「残業しない人は嫌われる」は勘違い【理由とブラックな職場への対処法も紹介】
転職活動中の女性

「周りも残業してるし、残業しないと嫌われるよね?職場からマイナスに評価されたくないから仕事終わっても我慢して続けないとダメだよね。。」

こんな疑問、悩みに答えます。

このブログでは「残業しないで帰るのは嫌われるのではないかと心配している人」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。

  1. 「残業しない人は嫌われる」は勘違いである理由
  2. 残業しないで帰ると嫌われる人・職場の特徴
  3. 日本と海外との残業への価値観や仕事観の違い
  4. 残業しないと嫌われるブラックな職場から抜け出す方法

「周りが残業しているから、私も残業する」

この残業を「付き合い残業」と呼びます。
生産性ゼロの不要なサービス残業の一つ。

でも、「残業しない人は嫌われる」は大きな勘違いです。

日本と海外との働き方の違いを見れば一目瞭然。
仕事が終わっているのに、周囲を気にして残業するのは日本くらいです。

残業に対する価値観を見直さなければサービス残業は一向に減ることはありません

たかひろ@現役経理マンたかひろ@現役経理マン

「なぜ勘違いしてしまうのか?その理由や残業しないと嫌われる価値観を持つ職場から抜け出す方法も解説していきます。今まさに残業の多い職場にいる方は、参考にしてみてください。」

「残業しない人は嫌われる」は勘違いである理由

仕事に悩む人

「サービス残業は絶対しないような態度の人はやっぱり嫌われるのでしょうか?学校で、サービス残業はダメだとか色々と教わってきたので現実との差に戸惑っています。」
引用: Yahoo!知恵袋「職場の悩み」

日本人にとにかく多い考え方の一つ。

でもこの「残業しない人は嫌われる」という考えは勘違いです。
なぜなら、「残業している人」に対する本人と周囲との評価に大きな乖離が起きているからです。

どういうことなのか、詳細を以下の順番で解説していきます。

  • 【勘違い1】「残業しない人=頑張っていない人」という思い込み
  • 【勘違い2】周囲の目を気にして嫌われるのを避けたいのが日本人
  • 【現実問題】実際に残業している人への周囲の評価はかなり低い

【勘違い1】「残業しない人=頑張っていない人」という思い込み

残業が多い人ほど残業しない人は頑張っていない人だと勘違いする傾向があります。

その傾向が分かる資料があります。
それが内閣府公表の「ワークライフバランスに関する意識調査」

この報告書のなかで「上司が「残業している人」をどう評価するかのイメージ」を調査した結果が公表されています。

Q「残業している人」に対してどのようなイメージを持っていますか。上司の方、同僚の方、あなたご自身について、それぞれあてはまるものを全てお答え下さい。同僚の方、上司の方については「おそらくそう思っているだろう」という、あなたご自身の想定をお答え下さい

(※この質問は「印象評価」、相手からの評価ではなく本人の印象(想像)を尋ねた質問です)

結果をみると、残業が多い人のほうが自分自身に抱く印象はポジティブであることが一目で分かります。

特に強い印象が「頑張っている人」「責任感が強い人」「仕事ができる人」
残業が少ない人に比べてもその差は明らかで、自分自身のことをポジティブに捉えているようです。

つまり、残業している人ほど頑張ってる、責任感が強い人だと勘違いする傾向が見てとれます。

言い換えるなら「残業しない人=頑張っていない人」
残業が多い人ほど思い込んでしまっていることが今回の印象評価から明らかです。

関連記事:残業が40時間超でもきついと感じるのは人それぞれ【でも人権問題は即転職】

【勘違い2】周囲の目を気にして嫌われるのを避けたいのが日本人

さらに周囲からの評価を気にする理由も挙げられます。

経済産業研究所が公表する「職場環境や上司の状況がサービス残業時間に及ぼす影響」
本調査から、サービス残業に特に影響を与える上位3つの要因が以下の通りとなっています。

  1. 突発的な業務が生じることが頻繁(16.32時間)
  2. 達成すべきノルマ・目標が高い(12.60時間)
  3. 周りの人が残っていると退社しにくい(9.06時間)

①と②は業務の内容(労働強度)が課題です。
ワークフローの見直しや業務改善から課題(サービス残業)は削減可能といえます。

ただ問題なのは③。
いわゆる「付き合い残業」と呼ばれる生産性ゼロの不要な残業。

日本にはこのように「周囲からの評価」を気にする国民性があります。
周囲の目を気にして嫌われるのを避けたいために残業する傾向があるといえます。

つまり、「残業しない人は嫌われる」という思考(勘違い)に陥っていることになります。

関連記事:毎日残業って本当におかしいこと?【当たり前な社内風土と思考停止が最もヤバい】

【現実問題】実際に残業している人への周囲の評価はかなり低い

では、実際に残業している人への周囲の評価はどのようなものなのでしょうか。

マイナビニュースの結果を参考にまとめます。
(※本調査結果は、本人の印象ではなく周囲からの評価になります)

まず「職場にいつも残業している人はいますか?」
という問いに対して「はい」と答えた割合はなんと8割超えの『81.5%』

多くの人が残業していることが分かります。
では、残業している人への評価はどのようなものか?回答を見ると、

【(「はい」と答えた方にお聞きします) どうして残業になると思いますか?】

  • 仕事が遅い
  • スケジュール・時間管理ができない
  • 残業代がほしい
  • 仕事を抱えすぎている
  • サボっている
  • 家に帰りたくない
  • 残業が慣例化
  • 「残業=仕事ができる」と勘違い

ほぼ全てネガティブな意見となっています。。
「頑張ってる」「責任感が強い」などポジティブな評価は一つも見当たらない結果に。

つまり、残業している本人はポジションに捉えても、周囲はネガティブな評価を下していることが一目瞭然です。

従って「残業しない人は嫌われる」、という思考は勘違いです。
残業しないほうが周囲からの評価は上がり、ワークライフバランスも充実します。

仕事が終わればすぐに帰る!これが労使双方にとってベストな行動と断言できます。

関連記事:残業のない仕事・定時で帰れる仕事に転職したい時の探し方【おすすめ業界5選】

残業しないで帰ると嫌われる人・職場の特徴

ここまで「残業しない人は嫌われる」という思考は勘違いであることを解説してきました。

ただ、なかにはガチで嫌われる人もいます。
どのような特徴があるのでしょうか?

共通点は「当事者意識の欠如」と「日本文化の光と影」
ここからは残業しないで帰ると嫌われる人の特徴についてもまとめていきます。

【特徴1】仕事が残っているのに帰る人

特に多い特徴が「仕事が残っているのに帰る人」

会社での仕事は複数人の集合体で形成されています。
全ては繋がっていて途中が欠ければ後続に大きな影響を与えます。

特に日本の仕事観では中途半端を許しません。

日本企業の多くはメンバーシップ型雇用を採用しています。
すなわち、「チームで仕事をする」ことが前提となって業務はまわっています。

誰かの仕事が止まれば、その後続作業も止まる。
つまり、当事者意識の欠如した人は間違いなく職場で嫌われます。

関連記事:仕事が終わらないのに帰るのはNG?【新人でも実践可の残業できない時の対処法】

【特徴2】仕事を押し付けて帰る人

論外なのが「仕事を押し付けて帰る人」

仕事よりもプライベートを優先。
間違いではありませんが、仕事を押し付けてまで帰るのは論外です。

仕事には業務分掌というのが存在します。
割り当てられた仕事があり、責任もって全うする義務が従業員にはあります。

自分さえよければ他人の時間はどうなっても構わない。
このような「自分ファースト」の思考の持ち主は間違いなく嫌われます。

関連記事:職場で信用できない人の特徴10選と共通点【信用できる人の見分け方も解説】

【特徴3】同調圧力の強い職場

特徴1、2は嫌われる人の特徴に関する解説でした。

3つ目は日本の悪しき文化ともいえる「同調圧力の強い職場」

「周りが頑張っているのになぜ帰る!手伝え!」

仕事が終わっているのに帰ると嫌われる最も悪質な職場。
パワハラとも受け止められるブラックな職場ともいえます。

なぜこのようなおかしな状況が起きるのか?

それは、日本の会社にはびこる「垂直性」
上司が残業していたら上司が帰るまで帰らない、という上に絶対服従の文化が存在するからです。
(出典:研究論文「日本とアメリカの仕事文化」

同調圧力を強いる職場は、完全ブラックな職場。、
留まる価値はゼロ、即転職することをおすすめします。

ブラック企業を徹底排除!おすすめ転職エージェント3選

関連記事:レベルの低い職場の特徴8選と3つの対処法【成長機会を奪われる前に対策を】

日本と海外との残業への価値観や仕事観の違い

ここで一つ疑問がわいてきます。

「残業しない人は嫌われる」と考えるのは日本だけなのでしょうか?
度々日本の仕事観に触れてきましたが、海外での残業に対する価値観はどのようなものなのでしょうか。

ここでは日本と海外との残業への価値観や仕事観の違いについても調べてみたいと思います。

決定的に違うのは仕事は「手段」であり「目的」ではないということ

日本と欧米諸国を比較してみたいと思います。
(働き方が「メンバーシップ型雇用」か「ジョブ型雇用」かの違い)

まず、日本と海外で決定的に違うのは仕事は「手段」であり「目的」ではないということ

海外の主な働き方は職務主義の「ジョブ型雇用」
一人一人の職務が明確で仕事をいつまでに終わらせるか?成果を重視されます。

なので自分の仕事が終わればさっさと帰ります。
なぜなら、ジョブ型雇用の最大のミッションは成果をあげることだから。

日本のように相手の顔色を窺ってサービス残業などしません。
まして残業している人は頑張っている人などと勘違いも起きえません。

厚切りジェイソン氏も日本の働き方に疑問を呈しています。
(出典:type「厚切りジェイソンが斬る、日本人の“Why!?”な働き方」

つまり、海外の仕事観は手段であって人生の目的ではないということです。

関連記事:日本人の仕事観はおかしいの?【海外との比較から分かる異常な労働環境8選】

日本文化が馴染めないなら海外で働くのも一つの手段

日本人は残業して周囲からの評価を得たい。
上司の顔色を窺い嫌われないために残業することが仕事の目的になりがちです。

海外の仕事観と比較しても日本企業の「垂直性」は顕著。
ですので、日本文化が馴染めないなら海外で働くのも一つの手段です。

残業に対して寛容な国は多くあります。

私の出張先でもあるマニラは陽気な国で残業は一切ゼロ。
正社員でも定時になったらみんな帰りますし、従業員満足度も高いです。

外の世界に目を向けたらいかに日本の仕事観はおかしいのかが分かります。

海外で働くなら外資系の日本企業やグローバル企業を選ぶのが吉。
外資系に特化した転職エージェントも存在するため、一度相談してみることをおすすめします。

外資系&グローバル企業への転職に特化!おすすめ転職エージェント3選

関連記事:「週5日も働きたくない!」なら働き方を見直してみては?【多様な働き方も紹介】

残業しないと嫌われるブラックな職場から抜け出す方法

落ち込む人

「残業しないと嫌われる!そんなブラックな職場から抜け出す方法ってないの?」

ここから残業しないと嫌われるブラックな職場から抜け出す方法を解説していきます!

抜け出す方法は状況により以下の2通りあり。
それぞれの方法について詳しくまとめていきます。

  • 今すぐブラックな職場から抜け出したい場合
  • 職場から抜け出すも会社には留まりたい場合

【すぐ抜け出したい場合】転職一択

今すぐブラックな職場から抜け出したい場合は「転職一択」

転職すればすべてをリセットできます。
残業しないと嫌われる価値観を持つブラックな職場からも抜け出せます。

そして、転職活動の際には必ず転職エージェントを利用しましょう。
なぜなら、ホワイト企業のみを厳選し紹介してくれるエージェントサービスが存在するからです。

そのブラック企業を徹底排除した転職エージェントが以下の3つ。
独自の厳しい審査基準を設け、ホワイト企業のみの求人を掲載&紹介してくれます。

ブラック企業を徹底排除!おすすめ転職エージェント3選

転職エージェントの利用が初めての方は以下関連記事もご覧ください。

関連記事:転職活動初心者なら転職エージェント利用は必須【理由と疑問に回答】
関連記事:転職エージェントは複数使うべきか?【何社掛け持ちがベストか理由も解説】

【会社に留まりたい場合】他部署への異動願いを出す

会社に留まりたい場合は「他部署への異動願いを出す方法」

同じ会社内でも部署が変われば世界は変わります。
雰囲気も働く従業員の思考も価値観もすべて違います。

会社の企業理念はみな同じでも部署内での価値観は部署によって異なります。

残業に対しても早く帰る部署もあればダラダラ残る部署もあり。
会社に留まりたい場合は、まずは他部署への異動願いを出すのが先決です。

会社も辞められるより留まることを願っています。
まずは上司に相談し、異動理由を伝えて他の部署に空きがないか確認してみましょう。

関連記事:異動希望は通らないのが当り前?【理由と部署異動したい時の伝え方と書き方】

まとめ:「残業しない人=頑張っていない人⇒嫌われる」は勘違い

「残業しない人は嫌われる」は勘違いである理由とブラックな職場への対処法をまとめてきました。

改めて「残業しない人は嫌われる」は勘違いである理由をまとめると、

  • 【勘違い1】「残業しない人=頑張っていない人」という思い込み
  • 【勘違い2】周囲の目を気にして嫌われるのを避けたいのが日本人
  • 【現実問題】実際に残業している人への周囲の評価はかなり低い

日本特有の文化ともいえます。
残業することが美化されるのが日本くらい。

頑張っている、責任感が強い、仕事できる。
海外からみたらおかしな仕事観で、生産性も低い行為といえます。

仕事が終わっているのに残業を強制するブラックな職場も存在します。

少しでも違和感を覚えるなら早めに対処しましょう。
留まるメリットはゼロで、デメリットでしかありません。

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