「転職をしたい。でも、転職したら会社に悪いし長く務めた方が安定しそうだし、このまま留まろうかな。」
「ご存知ですか?もはや長く勤めても安定などありません。これからの時代は、キャリアを積んで“どこに転職しても働いていける力”を付けなければ競争社会についていけなくなります。」
このブログでは「転職は悪いことだと考えてしまっている方」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます!
- 「転職=悪いこと」という思い込み
- それでも転職に踏み切れない理由とは
- でも行動すれば転職は意外にも呆気ないもの
- 転職した方が人生は豊かになる話
- 退職を上司に切り出せない時の対策
「転職=悪いこと」という思い込み
まず始めに以下Yahoo!知恵袋に寄せられたコメントをご覧ください。
「転職 悪いこと」で検索した結果です。
実に「6万件」近い多くの悩みが寄せられています。
質問内容を見ると「転職って悪いことなんですか?」という疑問形が多いのが印象的です。
つまり、世の中の風潮(転職=悪いこと)に対し疑問を持つ方が多い証拠。
世の中に広く浸透しなければこれほどの悩みや問いは生まれるはずがありません。
そもそもなぜ転職は悪いことと錯覚するのか
そもそもなぜ転職は悪いことと錯覚してしまったのか?
最大の原因は日本の「終身雇用制度」「年功序列」にあります。
いわゆる「日本的雇用システム」という日本独特の文化です。
「終身雇用」とはその言葉の通り、同一企業に定年まで雇用され続ける制度の事。
さらに勤続年数を重ねるごとに賃金も役職も階段式で昇給・昇格する人事制度が「年功序列」の意味です。
つまり、昔の日本企業は同じ会社に長く勤めた方が安定した生活が送れる「保証」があった訳です。
関連記事:【あなたも対象?】大企業リストラで悲惨な末路を辿らない為に今やるべき3つの事
トヨタが「終身雇用の維持は難しい」と発言
しかし2019年5月に衝撃のニュースが飛び込んできました。
「終身雇用難しい」発言の舞台裏 トヨタ社長が焦るワケ:日経ビジネス電子版
(以下、有料記事ですがギフト機能を利用しているので24時間以内なら無料で読めるはずです) https://t.co/fUbX5JtGjH— Nobi Hayashi 林信行 (@nobi) October 11, 2019
トヨタ自動車の豊田章男社長が「終身雇用の維持は難しい」と発言。
大企業のトップが発言するほど『昔と今』とで社会情勢は大きく変化しています。
終身雇用だけでなく年功序列についても大銀行の三菱UFJ銀行が2020年に「一律の賃上げ廃止」を発表。
もはや「大企業=安定」という時代は、終焉を迎えつつあるということです。
この危機にいち早く気づいたのが「若者」です。
以下ニュースリリースの通り、大企業では成長できないと安定に疑問視する声が寄せられています。
「大企業=安定」の時代は過ぎた「新卒の3割が3年で辞める」飛び出した若者の声 https://t.co/mCRazGDcAK #LIMO
— LIMO「リーモ」 (@limo_media) February 21, 2020
つまり、自分自身の市場価値を高めなければ、これからの時代は生き抜けないと感じ、大企業を去る若手社員がここ最近増えているようです。
関連記事:大企業はつまらない?それとも楽しい?【大事なのはやりがいを持つこと】
海外だと転職に対し抵抗感は薄い
では海外の転職市場はどのような傾向があるのでしょうか。
日本と海外との「平均勤続年数」から傾向を調べてみます。
以下、日本と海外各国を比較した表をご覧ください。
【各国労働者の平均勤続年数】
日本はイタリアに次いで2番目に長い勤続年数。
ただ同じアジア圏の韓国と比較するとその差は約2倍。
そして注目したいのは「アメリカ」
4.2年と際立って勤続年数が短いです。
これはアメリカに見られる「雇用形態」が大きく影響しています。
日本の雇用では、従業員の職務能力に対して給与が払われる『職能給』が多く見られます。対してアメリカでは、担う仕事によって給与が決められる『職務給』である場合が多くなっています。
出典: エン転職「海外の転職事情」
つまり、転職した方がより優れた待遇や自身のキャリアアップに繋がるという事です。
(『職務給』は欧米諸国で採用されている「ジョブ型雇用」とも呼ばれています)
そのため、アメリカをはじめとする海外は主に転職を繰り返す事に対して抵抗感は薄いと言えます。
関連記事:日本人の仕事観はおかしいの?【海外との比較から分かる異常な労働環境8選】
日本の転職者数が過去最多を記録
ただ日本の転職者数がずっと横ばいか、といったらそうではありません。
直近の転職者数情報を見ると過去最多を記録しています。
【転職者数の推移】
転職者数の推移を見るとずっと右肩上がりに増え続けています。
2019年の転職者数は過去最多の「351万人」を記録しました。
転職者数が増加している背景には、「より良い条件の仕事を探すため」に前職を離職した転職者が増加しているようです。
つまり、日本の転職市場も海外と同じく自分自身の市場価値を高めるべく積極的に転職活動に励んでいる事が数字からもうかがえます。
終身雇用という神話の崩壊。
一つの会社に長期間在職する一昔前の働き方はもはや安泰ではなくなりつつあります。
あなたは、これらの情報を目の当たりにしてもまだ「転職=悪いこと」だと思い続けますか?
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それでも転職に踏み切れない理由とは
「海外ではキャリアアップを目的に転職が主流である事、日本も危機感を抱いて転職者数が増えている事、つまり、転職する事で自己成長に繋げられる事はよく分かったよ。でも・・・」
悲しきことにそれでも転職に踏み切れない理由があります。
どんな理由が隠されているのか?
ここでは、主な3つの理由を取り上げます。
- 【理由1】転職に自信がない
- 【理由2】会社に必要とされてると錯覚
- 【理由3】結局は会社に留まった方が楽
【理由1】転職に自信がなく不安
- 転職活動しても内定が取れるか不安
- 希望する求人が見つかるか心配
- 企業が私を求めているとは考えにくい
- 何のスキルも経験も取り柄もない
いざ転職!と意識すると上記のように転職に自信を失ってしまい不安を抱く方は多くいます。
気持ちはよく分かります。
私も転職活動を始める前までは不安でしかありませんでした。
でも、将来の事など誰にも分かりません。
行動しなければ自信もつかなければ望む人生も手に入りません。
つまり、最も残念なのは「行動しないで終わる事」なんです。
さらに仏教用語に「自由」という言葉があります。
意味は「自(おのず)からに由(よ)る」なのですが、もう少し分かりやすくすると、
周囲の目を気にし過ぎたり、他人の意見に左右され過ぎたり何を信じたらいいのか、自分の軸を見失うことはだれでもありますよね。でも真の「自由」の境地というのは自分を拠り所とする、すなわち自分の中にある「本当の自分」を軸にすることなのです。
「本当の自分」の軸がぶれているからこそ自信がなくなります。
なぜ、転職をするのか?したいのか?
本当の自分に問いかけて、人生の目的まで見出せれば不安は自信へと変わります。
関連記事:「転職したいけど自信がない」方が有利?!【理由と3つの対処法】
【理由2】会社に必要とされてると錯覚
- 後任がいないから転職できない
- 私がいないとこの会社は成り立たない
- 社長が私を求めているから他へは移れない
これら全てあなたが作り出した錯覚です。
後任がいなくても会社は配置転換ですぐに他をまわします。
あなたがいなくても会社はまわりますし、まわらない会社は倒産寸前の会社です。
目を覚ましましょう。
会社にしがみついてもあなたの為になってません。
転職して、また新しいキャリアを積んだ方が将来のためです。
「後任がいないから辞められない」はただの言い訳です。
その理由とやるべき事については、以下関連記事をご覧ください。
関連記事:「引き継ぎする後任がいないから辞められない」は言い訳【引継ぎ書作って即退職】
【理由3】結局は会社に留まった方が楽
結局は会社に留まった方が楽だと考えてしまっています。
転職するのがめんどくさい。
だから転職しない、転職活動を始めない。
特にキャリア形成やスキルアップを望まない人に多く見られる理由です。
一方若手社員の約3割が3年以内に退職していくのは、自身の将来を真剣に考えている証拠。
これからの時代に適応した働き方が重要です。
そのための手段の一つが転職からキャリアを積む事になります。
それが出来なければ、今後の競争社会に勝つ事は到底できないでしょう。
関連記事:転職が怖いから行動しない?それは不幸です【理由と恐怖を感じる原因も解説】
でも行動すれば転職は意外にも呆気ないもの
転職に踏み切れない理由を解説してきました。
でも行動すれば転職は意外にも呆気ないものだったりします。
それは「約9割」もの社会人が転職して良かったと回答した調査結果があります。
【転職経験者に「転職してよかったですか?」】
転職に対する不安や心配は誰でも抱きます。
しかし、行動しなければ何も変わりません。
行動すれば環境は変わって、人生も望む方向に向けることは可能です。
ほんの少しの勇気を出すだけで視野は広がります。
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転職した方が人生は豊かになる話
「約9割」の社会人が転職して良かったと回答。
多くの社会人が転職をポジティブに捉えている証明になります。
実際、当ブログ管理人も転職で人生が変わりました。
ここからは、客観的な意見だけでなく私の体験談も交えて以下の事柄について「転職した方が人生は豊かになる話」をしていきます。
- 年収
- 人間関係
- 自己実現
転職した方が年収は上がる
年収を上げる事を転職も目的にした場合。
大事なのは「年収ベースの高い業種/職種に転職する事」です。
以下、業種別の年収ランキングの表をご覧ください。
1位の平均年収は「648万円」、10位の平均年収は「516万円」
その差はなんと『132万円』
ここでお伝えしたいのは、業種/職種によって受け取れる給料に大きな差があるという事です。
関連記事:転職で給料はどれくらい上がる?【年収アップ成功者が体験談を告白】
つまり、年収ベースの高い業界に転職する事で年収は上がります。
私もベンチャー企業(IT)から大企業(製造業)に転職して年収が倍以上に跳ね上がりました。
また、転職によって年収が上がった割合も6割以上にのぼるデータもあります。
転職支援実績が業界トップクラスの『リクルートエージェント』を利用するのが年収アップの近道です。
転職で新しい人間関係を形成できる
人間関係を理由に転職する方は非常に多くいます。
しかし、新しい職場の方が人間関係を構築しやすい場合もあります。
実際、先ほどの株式会社アドバンスフローが公表の調査結果で転職して良かった具体的な理由を調べると、
1位:「給与がアップした」
2位:「人間関係が良くなった」
3位:「やりたい仕事ができた」
2位に「人間関係が良くなった」と回答。
転職によって今まで以上に良好な人間関係を構築することは可能です。
生涯のビジネスパートナーと出会える事もあります。
新しい出会いから生まれるイノベーションを楽しみましょう。
関連記事:人間関係の良い職場の特徴8選【転職から職場を変えるだけでQOLは上がる】
転職こそが自己実現の最たる手段
- キャリアアップしたい
- 年収を上げたい
- 望むライフスタイルを手に入れたい
転職こそが自己実現の最たる手段です。
現職で叶わないなら転職して新しい環境を手に入れればいい。
決して会社に長年留まる事が正義ではありません。
まして「転職は悪いこと」など考える必要もありません。
古い考えは捨てて、今の働き方、世の中の移り変わりに順応することの方が重要です。
あなたの人生は、他の誰でもないあなたが決めるのです。
関連記事:転職・退職は裏切り行為にあたる?【結論:裏切り者と言われる筋合いなし】
退職を上司に切り出せない時の対処法
ただ、中には転職したいのに退職を切り出せない方もいます。
退職を上司に切り出せない時の対処法もご紹介しておきます。
切り出せない理由の多くは「上司が怖いから」
・辞める説明をできる自信がない
・引き留められたらめんどくさい
関連記事:退職引き止めがしつこい!その理由と違法性【残留判断は1つだけでOK】
考えてるうちに時間だけが無情に過ぎていく。
ストレスも溜まり退職できず現職に留まる。
結局、現職に留まって今までと変わらない生活を送ってしまっている人も多くいます。
悲しい結末にならないために今すぐ実践できる対処法を取りましょう。
それが『退職代行サービス』を利用する方法です。
退職代行サービスには、現在数多のサービスがリリースされています。
その中でも大手メディアで取り上げられる認知度・実績を誇るサービスの比較表を作成しましたので参考にしてみてください。
退職代行 サービス比較表 |
サービス内容 | 特徴 | 特典 |
---|---|---|---|
退職代行Jobs | ・24時間365日即日対応 | ・顧問弁護士指導の適正業務実施 |
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退職代行SARABA |
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弁護士法人みやび |
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退職代行ニコイチ |
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退職代行サービスの詳細を確認したい方は以下関連記事も合わせてご覧ください。
関連記事:労働組合の退職代行SARABAユニオンが話題【特徴やサービスを比較】
まとめ:「転職は悪いこと」はもはや古い考え
「転職=悪いこと」という危険な思い込みについて情報をまとめてきました。
改めて、記事のポイントをまとめると、
- 大企業すら終身雇用は難しいと提言
- 昔と今とで雇用のあり方は変わってきている
- これからは自分自身の市場価値を高める時代
- 海外ではすでに転職はポピュラーな働き方
- 転職で年収アップも自己実現は叶えられる
大企業が終身雇用の維持は難しいと発言した時は衝撃でした。
それほど、今と昔で社会は大きく変わってきている証拠です。
そのための雇用のあり方も変わろうとしています。
変わる以上はそこで働く従業員も順応し変わらなければいけません。
現状の移り変わりに真っ先に気づいたのが「若手社員」
海外ではすでに転職からキャリアアップが積める環境が整っています。
日本も転職者数が過去最多を記録したように転職がもっと身近なものになるでしょう。
そんな現状において、あなたはどのように行動するのか?
行動しなければ何も始まりません。
少しの勇気を出すだけで未来は切り開けます。
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とはいえ、転職するにしてもどんな仕事が向いてるのか。
仕事選びや将来のキャリアに悩む人は、プロのキャリアコーチングに相談するのがおすすめです。
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