新しい知見が得られるかもしれません。

地方から都会に転職・就職する際の具体的行動5つ

・地方から都会への就職は想像以上に難しい
・しかし男女とも都会への憧れは強い
・その理由は最先端の技術が身につくから

地方から都会への就職は難しいが、転職したい方も多くいます。

ここからは、そんな方々に向けて転職・就職活動時に向けて何をすればいいのか?具体的行動を5つご紹介していきます。

【行動1】転職エージェントの利用

最初の行動は「転職エージェントを利用する方法」

転職エージェントを利用することで、内定まで最短ルートを辿ることが出来ます。
また、紹介される求人も地方から都会への転職を考慮して、選考をWEB面談メインで実施してくれる企業をピックアップして紹介してくれます。

私も地方勤務から東京へ戻る際の活動に非常に重宝しました。
とても力強いパートナーとして動いてくれるため、転職活動者は登録必須のサービスと言えます。

面談から内定獲得までの一連のサービスを無料で利用することが出来ます。
情報収集だけの目的でも使えますので、ぜひご利用ください。

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転職エージェントの利用が初めての方は以下関連記事もご覧ください。

関連記事:転職活動初心者なら転職エージェント利用は必須【理由と疑問に回答】
関連記事:転職エージェントは複数使うべきか?【何社掛け持ちがベストか理由も解説】

【行動2】WEB選考可能な企業を選ぶ

転職エージェントからの紹介も受けられますが「WEB選考可能な企業を選ぶ方法」

地方から都会の企業に選考で受ける際の最大の難所は「選考」
わざわざ選考のために出向いて、もし落ちたら旅費も宿泊費も全て水の泡になります。

経済的リスクを少しでも軽減するためにネットを介した選考が可能な企業を狙い撃ちするのも得策です。

求人数は限られてしまいますが、存在しない訳ではありません。
転職エージェントを利用して、効率よく適当な求人を紹介してもらって選考を進めるのがコツです。

関連記事:転職エージェントは無職・離職中でも利用可能?【登録時の注意点とおすすめ3選】

【行動3】土日営業の企業を選ぶ

WEB選考と同じ要領で求人を選ぶ「土日営業の企業を選ぶ方法」

もし、あなたが現職が土日祝休みの場合、一般企業での選考は不利です。
ただ、土日に営業する企業(例えば不動産)は平日が休みになるため、人事部も土日に出勤する場合があります。

土日に選考が実施されれば休日を使って本社へ出向き選考を受ける事が出来ます。

これらの方法も事前に求人を確認し企業の労働環境を調べておく必要があります。
しかし、全て一人で活動していては時間がいくらあっても足りません。

そのため、転職エージェントに事情を説明して適切な求人を紹介してもらうようにしましょう。

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【行動4】異動届を出す

現職を退職するつもりはないけど地方勤務から逃れたい方は「異動届を出す方法」

私が現職地方勤務になってしまい人事部や上司と交渉して東京本社に戻してもらった方法と同じですね。

企業によってはあなたのキャリアプランを考慮し地方勤務を命ずる場合があります。
しかし、全く望まない環境では社員の成長や有意義な人生は歩事は出来ません。

会社にとってもお互いに不幸では成長はあり得ませんので、上司に「相談」し本社へ移動できないか交渉するのも方法の一つです。

関連記事:異動希望は通らないのが当り前?【理由と部署異動したい時の伝え方と書き方】

【行動5】活動が終わるまで友人宅に居候

私も就職活動時に実践した旅費を少しでも浮かす行動が「友人宅に居候させてもらう方法」

東京など就職先の勤務地に友人がいる前提の行動です。

就職活動・転職活動ともに決まるまで数か月時間を要します。
その間、ホテルや飛行機代は想像以上に経費がかかってしまいます。

また、移動時間が削減できるため、活動に集中できるメリットもあります。

関連記事:【不安】20代で転職先や仕事が半年も1年も決まらない理由は1つ

注意したいのは今後のライフスタイル

具体的な行動について解説してきました。
ここで、実践する上で注意しておきたい点があります。

それは、地方から都会へ転職するにしても「今後のライフスタイル」はしっかり検討した上で実施する事です。

もし、やりがいや自身の成長ではなく経済的自由(年収・給料アップ)のため都会を選ぶのであれば以下関連記事をご覧ください。

転職や就職は人生に大きな影響を与えるイベントの一つ。
独身だけでなく家族や子供を持つ夫婦であれば尚更現在の環境と今後の将来は慎重に検討すべきです。

特に以下のケースに当てはまる場合は要注意。

  • 「新卒」「第二新卒」「独身」
  • 「結婚を考えている」「既婚者」
  • 「子供がいる既婚者」

上記のケースそれぞれにおける将来のライフスタイルの選択肢を以下関連記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ:地方から都会への転職・就職は計画と覚悟が必要

地方から都会に転職・就職活動時の注意点と具体的行動についてまとめてきました。

改めて、記事のポイントをまとめると、

本記事のポイント

  • 都会への転職は男女とも抱く憧れ
  • しかし地方からの転職や就職は想像以上に難しい
  • 活動するには戦略的かつ工夫が必要
  • その最たる方法が転職エージェントの利用

都会には様々な最先端の技術、情報が集約されます。
優秀な人材も集まる事から給料も待遇も他に比べたら上昇する傾向にあります。

地方から抜け出して都会への転職・就職を希望する場合は転職エージェントなど力を借りる方が内定獲得の成功率も上がります。

短期間で結果を出す必要もあるため、流暢な事は行っていられません。

思い立ったが吉日。すぐに行動する事で望むライフスタイルや将来を勝ち取る事が出来ます。
私も地方出身者ですが、東京へ上京してきてよかったと心から感じています。

何かを変えたい時は「行動」する他何も方法はないのです。

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とはいえ、転職するにしてもどんな仕事が向いてるのか。
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