【出戻り転職の現実】出戻り社員は嫌われる?失敗のリスク高くやめたほうがいい?
落胆する人

「転職に失敗した。。前の会社に出戻りしたい。でも、出戻り社員は嫌われるのかな?失敗のリスクもあってやめたほうがいい?」

こんな疑問、悩みに答えます。

このブログでは「転職に失敗し出戻りを検討している方」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。

  1. 出戻り社員の再雇用状況と気になる点
  2. 出戻り転職に失敗するリスクが高い社員の特徴
  3. でも出戻り転職できても辛い現実が待っている
  4. 出戻り転職に少しでも不安を抱くならやめたほうがいい

退職した会社に再雇用する「出戻り転職」
転職後の会社より前の方がよかったから出戻りを選択するケースがほとんどです。

しかし、実態はそんな簡単なものではないことをご存知でしょうか。

データと口コミから分かる出戻り転職の現実と出戻りに失敗する社員の特徴まで詳しく解説していきます!

たかひろ@現役経理マンたかひろ@現役経理マン

「今まさに出戻り転職を検討している方は参考にしてください。結果的に、出戻りを選択すべきか、それとも再び転職先を探すかの手助けになるかと思います。」

出戻り社員の再雇用状況と気になる点

はじめに出戻り社員の再雇用状況についてまとめていきます。

まず再雇用した割合を見てみると

【貴社では、一度退職した社員を再雇用したことがありますか?】

「再雇用したことがある」割合はなんと『72%』
5社のうち4社近くが出戻り転職を受け入れていることになります。

ただし、気になる点が2つあります。

  • 【気になる点1】制度化されていない
  • 【気になる点2】再雇用した理由には偏りあり

【気になる点1】制度化されていない

まず「出戻り転職」という制度を設けていない企業がほとんどです。

【一度退職した社員を再雇用する制度を設けていますか?】

2016年の調査では出戻り転職を「制度として設けていない」割合が『83%』
ほとんどの企業で制度化されていない実情があるな中、2018年は『87%』と増えるどころか4ポイント減少してしまっています。

この背景には再雇用の手段に理由があります。
再雇用することになったきっかけを調べてみると、

圧倒的に多いのが「本人からの直接応募」
割合は『59%』と半数以上のケースで退職した本人直々にオファーするようです。

つまり、出戻り転職は会社と元社員の信頼関係で成り立つ独自の(暗黙の)ルールと言えます。

関連記事:【退職で後悔】前の会社・仕事に戻りたい!未練がある時の3つの解決策

【気になる点2】再雇用した理由には偏りあり

そして、その証拠に再雇用した理由をみてみると内容には偏りがあります。

【再雇用した理由をお聞かせください。】

「人となりがわかっているため安心だから」で『68%』
まさに元社員との繋がりがあったからこそ再雇用に踏み切った理由です。

ただし、圧倒的多数なのが「即戦力を求めていたから」で『72%』
言い換えるなら、スキルや経験のない人材は元社員であっても再雇用を受けられない裏付けになります。

つまり、退職した社員全員が出戻り転職に成功するとは限らないということです。

では出戻り転職に成功する社員と、そうでない社員の違いは何なのでしょうか?
出戻り転職の実態から「こんな社員は失敗のリスクが高い特徴」を次章にまとめていきます。

関連記事:仕事は好きでも会社や職場が嫌いだから辞めたい?【←正解!その理由とは】

出戻り転職に失敗するリスクが高い社員の特徴

ここからは出戻り転職に失敗するリスクが高い社員の特徴についてまとめていきます。

実際に投稿された口コミやSNSの情報と私自身の体験談も交えて解説していきます。

【特徴1】情熱や覇気を失っている社員

元ZOZOTOWN社長の前澤友作氏が以下のツイートをしています。

・戻ってくる際の面接に意外とみんな受からない
・戻れるという甘えがあるからなのかな

戻れる期待への「甘え」と述べつつ追記で以下もツイート。

転職してから数年後にまた面接に来ても、働いてた時の情熱や覇気が失われていることが多いようです。なんでなんだろうね?

情熱や覇気を失っているから再雇用は認めないとコメント。

先のデータでも示した「即戦力」には当たらない社員。
つまり、元社員であっても期待以上の強い意思がなければ出戻り転職は成功しないということです。

関連記事:【不安】20代で転職先や仕事が半年も1年も決まらない理由は1つ

【特徴2】辞める時に会社と揉めた社員

落ち込む人

「出戻りで面接しましたが私が揉めた事で名前が上がってるから無理見たいな最悪状態です。私は下のラインが不良が多いから注意しただけです。パナソニックエクセルプロダクツの絡んでる所には面接通りません。はっきり言うたら絶望的です。」
出典: Yahoo!知恵袋

辞める時に会社と揉めた社員は高い確率で出戻り転職を失敗します。

なぜなら、再雇用しても再び問題を起こす可能性があるから。
信頼関係も構築できていない社員を出戻りで簡単に入社させる会社は極めて少ないです。

また、揉めた情報についても部署間で情報共有されます。
円満退社できていない社員は出戻り転職の選択は避けるべきです。

関連記事:残業が40時間超でもきついと感じるのは人それぞれ【でも人権問題は即転職】

【特徴3】転職失敗もネガティブな理由で辞めた社員

経理スタッフ

「出戻り大歓迎。いちど外の世界に出た人が戻ってくるのは会社にとってはチャンス。自社をわかっているうえに自社と他社の違いも。さらには「世の中甘くない」も身を持って経験していて貴重な戦力に。若気の至り失敗おおいに結構。反省よりも分析を大事にしてくれたらOK。ただ同じ失敗を繰り返す人は残念。」
出典: Twitter

7割以上の会社が出戻り転職を歓迎しています。
しかし、転職失敗もネガティブな理由で辞めた社員は出戻り転職にも失敗する可能性が高いです。

なぜなら、同じ失敗を繰り返しているから。
失敗を失敗としか捉えておらず、再発防止の改善行動に繋がってはいません

つまり、また辞める傾向が見られれば出戻り転職は失敗します。

人事や元上司はすぐに見抜きます。
元社員とはいえ、ネガティブな理由でのこのこ戻ってきても簡単に受け入れられるほど社会は甘くはありません。

関連記事:また繰り返すの?人間関係を理由に転職してしまう3つの原因と対処法

でも出戻り転職できても辛い現実が待っている

出戻り転職に失敗のリスクが高い社員の特徴をまとめてきました。

もし、出戻り転職に成功したとしても。
出戻り転職できても辛い現実が待っていることも把握しておく必要があります。

【辛い現実1】職場の人間から嫌われる

疲れた女性

「今はどこも人手不足だから可能な職場が多いと思うけど、採用側が良しとしても同僚は嫌がる人がいる事も覚悟した方がいいと思う。前に勤めてた時は友好的でも、出戻りしたら無視してきたり冷たくなったりする人もいる。前と同じポジションで戻ろうとせず(経験5年で○○さんよりも先輩とかじゃなく)一から教わる姿勢で戻る位の気持ちが必要かなと思います。」
出典: ガールズちゃんねる

出戻り転職を認めるのは社長、人事、そして上司。
採用側の決裁が下りれば出戻り転職は成功します。

しかし、全員が受け入れてくれるかといえばそうではありません。

特に職場の人間からは嫌われます。
一度辞めた人間が再び職場に戻ってきたのだから以前と同じ対応とはいきません。

なので、嫌われる覚悟と新入社員という心構えで臨まなければ再スタートは切れません。

関連記事:職場の人間関係で孤立し毎日が怖いあなたに【原因と4つの対処法】

【辛い現実2】すぐには辞められない

悩む女性

「出戻り転職しても、次は辞めにくいよね」
出典: ガールズちゃんねる

特に多いのが「すぐには辞められない」

出戻り転職を容認してくれた会社や上司。
再び戻った職場のスタッフのことを思えば、そうそうに退職などできるはずがありません。

なので、出戻り転職したら最後。
定年もしくは成果を出すまで退職しないと覚悟が必要になってきます。

関連記事:新卒ですぐ辞めるか悩むあなたに【解決策と働き方を転職経験者が解説】

【辛い現実3】退職前よりも期待値が高い

転職活動中の女子

「出戻りって周りの期待値高めで怖さもあるけど、楽しくもある。自分を知ってる人にどれだけ成長したのか見せられる機会でもあるし。」
出典: Twitter

良くも悪くも出戻り転職は退職前よりも期待値が高いです。

周囲から向けられる期待というなの「様子見」
外の世界を経験し、スキルも身についているであろう期待の眼差し。

新入社員で入社した時以上に期待値は高いです。

この期待値を超えられない時。
期待はいつの間にか落胆へと変わって、出世コースからも外される末路が待っています。

関連記事:【出世できないとわかったら】転職?諦める?取るべき行動は2つだけ

結論、出戻り転職に少しでも不安を抱くならやめたほうがいい

出戻り転職の現実をまとめてきました。

落胆する人

「出戻り転職できるか不安になってきたし出戻りできても大変そう・・・」

結論、少しでも不安を抱くなら出戻り転職は辞めることをおすすめします。

なぜなら、不安なままでは成功するものも成功しません。
また、失敗のリスクが高い社員の特徴に当てはまる方も同様です。

これらの出戻り転職に不安な方は「再度転職」するのが最適解です。

同じ仕事ができる会社は数多存在します。
人間関係も新しい環境で一からスタートした方が構築しやすいです。

転職で失敗を繰り返さないためにも「転職エージェント」利用をおすすめします。

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転職エージェント利用が初めての方は以下関連記事もご覧ください。

関連記事:転職活動初心者なら転職エージェント利用は必須【理由と疑問に回答】
関連記事:転職エージェントは複数使うべきか?【何社掛け持ちがベストか理由も解説】

まとめ:出戻り転職に少しでも不安を抱くなら再度転職が最適解

出戻りの現実と失敗のリスクについて情報をまとめてきました。

改めて、本記事のポイントをまとめると、

本記事のポイント

  • 7割以上の会社が出戻り転職経験あり
  • 出戻り制度はなく元社員からの応募で決定
  • しかし全員が出戻り転職に成功するとは限らない
  • 出戻り転職に成功しても辛い現実が待っている
  • 少しでも不安を抱くなら再度転職が最適解

出戻り転職に成功しても辛い現実が待っています。

周囲の目、だけでなく期待値も高まります。
期待を上回らなければ期待は落胆へと変わっていきます。

出戻り転職に少しでも不安を抱くなら再度転職を選んだ方がよほどリスクなく転職できます

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