「日本人の仕事観はおかしいの?海外と比較しても働き方はおかしい?そんなに異常なら日本で働き続けることに疑問を持ってしまうな。。」
こんな疑問、悩みに答えます。
このブログでは「日本人の仕事観に疑問を抱いている方」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。
- 日本人の仕事観はおかしいと感じる特徴8選
- 日本の労働環境はおかしいと気づく人は行動が早い
- おかしいと思いながらも日本で働き続けたい人へ働き方の提案
「灯台下暗し」
この言葉の通り、日本人の多くは自国の仕事観をおかしいとは思いません。
なぜなら、それが当り前だと思っているからです。
でも、海外からみたら日本人の働き方には疑問符が多い。
特に労働環境は異常、狂ってると思われるケースもあるようです。
海外との比較から分かる日本人の仕事観はおかしいと感じる特徴を詳しく解説していきます!
「日本人のなかにはおかしいと気づいている人もいます。そんな方々に働き方の提案もしていきたいと思います。今まさに日本の労働環境に疑問を持っている方は参考にしてみてください。」
日本人の仕事観はおかしいと感じる特徴8選
早速日本人の仕事観はおかしいと感じる特徴8選を順番に解説していきます。
(以下クリックすると知りたい情報から読み始められます)
【おかしい点1】長時間労働者が多い
日本人といえば「長時間労働者が多い」
働き過ぎによる弊害が「過労死」
「Karoshi」という言葉が英語辞典に掲載されるほど日本特有の言葉(社会問題)といえます。
ではどれほど日本人は働き過ぎなのか?
長時間労働者の割合を直近のデータ(男性)を用いて海外(欧米諸国、アジア諸国)と比較してみます。
【日本】日本の割合は『27.3%』
【欧米諸国】アメリカ『23.6%』、イギリス『16.7%』、ドイツ『12.0%』
【アジア諸国】韓国『34.3%』、タイ『22.2%』、インドネシア『34.2%』
日本人の4人に1人が長時間労働者、という事実だけでも驚きです。
さらに欧米諸国に比べると非常に水準は高いことがわかります。
例えば、ドイツはわずか『12%』と日本の半分以下に留まる結果に。
また大国アメリカでも『23.6%』と日本より低い水準となっています。
同じアジア諸国と比較すると日本の水準は同等もしくは低い状況であることが分かります。
しかし決して低い値ではないため、日本人は世界でみても「働き過ぎ」といえそうです。
関連記事:「仕事が忙しすぎる」から辞めたいは早計【転職する判断基準は3つ】
【おかしい点2】有給休暇の取得日数と取得率が低い
働き過ぎなのに日本人は「有給休暇の取得日数と取得率が低い」
以下世界各国(欧米諸国、アジア諸国)の有給休暇取得状況をご覧ください。
日本の取得率は最下位の『50%』
先ほど働き過ぎで紹介した同じアジア諸国の韓国でさえ取得率は『75%』
いかに日本が「休まなすぎ」かが分かります。
ちなみに有給休暇の支給日数は日本で「20日」
アメリカ(14日)より多いものの取得率が低い原因には上司の存在が大きいようです
つまり、上司が休みに非協力的で顔色をうかがいながら働く日本人が多いということです。
関連記事:とにかく休みが多い仕事に転職したい!【探し方とおすすめをランキングで解説】
【おかしい点3】サービス残業が多く働き方の自由度も低い
休みが少ないだけでなく「サービス残業が多く働き方の自由度も低い」
OECD統計ベースの「世界の労働時間 国別ランキング・推移」をみてみると日本の年間労働時間は「1,680時間」
世界主要国のなかで22位(韓国3位、ロシア4位、アメリカ11位)
世界平均の「1,734時間」よりも少ない労働時間と決して多くはないことが分かります。
ただサービス残業が統計には含まれていない点。
さらに日本企業はフレックスタイム制の採用が進んでいないことが懸念されます。
というのもフレックスタイム制を採用する企業は2020年時点で全体のわずか『6.1%』
(出典:厚労省「令和2年就労条件総合調査」)
労働時間が短く有給休暇取得率も高い欧州諸国の企業ではフレックスタイム制度を積極導入。
特に労働生産性の高いノルウェーは『82%』の企業がフレックスタイム制度を導入と回答しています。
(出典:ワークスアプリケーションズ「生産性第2位のノルウェーと日本における「働き方」に関する意識調査」)
いかに日本人労働者の働き方の自由度を拡大させるかが急務といえそうです。
関連記事:残業のない仕事・定時で帰れる仕事に転職したい時の探し方【おすすめ業界5選】
【おかしい点4】一つの会社に定年まで務める終身雇用
日本独自の雇用システムが「一つの会社に定年まで務める終身雇用」
まず海外では転職するのが一般的です。
以下海外の転職回数を比較しても日本が最も少ないことが分かります。
海外では転職回数は多いほうがポジティブに評価されます。
一方、日本の場合「転職=逃げ」と長く勤めあげることを美徳と捉えます。
この捉え方の違いは何なのでしょうか。
特に影響を与えているのが日本独自の雇用システム「終身雇用制度」にあります。
実際、就活生の意識調査で就職後のキャリアプランについて尋ねると。
「一つの会社に定年まで勤めたい」が『44.1%』で最多となっています。
今では終身雇用の廃止を進める企業も増えつつあります。
とはいえ、日本人の意識に未だ根付く仕事観であることに間違いありません。
関連記事:転職が怖いから行動しない?それは不幸です【理由と恐怖を感じる原因も解説】
【おかしい点5】勤続年数に応じて賃金が上昇する年功序列
もう一つの日本的雇用システムが「勤続年数に応じて賃金が上昇する年功序列」
日本の勤続年数は海外と比較しても長いことが特徴として挙げられます。
日本の平均勤続年数は「12.1年」
対してアメリカは「4.2年」、同じアジア諸国の韓国は「5.9年」と2倍以上のひらきがあります。
これほど日本と海外とで勤続年数に差がひらくのには「雇用形態」に違いがあります。
アメリカをはじめとする海外ではスキルを重視する「ジョブ型雇用」が一般的。
対する日本は会社に依存し勤続年数に応じて待遇も変わる「メンバーシップ型雇用」
つまり、年功序列制度の影響で長く務める労働者が多いということです。
ただ日本的雇用システムには欠点があります。
それは、年功序列が弊害となって格差を拡大させている点。
(出典:エンワールド「日本型雇用の特徴とメリット・デメリット」)
正社員は優遇される制度でも人件費を維持するべく非正規社員が増加。
結果、制度の恩恵を受けられるのは一部の人間だけで制度自体すでに破綻していると言っても過言ではありません。
関連記事:「転職=悪いこと」という危険な思い込み【古い考えは捨てて即退職】
【おかしい点6】はんこ文化は日本だけ
日本人からすれば驚きもしれませんが「はんこ文化は日本だけ」
世界で今も印鑑を使用して契約を締結する国は、日本のみといわれています。はんこ文化の発祥である中国にも、現在印鑑制度はありません。
日本特有の文化の一つといえます。
ただ最近では、新型コロナウイルスの影響もあり「脱ハンコ」の動きが加速。
政府でも書面・押印・対面主義からの脱却として制度の見直しが閣議決定されました。
(出典:内閣府「経済財政運営と改革の基本方針2020」)
関連記事:海外に行ける仕事がしたい!おすすめ職業15選【海外勤務を実現する方法と注意点】
【おかしい点7】秩序と序列で守られたムラ社会的考え
日本社会に深く根付く「秩序と序列で守られたムラ社会的考え」
日本は同調圧力が強いことで有名です。
それは日本特有の文化「ムラ社会」が影響していることに起因します。
(出典:楽天「同調圧力とは?」)
一方、海外をみると尊重されるのは「個人」
ジェンダー平等社会を積極的に推し進め、個人の尊厳から自分らしく生きられる社会を構築しています。
ちなみに男女格差を測る指標に「ジェンダー・ギャップ指数」があります。
この指数によると2021年の日本の総合スコアは0.656、順位は156か国中120位。
まだまだ日本の男女格差は発展途上といえそうです。
関連記事:【逃げるが勝ち】なのに転職できない原因5つと会社・仕事・人間関係の解決策
【おかしい点8】女性の社会進出は遅れ環境も働きづらい
ジェンダー平等社会の思想に繋がりますが「女性の社会進出は遅れ環境も働きづらい」
女性の労働力比率は海外と比較しても低いのが現状です。
(出典:損保総研レポート「諸外国における女性活躍推進について」)
これほど日本女性の社会進出が遅れる原因の一つに「育児休暇制度」
育休取得者の復職に関する事項を海外と比較すると、以下の通りとなります。
【育児休暇制度の海外比較】復職に関する事項 | |
---|---|
日本 | 事業主に対し休業中の待遇及び休業後の賃金、配置、その他労働条件に関する事項を予め定め 労働者に周知させるための措置を講ずる努力義務が課せられている。指針において、育児休業後においては、原職又は原職担当者に復帰させることが多く行われていることに配慮すべき旨規定されている。 |
イギリス | [出産(養子)休暇]52週のうち最初の26週の間に復職する場合は現職復帰、労働条件を保障。これを超える場合は、現職または同等の職に復帰することができる。 [父親休暇]原職に復帰することができる。 [共有両親休暇]52週のうち最初の26週の間に復職する場合は原職復帰、労働条件を保障。これを超える場合は、原職又は同等の職に復帰することができる。 |
アメリカ | 休暇前と同じ仕事又は同等の仕事への復職の権利を有する。 |
ドイツ | 以前と同じ又は同等の職へ復帰できる。 |
フランス | 以前と同じ又は同程度の職に復帰できる。 |
出典: 労働政策研究・研修機構「データブック国際労働比較2019」
海外では育児休暇から復帰後、休業前の職に復帰できると明記。
しかし日本だけ復帰できる、との明記はなく曖昧な表現に留めています。
つまり、日本は女性にとって働きづらい国であることが浮き彫りとなっています。
関連記事:【入社しないほうがいい会社】特徴10個と見分け方をランキングで解説
日本の労働環境はおかしいと気づく人は行動が早い
ここまで海外と比較したときの日本人の仕事観はおかしいと感じる特徴をまとめてきました。
総評すると日本の仕事満足度は世界でみても最低レベル。
国際比較調査グループISSPの調査では日本で働く人たちの仕事満足度は「世界32カ国と地域中28位」
残念ながら将来への希望さえも薄れてしまいます。
ただ日本の労働環境はおかしいと気づく人は行動が早いのも事実。
新卒の3割以上が3年で安定と呼ばれる大企業を辞める傾向が強まっています。
(出典:厚労省「新規学卒就職者の離職状況」)
また転職者数の推移をみても年々右肩上がりに増え続けています。
【転職者数の推移】
ひと昔前の日本では考えられない状況です。
転職は日本でもより一般的に、身近な行動として定着していくことが予想されます。
関連記事:なぜまともな人から辞めていくのか?【有能な人ほど退職する本当の理由】
おかしいと思いながらも日本で働き続けたい人へ働き方の提案
「日本の仕事観や労働環境は海外と比較しておかしいのは分かった。それでも日本で働きたいけど、海外の文化に触れながら働きたい。そんな人は今後どうすればいいの?」
ここからはおかしいと思いながらも日本で働き続けたい人へ働き方の提案があります。
それは「外資系企業・グローバル企業に務める」という選択肢。
私も現在グローバル企業に務めていますが、考え方は外資系企業に非常に近い文化があります。
20代で出世・昇進は多く、完全実力競争社会。
ライスワークではなくライフワークの実現と多様な働き方が可能可能です。
そこで、日本にいながら外資系企業に務めるために「外資に強い転職支援サービス」をご紹介していきます!
【支援サービス1】サービス満足度94.8%の「エンワールド」
サービス満足度94.8%を誇るグローバル転職に特化した「エンワールド」
会社名 | エンワールド・ジャパン株式会社 |
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公式ホームページ | https://www.enworld.com |
本社所在地 | 東京都中央区京橋3-1-1 東京スクエアガーデン 12階 |
従業員数 | 329人(2020年9月現在) |
業務内容 |
・グローバル人材に特化した人材紹介業 ・グローバル人材に特化した人材派遣業 ・グローバル企業に特化した経営層の転職・採用支援 ・グローバル企業の採用代行サービス(RPO) |
上場区分 | 非上場 |
特徴 |
・外資系&ミドル転職に強み ・トータル・タレント・エンゲージメント ・年収800万円以上の求人数常時1万件以上 ・転職成功者のサービス満足度94.8% ・取引先企業数4,461社 ・Best Global Brands 2017に入賞 |
【支援サービス2】世界39ヵ国でサービス展開する「ランスタッド」
世界39ヵ国でサービス展開する創立50年以上の実績「ランスタッド」
会社名 | ランスタッド株式会社 |
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公式ホームページ | https://www.randstad.co.jp |
本社所在地 | 東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート21F |
社員人数(グローバル) | 29,750名(2015年末時点) |
業務内容 |
・人材派遣サービス ・紹介予定派遣サービス ・人材紹介サービス ・再就職支援サービス ・アウトソーシング事業 |
上場区分 | 非上場 |
特徴 |
・世界最大級の総合人材サービス企業 ・取り扱い実績企業10,000社以上 ・年間約20万人のサポート実績 ・2015年には創立55年目 ・39ヵ国でサービス展開 ・国内拠点数136ヶ所 ・外資系転職に強み ・非公開求人約80% |
【支援サービス3】語学力を活かした転職なら「ロバート・ウォルターズ」
外資系企業および日系グローバル企業への転職に特化した「ロバート・ウォルターズ」
会社名 | ロバート・ウォルターズ・ジャパン |
---|---|
公式ホームページ | https://www.robertwalters.co.jp |
東京オフィス | 東京都渋谷区渋谷3-12-18 渋谷南東急ビル14階 |
従業員数 | 300名超え |
業務内容 |
・人材紹介 ・人材派遣 ・人材コンサルティング業務 |
上場区分 | 非上場 |
特徴 |
・1985年に英国ロンドンで設立 ・スペシャリスト人材紹介会社 ・外資系×日系グローバル企業への転職に特化 ・世界31カ国の主要都市にオフィスを展開 ・従業員数は世界で3,200名以上 ・35年以上の歴史 |
まとめ:日本の働き方に疑問なら外資系企業への転職が最適解
日本人の仕事観はおかしいと感じる特徴と働き方の提案情報をまとめてきました。
改めて、日本人の仕事観はおかしいと感じる特徴をまとめると、
- 長時間労働者が多い
- 有給休暇の取得日数と取得率が低い
- サービス残業が多く働き方の自由度も低い
- 一つの会社に定年まで務める終身雇用
- 勤続年数に応じて賃金が上昇する年功序列
- はんこ文化は日本だけ
- 秩序と序列で守られたムラ社会的考え
- 女性の社会進出は遅れ環境も働きづらい
日本の労働環境は世界でみても最低レベル。
仕事の満足度も低く、おかしな仕事観が多いことで有名です。
でも、日本の労働環境はおかしいと気づく人は行動が早いのも事実です。
なぜなら、望む環境を手に入れられるのは他の誰でもない自分自身だからです。
変わるためには行動を取らなければなりません。
行動しなければ、残念ながら環境も何も変わりません。
疑問を持ちながらも行動しないで終わるか。
行動して、望むライフスタイルを手に入れるか、2つに1つです。
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