なぜ退職を切り出せないのか【理由10選と切り出すまでの5つのポイント】
落ち込む人

「退職を切り出せない・・・すでに内定も貰ってあとは会社に辞めることを伝えるだけなのに、切り出せない。。どうすれば退職を切り出せるようになる?」

こんな疑問、悩みに答えます。

このブログでは「内定は出たものの退職を切り出せない方」や「退職したいけど行動を起こせないでいる方」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。

  1. なぜ退職を切り出せないのか?理由10選
  2. 悶々と悩んでも行動しなければ環境は変わらない
  3. 退職を当事者に代わって切り出してくれるサービスあり
  4. 退職を切り出すまでの5つのポイントを流れに沿って解説

会社を退職するのは一大イベント。
誰でも不安になるし切り出せなくなるのも正常な反応です。

でも、あなた自身が行動しない限り退職はできません。

今の会社の入社を決めたのはあなたの意思。
そして、出ていく決意を決めるのも他の誰でもないあなたです。

なぜ退職を切り出せないのか?その理由に対して退職を切り出すまでのポイントを解説していきます!!

たかひろ@現役経理マンたかひろ@現役経理マン

「退職を代行してくれるサービスもありますが、でもサービスを使うかどうか決めるのもあなた次第です。あなたの行動で環境も将来も変えられます。今まさに退職を切り出せず悩んでいる方は、本記事を参考にしてみてください。」

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なぜ退職を切り出せないのか?理由10選

まず上記の調査結果をご覧ください。
実に『9割』もの社会人が会社を辞めたい、と回答。

多くの社会人が辞めることを考えながら日々過ごしています。

ただ一方で、実際に辞めた人の割合はわずか『2割』
(参考:「仕事辞めたい」思考は健全でも逃げではない

退職も本人の意思で辞めることは法律上可能です。
日本国憲法の職業選択の自由民法627条1項でしっかり明示されています。

にも拘らず退職を切り出せないのはなぜでしょうか?
ここでは、退職を切り出せない理由の中でも特に多い意見を体験談をもとに探っていきます。

【理由1】切り出す勇気が出ないから

落ち込む人

「退職を告げる勇気が出ません。やりたい仕事が転職したいと言うだけなのですが、周りからの反応が怖いです。」
引用: Yahoo!知恵袋「転職」

特に多い理由が「切り出す勇気が出ないから」

退職を切り出すことによって起こりうるリスク。
行動する前から不安を感じてしまい現状に留まっている状況です。

関連記事:【会社・仕事を辞める勇気が出ないあなたへ】原因と6つのアドバイス

【理由2】上司が怖いから

悩む女性

「どうしても退職の旨を告げることができません。上司が怖いのと働き出してまだ日が浅いので余計に話せません。どうしたらいいでしょうか。」
引用: Yahoo!知恵袋「職場の悩み」

新入社員に特に多い理由として「上司が怖いから」

職場の人間関係で特に影響を受けるのが「上司」
つまり、上司の存在が仕事のパフォーマンスだけでなく生活にもネガティブな影響をもたらします。

関連記事:上司に恵まれる方が奇跡!【無能な上司に恵まれない時の4つの対処法】

【理由3】後任がいないし迷惑をかけるから

疲れた女性

「後任がいないのに退職するのは非常識でしょうか?いずれ転職して今勤めている会社を退職したいと考えているのですが、人手が足りず後任を務めるものがいない状況です。周りの目が気になり申し訳ない気持ちもあるのですが、やはり辞めたいです。」
引用: Yahoo!知恵袋「職場の悩み」

退職後の会社を考えての意見として「後任がいないし迷惑をかけるから」

しかし後任も準備できない会社はブラック以外の何ものでもありません。
サクッと辞めて、別の会社に移ったほうがあなた自身の幸せにもなります。

関連記事:「引き継ぎする後任がいないから辞められない」は言い訳【引継ぎ書作って即退職】

【理由4】切り出すタイミングが分からないから

転職活動中の女子

「退職の切り出するタイミングについて。私は現在企画開発をしていて、つい先日1社から内定をもらいました。現職にはやりがいを感じていますが、商品を作る上でなかなか縛りが多く、変則勤務などもあるので転職活動をしました。上司から来年の秋冬商品の話もされていてどのタイミングで話をするか悩んでいます。」
引用: Yahoo!知恵袋「退職」

意外に多い意見として「切り出すタイミングが分からないから」

先にも解説した通り労働者には辞める権利があります。
なので、タイミングを考える必要は一切ないのが答えです。

関連記事:仕事辞めるタイミングは気にする必要なし【今すぐ会社を辞めたい人必見】

【理由5】まだ新卒で入社間もないから

落ち込む人

「仕事を辞めたいです!と上司に中々言えません。その後が怖いです。まだ入社して間もないって事もあります。」
引用: Yahoo!知恵袋

新卒にありがちな理由が「まだ新卒で入社間もないから」

退職することによって「早期退職」というレッテルが貼られます。
履歴書にも書く必要がありますが、しかし新卒には「第二新卒」という特別枠が準備されています。

早期退職をとったとしても転職できなくなることはありません。
自分自身の叶えたいキャリア実現のために必要なことであれば早々に退職するのが吉です。

関連記事:新卒ですぐ辞めるか悩むあなたに【解決策と働き方を転職経験者が解説】

【理由6】退職は裏切り行為だから

落胆する人

「会社を退職する理由が「転職」の場合、周囲からは「裏切り者」だと思われてしまうのでしょうか?退職したいと言ったら、当時の上司に「裏切り者」みたいな事を言われたので・・・。」
引用: Yahoo!知恵袋「労働問題」

偏った考えとして「退職は裏切り行為だから」

日本人らしい仕事に対する価値観。
辞めないこと、勤続年数の長さが美徳とされる文化が未だにあります。

しかしご存知でしょうか?
現在リストラが加速し、会社にはもはや安定など存在しません。

いつリストラにあうか分からない時代です。
それでもあなたは、退職は裏切り行為だと勘違いし続けられますか?

関連記事:転職・退職は裏切り行為にあたる?【結論:裏切り者と言われる筋合いなし】

【理由7】現在休職中で会社に悪いから

休んでいる状況での理由もあり「現在休職中で会社に悪いから」

関連記事:休職中の転職活動は違法ではない!【でも面接や辞める時の3つの注意点】

【理由8】退職の引き止めにあうから

落ち込む人

「退職を伝え引き止められて残ってしまいました。自分は会社を辞めたかったのですが、社長の圧に負けて残ってしまいました。」
引用: Yahoo!知恵袋「退職」

実際に辞める報告をすると経験する方も多い「退職の引き止めにあうから」

ただ会社に引き止められる権利は存在しません。
必要なのは、退職に対する「確固たる強い意思」と「決断力」です。

関連記事:退職引き止めがしつこい!その理由と違法性【残留判断は1つだけでOK】

【理由9】転職は悪だから

落胆する人

「親の世代って転職は悪。今の職場で生涯働くのが正義って人多くないですか?正直、キャリアアップ、キャリアパスのために転職は良い手段だと思うのですが、それを否定してきます。」
引用: Yahoo!知恵袋「転職」

日本人ならではの仕事観でもある「転職は悪だから」

このような歪んだ考えを招いた張本人は「日本型雇用システム」
つまり、年功序列や終身雇用制が「転職=悪」を招いています。

しかし、海外では転職が一般的です。
なぜなら、雇用形態が大きく異なり海外では「ジョブ型雇用」が主流だからです。

これはスキル重視の「仕事に対して人が割り当てられる」雇用制度。
(出典:RGF「ジョブ型雇用とは?メンバーシップ型雇用との違いやメリットを紹介」

ポストに空きができたら転職して自己実現を叶える非常に流動的な雇用形態です。

関連記事:「転職=悪いこと」という危険な思い込み【古い考えは捨てて即退職】

【理由10】転職後の未来が不安だから

落ち込む人

「まだ転職して半年ほどであること、次が3社目となってしまうこともありまた転職活動を行う事に躊躇してしまう気持ち、次はもう今のレベルの会社には入れないのではないかといった不安、単純に自分に根性がないのではないか、また同じことを繰り返してしまうのではないかといった複雑な気持ちでいっぱいです。」
引用: Yahoo!知恵袋「転職」

そして先の将来を想像し動けなくなる「転職後の未来が不安だから」

  • 次で3社目だから転職活動に躊躇してしまう。
  • 転職して年収が下がってしまったらどうしよう。
  • 新しい職場の人間関係や上司との関係を考えると不安。

まだ見ぬ転職後を考えるとネガティブに陥る状況。
しかし、まだ起きてもいないことに不安を感じるのは心を消耗させるだけです。

関連記事:【どこにも採用されない不安と理由】転職が上手く行かない人の特徴と対策3選

悶々と悩んでも行動しなければ環境は変わらない

ここまで退職を切り出せない理由について解説してきました。

理由をみると共通するのは「行動していない」
退職はしたいと“思っている”のに実際に“行動にまで起こせていない”現状があるようです。

ただ悶々と悩んでも行動しなければ環境は変わりません。

あなたは「現状維持バイアス」という言葉をご存知でしょうか。

人間というものは、今の人生や環境、仕事や人間関係、恋愛関係などの現状がとても悪い状況だったとしても、できるだけ今のままを維持しようと思ってしまう残念な生き物です。今の状況から変わろうとしたら、それにより今よりも悪くなる可能性もあります。そんな悪くなる可能性があるのであればやめておこうと思ってしまうのが、この現状維持バイアスです。

つまり、「変化を受け入れたくない」という作用のこと。
まさに今の「退職を切り出せない状況」が現状維持バイアスに陥っているといえます。

残念ながら退職は他の誰でもなく「あなた」が切り出さなければ動き出せません。

  • 学校のように何年経ったら卒業(退職)は訪れますか?
  • 上司が定期的に退職希望を聞いてまわりますか?
  • 同期や同僚が気を遣い退職を手伝ってくれますか?

有期雇用でない限り、退職は自らの意思で決断し会社に伝えなければ退職できません。

従って、退職を切り出せない最大の原因は「あなたの弱い意思」
決断できず、現状に甘んじて現状維持を続ける意思の弱さにあります。

関連記事:転職が怖いから行動しない?それは不幸です【理由と恐怖を感じる原因も解説】

退職を当事者に代わって切り出してくれるサービスあり

退職は当事者本人が切り出さなければ動き出せません。

しかし「退職の手続き」に関しては違います。
退職を当事者に代わって切り出してくれるサービスがあることをご存知でしょうか。

それが退職までの手続きを請け負う「退職代行サービス」
大手メディアにも取り上げられるほど、今話題のサービスです。

一切のストレスを感じず、現職から離脱したい方は以下サービス比較表を参考にしてみてください。

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退職代行サービスの内容について詳しく知りたい方は以下関連記事もご覧ください。

関連記事:労働組合の退職代行SARABAユニオンが話題【特徴やサービスを比較】

退職を切り出すまでの5つのポイントを流れに沿って解説

転職活動中の女子

「自ら退職を切り出したい!退職代行サービスも使わない!退職を切り出すうえでのポイントや流れを教えてほしい!」

自力で退職を切り出したい方に向けて、ここからは退職を切り出すまでの5つのポイントを流れに沿って解説していきます!

【ポイント1】まずは転職活動を始めて内定獲得を目指す

退職にあたって転職活動を在職中に始めるかどうかの選択肢があります。
(参考:【体験談】転職活動は「働きながらor辞めてから」だとどちらが有利?

結論は離職せず「まずは転職活動を始めて内定獲得を目指す」

なぜなら、退職してからの転職活動では経済的にも精神的にも負担が大きいから。
転職活動が長期化してしまうと妥協がうまれ会社選びがおざなりになるリスクもあります。
(参考:【悲劇】割に合わない仕事は人生の幸福度を下げる話【即転職を推奨】

ですので、離職前に転職活動を行い内定を獲得しておきましょう。
内定獲得に向けた活動には「転職エージェント」の利用を強くおすすめします。

書類添削から面接対策に転職市況のアドバイスなど。
選任カウンセラーによる様々な手厚いフォローを無料で受けられます。

利用しない手はどこにもありません、ぜひご活用ください。

無料で手厚いサポートが受けられる!おすすめ転職エージェント3選(Web面談実施中)

転職エージェントの利用が初めての方は以下関連記事もご覧ください。

関連記事:転職活動初心者なら転職エージェント利用は必須【理由と疑問に回答】
関連記事:転職エージェントは複数使うべきか?【何社掛け持ちがベストか理由も解説】

【ポイント2】就業規則を確認後切り出すタイミングを決める

次なるポイントは「就業規則を確認後切り出すタイミングを決める」

退職を切り出してもすぐに退職できるわけではありません。
民法の規定では「2週間前の申し出で雇用は終了する」とされています。

つまり、退職予定日から2週間前に退職の旨を会社に伝えれば予定日に辞められるわけです。

ただし会社によって、申し出の期間が異なります。
3か月前までに申し出る必要があると記述する会社もあるほどです。

このように会社ごとに期間が異なるのは簡単にいえば「会社の都合」
引き継ぎや人事の採用活動の準備、システムの再構築など従業員に抜けるまでの準備期間です。

これらの会社の期間は就業規則に記されています。
なので転職活動を進めながら確認しておきましょう。

関連記事:経理の退職時期に悩むあなたに【結論タイミングはいつでも大丈夫】

【ポイント3】退職を最初に報告する相手は上司

内定も獲得して就業規則も確認した。
退職予定日を自分のなかで決めたらここで会社に報告です。

そして「退職を最初に報告する相手は上司」

まずは所属部署の上司に報告しましょう。
退職したい理由、すでに内定が出ていること、退職の時期など。

スムーズにいけば退職手続きの話にうつります。
そして具体的に引き継ぎのための業務棚卸しや今後のスケジュールを話し合われます。

退職の旨報告すると引き止めにあう可能性があります。
がしかし、退職にかける強い意思をしっかり伝えれば通ります。

もし執拗に退職を拒み、挙句認めないなどの話になれば間違いなくその会社はブラックです。

従業員の将来を考えず退職を認めない会社に未来はありません。
留まっても時間の無駄なので、退職代行サービスを利用してサクッと退職しましょう。

関連記事:使えない嫌いな上司の5つの特徴と対策【ストレスを抱えない付き合い方】

【ポイント4】退職を切り出す方法はメールでもOK

もし退職報告を上司に切り出す勇気がなければ。
口頭で伝えなくても「退職を切り出す方法はメールでもOK」

「上司、折り入ってお話があるのですが・・・」

最初の切り出す言葉が勇気がなく出ない。
そんな時、メールで件名に「【ご相談】退職の件」など直接伝えて問題なしです。

むしろ明確に件名に書いたほうが受けても準備しやすいメリットがあります。

その後、時間を作って退職理由について面と向かって話しましょう。
“思い”は言葉にして伝えなければ伝わりませんが、切り出すだけならメールでOKです。

関連記事:退職はメールで切り出しても大丈夫?【円満退社に向けて例文も紹介】

【ポイント5】退職の説明は対面で始業前の時間帯がベスト

最後のポイントが「退職の説明は対面で始業前の時間帯がベスト」

退職報告の切り出しはメールで。
実際の退職するに至った理由や思いは対面で説明しましょう。

そして対面で説明する時間帯ですが「始業前の時間帯がベスト」
なぜなら、勤務時間中は当然忙しく定時後の時間も予定があったりと作りづらい。

なので始業前のわずかな時間がベストです。
確保する時間は15分程度で問題ありません、長々説明するものでもないので。

以上が転職活動から退職を自力で切り出すまでのポイントになります。

関連記事:【上司が合わないから転職?】辞める前の対処法と退職決意の判断基準は1つ

まとめ:退職を「切り出せない」ではなく「切り出さない」から何も変わらない

退職を切り出せない理由と切り出すまでの5つのポイントをまとめてきました。

改めて、退職を切り出すポイントをまとめると、

退職を切り出す5つのポイント

  • 【ポイント1】まずは転職活動を始めて内定獲得を目指す
  • 【ポイント2】就業規則を確認後切り出すタイミングを決める
  • 【ポイント3】退職を最初に報告する相手は上司
  • 【ポイント4】退職を切り出す方法はメールでもOK
  • 【ポイント5】退職の説明は対面で始業前の時間帯がベスト

退職には強い意思が必要です。
でなければ現状維持バイアスが発動し現状に留まる結果を招きます。

「なぜ退職したいのか?」
今一度熟考し進むべき方向性を決めるようにしましょう。

転職活動を始めるにあたっては「転職エージェント」の利用を強くおすすめします。

面接対策はもちろんキャリア相談も可能です。
まずは相談からでも有益なアドバイスが得られます、ぜひご活用ください。

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