「20代や30代前半の会社員で年収500万円は勝ち組?それとも少なくて負け組に入る?働く以上はしっかり評価を受けたい!」
こんな疑問、悩みに答えます。
このブログでは「20代や30代前半で年収500万は勝ち組かどうか気になる方」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。
- 20代&30代前半で年収500万は勝ち組かどうかの結論
- 年収や収入を追求しても幸福にはなれない
- しかし家族や妻子持ちだと綺麗事は言ってられない
- 年収500万稼ぐにはどうすれば?取るべき行動3選
社会人であれば「年収」は気になる評価軸。
現年収が世間一般的にはどれ程の評価を受けているのか?
勝ち組か?負け組か?気になる方も多いかと思います。
ただ一つ言えるのは「年収が全てではない」ということ。
将来への備えのために現状を把握することが非常に重要になってきます。
20代や30代前半で年収500万円の評価と稼ぐ方法を詳しく解説していきます!!
「独身だけでなく家族や妻子持ちの方でも年収は気になるステータス。年収500万は勝ち組なのかどうか?検証していきます!」
20代や30代前半で年収500万は勝ち組かどうかの結論
早速20代や30代前半で年収500万は勝ち組かどうかの結論をまとめていきます。
結論をまとめる前にそもそも何をもって勝ち組になるのか?
主観では何の根拠にもならないため、世の中の平均や世論から比較検討し判断します。
また比較検討する条件も以下のように設けます。
【条件】20代&30代前半、会社員、独身の男女
その結論を先にいうと「勝ち組」です。
勝ち組といえる理由について以下根拠資料を用いて解説していきます。
- 【理由1】会社員の平均年収より高いから
- 【理由2】年代別の平均年収より高いから
- 【理由3】額面区分別構成世帯率の中央値より高いから
- 【理由4】業界別の平均年収より高いから
- 【理由5】女性が婚活相手に求める理想の年収だから
- 【理由6】男性は恋愛・結婚に前向きになれるから
- 【理由7】地方勤務の平均年収より高いから
- 【理由8】アメックスプラチナカードが作れるから
- 【理由9】住宅ローンの借入可能額が3000万円を超えるから
【理由1】会社員の平均年収より高いから
まず一つ目の理由は「会社員の平均年収より高いから」
国税庁の調べでは会社員の平均年収は「436万円」(令和元年分)
ここ10年間の推移をみても450万円を超える年はありませんでした。
【平均給与及び対前年伸び率の推移】
つまり、年収500万という数字は平均を50万円も上回ることになります。
関連記事:給料安すぎて生活できない!という人の原因は2つ【解決策は転職する事】
【理由2】年代別の平均年収より高いから
理由1の結果は全年代が対象です。
では年代別で見たとき年収500万という数字の評価はどうなのか?
結果は同じく国税庁の調べで明らかとなっています。
【年齢階層別の平均給与】
男性:278万円
女性:248万円
男性:403万円
女性:328万円
男性:470万円
女性:321万円
年代別でみても年収500万を超える年代は見受けられませんでした。
つまり、20代や30代前半ですでに年収500万という評価は平均より高いことがうかがえます。
関連記事:30代で手取り20万はヤバいという事実【結婚も考えてるなら即転職を推奨】
【理由3】額面区分別構成世帯率の中央値より高いから
理由1&2は「平均値」を参考にしています。
平均だと例えば低所得層が多ければ平均を押し下げてしまい結果に歪みが生じかねません。
ですので「中央値」の結果も参考にしてみます。
厚労省調べの「額面区分別構成世帯率」の結果が以下の通りです。
【所得金額階級別世帯数の相対度数分布】
出典: 厚労省「国民生活基礎調査の概況」
平均年収の中央値は「437万円」
概ね国税庁の公表資料と同値であることが分かります。
つまり、中央値と比較しても年収500万は高いことがいえそうです。
関連記事:【体験談】家族の為の仕事でも過ごす時間が少ないのは不幸【対策は5つ】
【理由4】業界別の平均年収より高いから
理由の4つ目は「業界別の平均年収より高いから」
dodaが公表する「業種別平均年収ランキング」で明らかとなっています。
メーカーや金融、IT、メディカルなど主要10業種の平均年収は以下の通りです。
金融とメディカルは「男性」に限って平均年収500万を超えています。
しかしそれ以外はすべて500万を下回る結果に。
従って、業種別で調べても年収500万は高ステータスの分類に入ります。
関連記事:転職で給料はどれくらい上がる?【年収アップ成功者が体験談を告白】
【理由5】女性が婚活相手に求める理想の年収だから
次はシビアな結果です。
女性が婚活相手に求める理想の年収はいくらか?調べた調査レポートがあります。
このレポートによると20・30代未婚女性の半数以上が年収400万円以上を希望。
【20・30 代未婚女性が結婚相手に希望する最低年収】
つまり、年収500万の男性は非常に理想的な結婚相手ということになります。
さらに同調査で年収が高いほど「生活に満足」と回答。
男性は『39%』に対して、女性は『49.7%』と女性の方が年収に対する意識は高いことが分かります。
関連記事:大企業が合わない人の特徴10選【安定・安泰を好まない人は向いてない!】
【理由6】男性が恋愛・結婚に前向きになれるから
反対に男性に関する年収と結婚観の関係についてです。
同調査で年収の階級に応じて恋愛・結婚に前向きになれるかどうか?調べた結果が公表されています。
【20・30代未婚男性の恋愛・結婚に関する意識・実態(年収階級別)】
・一定程度の年収がないと恋愛・結婚に前向きになりにくい傾向が見られ、特に男性は年収が恋愛・結婚の意識や行動に大きく影響している実態がうかがえます。
「交際経験がある」という問いに対し結果が如実に現れています。
「年収200万円未満」:28.0%
「年収400万円以上」:75.0%
差は「47ポイント」
「年収200万円未満」:42.3%
「年収400万円以上」:75.8%
差は「33.5ポイント」
結果からも分かる通り、年収の有無は男性の行動に大きな影響をもたらします。
関連記事:大企業に入ればモテる?勝ち組?【結論モテる!でも大事なのは中身】
【理由7】地方勤務の平均年収より高いから
7つ目の理由は「地方勤務の平均年収より高いから」
【平均年収ランキング(47都道府県・地方別の年収情報)】
関東の平均年収は「429万円」
対して地方は「400万円」を切る状況です。
つまり、地方勤務で年収が500万を超えていたら余裕のある生活が送れることが分かります。
関連記事:地方・田舎に仕事がないのは本当?【転職先の探し方とおすすめの働き方】
【理由8】アメックスプラチナカードが作れるから
社会人なら一度は憧れる「アメックス」
年収500万のステータスであればゴールドどころか「アメックスプラチナカードが作れるから」
アメックスプラチナの審査に通過するための必要年収は、公式サイトでは公表されていませんが、およそ500万円前後と言われています。信用情報に傷がない、安定した職業についているなど、信用度の高い場合は年収400万円台でも審査通過する可能性があります。
関連記事:ベンチャー転職は後悔する?【大企業との違いから向き不向きを解説】
【理由9】住宅ローンの借入可能額が3000万円を超えるから
家族を持つと意識する「マイホーム」
年収500万だとどれくらいの住宅ローンが借りられるのか?
調べてみると住宅ローンの借入可能額は「3400万円」
【年収からみる借入額の目安表】
関連記事:住宅手当は出ないのが当たり前?【家賃補助のある会社の探し方と転職方法】
年収や収入を追求しても幸福にはなれない
ここまで年収500万は勝ち組かどうかの結論とその理由を解説してきました。
独身の20代や30代前半においては様々な観点から勝ち組といえます。
ただし、一つ注意点があります。
それは年収や収入を追求しても幸福にはなれないということです。
人の幸福度は収入増加に比例せず頭打ちになる
「収入が増え続ければ幸福度も上がり続ける」
どこか収入と幸福について想像してしまう関係性です。
しかし残念ながら人の幸福度は収入増加に比例せず頭打ちになることが調査結果から明らかとなっています。
その調査というのが学術誌「Nature Human Behavior」で発表された研究。
アメリカの世論調査などを行うギャラップが164カ国で170万人の「個人収入と幸せ」について調査した内容です。
研究結果は以下の通りです。
その結果、楽しみや笑顔といったポジティブな感情と相関する所得は、日本を含む東アジアでは6万ドル(約660万円)をピークに頭打ちになることが明らかになりました。つまり、6万ドル以上の年収があって贅沢な日々を送っていても、年収のあがりに応じて楽しみや笑顔が増えることはないということです。
出典: PRESIDENT Online「「幸福度のピークは年収660万円」脳科学者が語る3000万稼いでも幸せになれない深い理由」
約660万円が幸福度のピーク。
収入と幸福度に相関関係はない、とまとめています。
また、日本独自の調査内容でも同様の結果が得られています。
政府が発表した「世帯年収と総合主観満足度の関係」について以下のように結果を公表しています。
「100万円未満」5・01点
「100万円~300万円未満」5・20点
「300万円~500万円未満」5・68点
「500万円~700万円未満」5・91点
「700万円~1000万円未満」6・24点
「1000万円~2000万円未満」6・52点
「2000万円~3000万円未満」6・84点
「3000万円~5000万円未満」6・60点
「5000万円~1億円未満」6・50 点
「1億円以上」6・03点
満足度の評価点から分かることは以下2つです。
・「300万円~500万円未満」あたりから満足度の上昇は鈍り始める
・「2000万円~3000万円未満」が満足度のピークでその後は減少
つまり、収入やお金を追求しても幸福(心の充足感)は得られないということです。
関連記事:人を幸せにする仕事とは【人を笑顔に&喜ばせる職種ランキングTOP15】
年収400万でも収入と仕事の満足度は高い
年収と幸福度に相関はなく頭打ちになることを解説しました。
ではどれくらいの年収が人にとって満足を得やすいのでしょうか。
実は年収400万でも収入と仕事の満足度は高いことが報告されています。
【年収400万円台で働く人の収入や仕事の満足度】
結果「収入の満足度」に関して『6割弱』が不満はなく「満足」と回答。
さらに「仕事内容」についても実に4人に3人の割合で「とても満足」「満足」「不満はない」と回答しています。
「満足」と答える理由の多くが「残業がない」
つまり、プライベートの充実が年収や仕事の内容にも影響していることがうかがえます。
仕事を行う「目的」は何なのか?
何のために「仕事」をしているのか?
仕事選びは「年収軸」ではなく「目的軸」でなければ人の幸福度は一向に上昇することはないでしょう。
関連記事:年収400万の楽な仕事がしたい!【人気の転職サイトから徹底調査】
しかし家族や妻子持ちだと綺麗事は言ってられない
しかしあなたが独身ではない場合。
つまり、家族や妻子持ちだと綺麗事は言っていられません。
なぜなら独身より遥かに生活費等の出費がかさむからです。
独身世帯と二人以上の世帯の消費支出差は10万円以上
以下、総務省統計局発表の家計調査をご覧ください。
「単身世帯」の消費支出は月平均『16.3万円』
一方「二人以上の世帯」の消費支出は『29.3万円』
単身世帯の10万以上必要になることになります。
さらに年収500万の手取りは約『375万円~425万円』
(出典:doda「手取りの意味と月給・年収の額面から手取りを計算する方法」)
月に換算すると『31.2万円~35.4万円』ということになります。
「2人以上の世帯の消費支出を超えてるから生活はしていけそうだね。」
このように感じた方は危険です。
なぜなら家族が増えれば増えるほど消費支出は増えていくからです。
しかも家計調査の結果に「貯蓄」は含まれていません。
純粋に消費された支出のみが表記されているため将来への備えは当然鑑みる必要があります。
つまり、年収アップは幸福度に影響しなくとも生活のためにお金は必要だということです。
関連記事:転職でやりがいと給料・年収はどちらを取る?【考える上で現状が大切】
年収500万稼ぐにはどうすれば?取るべき行動3選
20代や30代前半の年収500万は平均以上。
非常に余裕のある生活を送れる水準といえそうです。
しかし2人以上の世帯や子供がいれば話しは別です。
年収500万でも足らず、将来への不安は拭えない可能性があります。
ここでは年収500万稼ぐにはどうすればいいか取るべき行動3選をまとめていきます。
年収500万稼ぐための行動を知りたい方は参考にしてみてください。
今すぐ取り組める行動から再現性の高い方法まで詳しく解説していきます。
【行動1】転職する
最も再現性の高い行動が「転職する」方法です。
あなたはご存知でしょうか。
「業界」によって同じ能力でも「高い年収」と「低い年収」が存在することを。
転職支援サービスを手がける「UZUZ」の川畑翔太郎氏も以下のようにコメント。
年収って業界ごとに大体相場が決まってるから、平均年収が低い業界にいたら年収は上がらない。同じ能力なら平均年収が高い業界にいる人の方が年収高い。
だから、年収を上げたければ平均年収が高い業界を狙おう。その時には、今までやっていた仕事のスキル、実績が流用できるポジションを探そう。— 川畑翔太郎|UZUZ(ウズウズ)専務 (@kawabata_career) October 23, 2020
つまり、「平均年収が低い業界に在籍している」ことが年収の低い原因だといえます。
これらの原因を解決する最たる方法が「転職」
平均年収の高い業界を狙えば高確率で年収を上げることは可能です。
転職活動には転職エージェントの力を借りましょう。
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関連記事:転職活動初心者なら転職エージェント利用は必須【理由と疑問に回答】
関連記事:転職エージェントは複数使うべきか?【何社掛け持ちがベストか理由も解説】
【行動2】昇進する
「転職できない!現職に留まりたい!」
そんな方もいるかと思います。
そのような方は「昇進する」方法があります。
しかし行動1でも解説した通り、業界によって平均年収は異なります。
平均年収の低い業界に居続けても給与の上がり幅も低いため目標年収まで時間がかかります。
行動としては正しくも再現性は低いのが難点です。
関連記事:【出世できないとわかったら】転職?諦める?取るべき行動は2つだけ
【行動3】副業する
転職したくない、でも昇進も期待できない。
そんな時の最後の砦が「副業する」方法です。
いまや副業は身近なもの。
社会人の過半数が副業に意欲的である調査結果が公表されているほどです。
出典: パーソルプロセス&テクノロジー ワークスイッチコンサルティング「年代別副業の潜在ニーズに関する意識調査レポート」
かくいう私も長年副業に取り組んでいます。
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副業ブログに興味がある方は「ブログ初心者向け記事」をご覧ください。
そして、ブログ副業で月1万円稼ぐ方法について「こちらの記事」からその手順を確認することができます。
関連記事:経理経験を活かした副業おすすめ10選【在宅リモート&土日だけも可】
まとめ:年収500万は勝ち組でも大事なのは将来への備え
20代&30代前半で年収500万は勝ち組かどうかに関する情報をまとめてきました。
改めて、記事のポイントをまとめると、
- 年収500万の独身はあらゆる状況において勝ち組
- しかし2人以上の世帯や子持ち家族は年収500万では生活が苦しい
- 年収500万稼ぐ最たる方法は平均年収の高い業界に転職する方法
独身であれば年収500万は余裕のある生活を送れます。
つまり、世論の平均以上の評価を受けられ勝ち組といえます。
しかし養うべき家族がいる場合は話しは別。
子供のための貯金や日々の支出など勘案すると生活は苦しくなります。
先の将来を見据えて今のうちに準備しておく必要があります。
そのための取るべき最たる方法が「転職」
年収アップの再現性が高く現職に留まるより確率も上がります。
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とはいえ、転職するにしてもどんな仕事が向いてるのか。
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